笠原将弘の“和食はもっとおおらかでいい。”ビールのあてにも「トマトの卵あんかけ」
卓越した料理センスから生まれる独創的な和食が人気の日本料理手店主、笠原将弘さん。
そんな笠原さんが「家庭の料理はもっとおおらかなきもちでつくってほしい」と提案するシンプルな和食――ふだんのおかずから、ご飯、汁物まで、92品が詰まった『きょうの料理 笠原将弘の和食はもっとおおらかでいい。』より、気軽に実践できるプロの技で、つくりやすさとおいしさを兼ね備えた、暑い夏にぴったりのレシピを紹介します。
※『きょうの料理 笠原将弘の和食はもっとおおらかでいい。』より再構成しています。
トマトの卵あんかけ
トマトは湯むきをするだけで、見た目も味わいも格上げされます。
ジューシーなトマトと、卵のとろみが口の中で溶け合い、だしのやさしい味わいが、甘酸っぱさを引き立たせます。
冷やして食べてもおいしいですよ。
材料(4人分)
トマト 4コ(600g)
卵 1コ
青じそ 3枚
A (だし カップ1+1/2
うす口しょうゆ・みりん 各大さじ1+1/2)
水溶き片栗粉 大さじ2
(同量の水と片栗粉を混ぜ合わせもの)
■黒こしょう(粗びき)
●70kcal ●塩分1.2g 15分*
*トマトを冷ます時間は除く。
1 トマトはヘタをくりぬき、熱湯に入れて皮がはじけるまでゆで、氷水にとって冷やし、皮をむく(湯むき)。青じそはせん切りにしてサッと水で洗い、水けを絞る。
2 鍋にAを入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせる。1のトマトを加え、再び沸騰したら火を止め、紙タオルをかぶせてそのまま冷ます。トマトを取り出し、器に盛る。卵は溶きほぐす。
紙タオルをかぶせ、冷ます間にトマトにだしをしみ込ませる。
32の鍋を中火にかけ、煮立ったら水溶き片栗粉を少しずつ加えながら混ぜる。とろみがついたら溶き卵を回し入れ、ふんわりとしたら火を止める。適量を2のトマトにかけ、黒こしょう少々をふって青じそをのせる。
笠原のつぶやき
毎年夏休みには、仲間たちと田舎でバーベキューをするのが恒例です。
まぶしい日ざしの中、畑で野菜をもいだり、川で釣りをしたり……。
さすがの僕も、開放的な気分になりますよ。
ちなみに山と海だったら、山派かな。
海に行ってもサーフィンなんてできないし、山でたき火でもしているほうが落ち着きます。
あと、僕の夏に欠かせないのが、キンキンに冷えたビール。
調子にのって毎日飲んでいたら、どんどん顔が丸くなってきたけれど……、
やっぱり、これがなくっちゃね。
笠原将弘(かさはら・まさひろ)
東京・新宿の「正月屋𠮷兆」で修業後、実家の焼き鳥店を継ぎ、現在は東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」店主。卓越した料理センスから生まれる独創的な和食が人気を集め、和食界を牽引している。NHK「きょうの料理」の「和食はもっとおおらかでいい。」シリーズもおいしさのツボを押さえた家庭でつくりやすいレシピが大好評。雑誌やテレビ、料理教室などでも幅広く活躍中。