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【Noism0+Noism1『マレビトの歌』公開リハーサル及び囲み取材レポート】公演間近!「これまでの集大成」たる新たな代表作を見逃すな

日刊にいがたWEBタウン情報

 

りゅーとぴあ専属舞踊団Noism Company Niigataの最新作、Noism0+Noism1『マレビトの歌』新潟公演が、ついに12月5日(金)に幕を開けます。
『黒部シアター2023 春』の企画でNoism初の野外公演として創作された作品で、今年『SCOTサマー・シーズン2025』では合掌造りの劇場で、『Visavì Gorizia Dance Festival(ヴィザヴィ・ゴリツィア・ダンス・フェスティバル)』ではスロベニアのSNG Nova Gorica国立劇場で上演されました。
凱旋公演となる今回、「劇場版」として新たな演出で上演されます。

公演を前に開催された公開リハーサル及び囲み取材にお邪魔してきました!

会場のりゅーとぴあ劇場に入ると、舞台上には黒衣に身を包んだNoism1メンバーが。
独特の緊張感に包まれながら、演出振付を担当する金森穣Noism芸術総監督の「じゃ、いこうか」という声で公開リハーサルが始まりました。

この日は作品の後半部分を通しで見せてもらいました。

印象的だったのが、奥に見えるゴツゴツとした壁。
荒々しい岩肌が再現されていました。
さらに、火を灯した皿(火皿・ひざらと呼ばれていました)の場所を移しながら、舞台は展開していきます。
ここは洞窟や地底世界なのかな?と思ったり。

「個と集団」「彼岸と此岸」といったテーマを軸に、現代における異質な存在「マレビト」の概念に着想を得て構想された作品。
黒とベージュの衣裳、岩壁のこちら側とあちら側ーーさまざまなところからもそのテーマを感じることができました。
Noismの近年の代表作といえる『Fratres Ⅰ』を含んだ作品であり、集団性を感じさせる独特の舞踊も見ものです!

最後まで観せてもらいましたが、ラストシーンはとても美しく、叙情的でした。
ぜひ本番をお楽しみに(でも絶対、公開リハーサルを観た私たちも驚くような、改めて感動させられるような演出がきっとあるに違いない…いつもそうだから!)。

金森監督は写真右の三脚の下あたりにいらっしゃいました

金森監督の「OK」の声で舞台は明転。
舞台上の舞踊家たちへのひとことめが「よかったよ」だったのには、こちらもほっとしましたし、強く共感しました!

とはいえ指摘、指示は盛りだくさん!
細かく、時に大胆な変更もあったようです。
瞬時に対応する舞踊家の皆さんは本当にすごいなぁといつも思います。

リハーサル後に行なわれた囲み取材には、金森監督と井関国際活動部門芸術監督が登場。

いくつか印象的だった内容をご紹介します。

金森穣 Noism芸術総監督

スロベニア公演を経て変わった点として、舞台奥の岩壁をあげた金森監督。
「スロベニアの劇場では、幕を全部開けた時に出てきた剥き出しの鉄板の壁を使ったんです。彼岸と此岸を隔てるものを硬質な壁で表現するというスロベニアで発見した手段を別な形で(再現しました)。(今回の)演出的には洞窟ということでやっていて、その空間性を感じられるよう、壁を岩石に見立てました」。
一方で舞踊の部分に関しては、初演の黒部での内容を取り入れた箇所はあるものの、変更はそれほどないとか。さらには、踊り込むことで磨きがかかり、作品がよくなっていると自信を覗かせます。
「演出もいろんなことを繰り返して最善の選択をしているので、作品の強度は明らかに変わっています。今(公開リハーサルで)観たでしょ、よかったよね! 今認識されているよりも、数年後ーー10年、20年後に振り返ってその大事さが分かるような、強度のある作品だと思うので、これは観ておいた方がいいと思う。これを観ずに今後、Noismを語るなかれ!」。

井関佐和子 Noism国際活動部門芸術監督

井関監督は舞台に出演する舞踊家として、ここまでの巡演で大変だったこと、そして得られたことを教えてくれました。
「新潟での凱旋公演はある程度時間が取れていますが、他の場所では時間がないなかで、穣さんは最上のものを要求してくるわけです。メンバーはそれに対してできませんと言える状態じゃない。その危機的状況をみんなで乗り越えることで、メンバー間の結束力がこの作品で深まったなって。(公開リハーサル後のダメ出しで)ご覧いただいたように、また突然変わりましたし、スペーシングの変更は、舞踊家にとっては実はすごい大変なんですよ。でもそれを実践できるようになっているのはNoismで培ってきた経験がどんどん深まってきている証拠。心強いです」。

また作品の魅力をこう語ります。
「どんどん新しい物語が生まれているなと思うんです。初演を観た方はそれを引きずってしまうかもしれませんが、初めて観られた方でも、自分の心の中にある小さな物語みたいなものが見つかるんじゃないかなと思っていて。私は今日、踊っている最中に“(この作品は)日本神話だな”と思いました。毎回違う物語が見えて、それが自分が昔読んだ物語だったり懐かしい思い出とリンクしたり、同時にいなくなった人に思いを馳せるようなところもあって、それぞれの方にさまざまな物語が生まれるんじゃないかなって。ポスターはちょっと暗いイメージですが(笑)、いろんな要素が含まれているので初めての方にも楽しんでいただけると思います」。

また今回は、「舞踊家・金森穣」を存分に楽しめる作品になるということでも注目を集めています!

「作品前半部分で(井関)佐和子とデュオを踊ります。ここまで踊るのは相当久しぶり。実演家として久しぶりにNoismの舞台にがっつり入って踊ることでしか、伝えられないことってあるかなって。さっきも言ったように、この作品は将来的に大事な作品になると思いますし、金森穣もいい加減いい歳なので(笑)、今観ておかないと踊っている金森穣を観られなかったっていう後悔だけ残ってしまいますよ!」。
まだまだ踊ってもらいたい…と切に願いつつ、それはそうと、今回の作品はとにかく見逃すべからずということはしっかりと伝わりました! 見逃したらもったいないですね!! もう、必見です!!!

Noism0+Noism1『マレビトの歌』新潟公演は12月5日(金)〜7日(日)、新潟市のりゅーとぴあ 劇場で上演されます。その後12月20日(土)・21日(日)には埼玉公演が開催されます。

チケットはいずれも販売中とのことです。お求めはお早めに!

ちなみに新潟公演2日目、12月6日(土)には終演後アフタートークにNoism1メンバーが登場!
出演者としての立場から、さまざまな質問に答えてくれます。
どんなお話が聞けるか、楽しみですね!!
5日(金)・7日(日)のチケットを持っている人もトークのみの参加可能とのことです。ぜひご参加を!

公演の詳細はこちらから (https://noism.jp/noism0-1_marebito/)

Noism0+Noism1『マレビトの歌』

開催期間
12月5日(金)19:00〜
12月6日(土)17:00〜
12月7日(日)15:00〜
会場名
りゅーとぴあ 劇場
会場住所
新潟市中央区一番堀通町3-2
料金
全席指定5,500円、U25 3,000円、高校生以下1,000円
問い合わせ先
りゅーとぴあチケット専用ダイヤル 
問い合わせ先
電話番号
025-224-5521
リンク
https://noism.jp/noism0-1_marebito/

備考

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