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恐竜の色が判明したのはイカのおかげ!? 2026年夏アニメ『プラノサウルス ガチコセイブツ部』をきっと見たくなる! 爬虫類研究家・富田京一先生による“ガチ”の恐竜&古生物講座

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

『かつて地球上で繁栄したが、絶滅してしまった生き物たち。人はそれを古生物と呼ぶ———』

「組み立てることで学べる」恐竜プラモデルシリーズとして小学生を中心に人気を集めている「プラノサウルス」が、ついに2026年7月からアニメ『プラノサウルス ガチコセイブツ部』としてショートアニメが放送決定!

そんなアニメ『プラノサウルス ガチコセイブツ部』は “見ることで恐竜を学べる”がコンセプトですが、子供の頃から恐竜の展覧会に足を運び、映画『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』シリーズを観て成長してきた筆者としては、久々に恐竜と古生物がテーマのコンテンツに興味津々。

そこでアニメイトタイムズでは、本コンテンツを監修している爬虫類研究家・富田京一先生に、恐竜や古生物に関する最新の学説や知識、アニメ化で監修者目線でアドバイスを出した部分など、多岐に渡る“ガチ”の講義をしていただきました。

さあ、君もガチ古生物の世界へ!!

 

爬虫類研究家・富田京一さんプロフィール

1966年福島県生まれ。爬虫類・恐竜研究家。女子美術大学、およびTCA東京ECO動物海洋専門学校 恐竜・自然史博物専攻講師。爬虫類の生態を研究する傍ら、博物館や博覧会の監修、アニメでは『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』などの時代考証も行う。

 

 

【写真】アニメ『プラノサウルス ガチコセイブツ部』爬虫類研究家・富田京一先生による“ガチ”の恐竜&古生物講座

円谷英二と特撮がきっかけで恐竜の道へ

──先生が爬虫類や恐竜に興味を持ったきっかけからお伺いしてもいいですか?

爬虫類研究家・富田京一さん(以下、富田):私は福島県出身なんですが、福島県と言えば特撮の神様である円谷英二さんの故郷です。だから、今でも基本的には「怪獣」が好きなんです。

子どもの頃に叔父が亀を買ってきてくれたのが爬虫類に触れたきっかけで、そこから「怪獣っぽいもの」という繋がりで古生物の中でも特に恐竜に興味を持つようになりました。

ただ、僕が大学生だった頃は特撮作品が冬の時代で、特撮業界に就職口がなかったんです。僕らの世代で恐竜の研究者や造形作家になった人たちには、本当は特撮の道に進みたかったけど就職口がなくて、それで研究的な方向へ進んだ人も多かったと思います。それで僕も爬虫類の研究方面に進んだ結果、今では博物館の展示や「プラノサウルス』のような恐竜に関する監修にも関わるようになりました。

──怪獣がお好きとのことですが、何か研究面で円谷英二さんからの影響はありますか?

富田:最初期のウルトラシリーズを立ち上げた金城哲夫さんや上原正三さんのように、当時の制作の中心に沖縄出身の方々がいたんですね。こんなに魅力的な作品を生み出す人々を多数輩出する沖縄とは一体どんな場所なのだろうかと、小学校6年生の頃に興味を抱いたんです。それからは、動物の調査や大学の講義で沖縄に通うようになり、爬虫類の調査で170回以上は行っています。

そうして、現存する爬虫類と化石となった絶滅爬虫類の研究や調査を交互に、あるいは同時に進めたり、博物館やイベントのお手伝いをしたり、本を執筆したりして現在に至ります。

※編集部注:金城哲夫さんは円谷特技プロダクションの企画文芸室長として『ウルトラQ』『ウルトラマン』などウルトラシリーズの黎明期を支えた方。上原正三さんは沖縄出身の脚本家で、『帰ってきたウルトラマン』第33話「怪獣使いと少年」などの脚本家として有名。

 

恐竜の足首の構造は昔のプラモデルにそっくり!?

──よくテレビや本などで「恐竜」「翼竜」「首長竜」といった言葉を耳にしますが、意外とその違いを知りません。本当に基本的なことになりますが「恐竜」の定義について教えていただけますか?

富田:「恐竜」という存在が最初に定義されたのは1842年のことです。例えば「犬」「猫」「蟹」「猿」といった言葉は、人間の生活の中で自然発生的に生まれて共通認識化されてきた言葉ですよね。それに対して「恐竜」という言葉は完全な造語です。

英語では「Dinosaur(ダイナソー)」、学術用語では「Dinosauria(ディノサウリア)」と呼び、この「サウリア(Sauria)」という単語がトカゲを指し、一つの種を指すときは「サウルス(Saurus)」と言います。今日の取材にはエリマキトカゲを連れてきましたが、エリマキトカゲの学名は「クラミドサウルス キンギイ(Chlamydosaurus kingii)」で、やはりトカゲを指す「サウルス(Saurus)」という単語が入っています。

そして、頭に付く「ディノ(Dino)」という単語は、よく日本の図鑑などでは「恐ろしい」と訳されていますが、どちらかというとホラーやバイオレンス的な恐ろしさではなく、実は「恐れ多い」や「畏怖」といったニュアンスの方が適切なんです。そのため、本来は「偉大で恐れ多いトカゲ」みたいなニュアンスの方が適切かと思います。その「Dinosaur」という英単語を明治時代に日本で漢字に翻訳した際に「恐竜」という言葉が生まれました。

では、恐竜の定義とは何か。恐竜の顔つきや歯並びといった特徴から爬虫類そのものですが、端的に言うと「足腰が非常に頑丈で、胴体の真下から地面に向かってまっすぐ足が生えている爬虫類」というのが恐竜の定義です。

本質的な特徴はたったそれだけです。定義として体の大きさなどは一切関係がなく、あくまで「体つき」や「足の生え方」の構造で決まります。

──その定義からするとプテラノドンやモササウルスなどは恐竜の定義から外れていますね。

富田:プテラノドンのような「翼竜」や、恐竜を語る上でよく登場するワニなどは、非常に惜しいポジションにいます。翼竜やワニの骨格構造を詳しく見ていくと、惜しいところで恐竜ほど足腰が頑丈ではありません。

また、恐竜とは足首の構造が決定的に異なります。昔のプラモデルをイメージしてもらうとわかりやすいのですが、足首の可動域が狭くて、色々な方向に足首を曲げたり、複雑なポーズを取ることができませんでしたよね。恐竜の足首が正にそれなんです。

恐竜の足首は昔のプラモデルのように前後にしか動かせないため、柔軟性が著しく欠けています。それに対して翼竜やワニは足首を柔軟に動かすことができます。

──そんなに恐竜の可動域は狭かったんですか!?

富田:そうなんです。そして、大多数の恐竜が絶滅してしまった原因が、この足首に象徴的な足腰の構造にあるのではないかと私は考えています。なぜなら、足腰が硬い恐竜は体を丸められないので「冬眠」ができないんです。

実際、穴の中に潜ったまま死んでしまったとみられる恐竜は、私自身も2種類ほどしか知りません。もしかしたらこの種は穴に潜れたかもしれない、という可能性を含めてもプラス2種類程度なので、それぐらい彼らは体が硬かったんです。

先ほどお話しした通り、体の大きさは恐竜の定義ではありませんので、恐竜の大きさを平均化すると犬の豆柴くらいになります。大半の恐竜は人間よりもはるかに小さなサイズです。

──平均が豆柴サイズと伺うと、途端に可愛らしいイメージになりますね。

富田:豆柴サイズであれば、タヌキやクマのように穴くらい掘れると思われるかもしれませんが、恐竜の場合はいくら体が小さくても、足の構造のせいで穴を掘って冬眠する能力が著しく欠けていました。そのため、環境が激変した際に、多くの種が生き残れなかったのだろうと考えています。

──そうすると「翼竜」は恐竜と同じように「竜」と付いていても、厳密には恐竜ではないということですか?

富田:「翼竜も恐竜のグループに入れるべきだ」と主張する研究者もいますが、やはり一歩手前のところで構造が異なるので恐竜以外の分類になります。

翼竜の足腰の構造をメジャーな動物で例えるとチンパンジーに似ています。チンパンジーレベルの足腰の構造では恐竜とは言えません。人間よりもはるかにがっしりとした足腰を持っていること、それが恐竜の定義です。

──どうして恐竜はそんなに頑丈な足腰の構造を持つようになったのでしょうか?

富田:それは骨盤と大腿骨(太ももの骨)の接合の仕組みに理由があります。人間の足の場合、骨盤にある丸い窪みに大腿骨の先端がはまっているだけのボールジョイントのような構造になっていて、これで柔軟に足を動かして歩いています。

しかし、恐竜は骨盤の内側まで穴が開いていて、そこへL字に曲がった大腿骨の付け根が貫通してがっちりと刺さっています。だから、実は「プラノサウルス」のプラモデルは、その構造を非常にリアルに再現しているとも言えるんです。実際に「プラノサウルス」のプラモデルを組み立てると、後ろ足の骨盤の穴の奥まで突き抜けるように、太ももの骨が固定されているのがわかると思います。

この構造だったからこそ、恐竜は足を横に広げるような複雑な動きがほとんどできず、基本的には前後にしか足を動かせなかったんです。昔のプラモデルのような足を前後にしか動かせない構造をしていること、それが恐竜たる所以です。しかし、翼竜の構造は、そこまでのレベルには達していないので、恐竜には分類されないわけです。

 

 

学術的に正確な「プラノサウルス」の表現の数々

──「プラノサウルス」というコンテンツは富田先生が監修を務められていますが、具体的にはどのような要素を監修しているのでしょうか?

富田:恐竜のラインナップに関しては、基本的にバンダイスピリッツの皆さんの領域ですから、お任せしています。どちらかと言えば、候補に挙がった恐竜に対して、私の方から「よく似た系統で別の種類にした方が面白いですよ」といったアドバイスは何度かさせていただきました。例えば、トリケラトプスのような角竜(つのりゅう)を出す時に「パキリノサウルス」を推薦したりですね。

他にも、アロサウルス系で出すならギガノトウルスが良いとか、まだ未公開なので具体的な名前は伏せますが「最新の研究だと、実際には存在しない可能性が高いので、別の恐竜に変えた方が良いんじゃないか」とか「この種類は論文ごと否定されて消える可能性があるので避けた方が無難ですよ」といった視点からもアドバイスをしています。

バンダイスピリッツ宣伝担当:アニメに登場するCGや動きのビジュアルチェックも先生にお願いしています。

富田:例えば、アニメに登場するアンモナイトのCGをチェックした際、何故か一番上の触手が2本だけビヨーンと長く伸びたデザインになっていたんです。しかし、アンモナイトの触手が一番上から伸びているのはありえないので、体の中心部から伸ばすように修正してもらいました。

また、恐竜は関節の可動域に制限があるので「こんなに股を開く動きは無理ですよ」といった指摘はよくさせていただいています。アニメなので画面の面白さを重視して、とある場面では恐竜がガニ股で走るカットがあったのですが、この動きでは恐竜でなくなってしまうので修正をお願いしました。

──学術的に正しいように細かく監修されているんですね。

富田:アニメで恐竜の大人と子供が登場する際は、それぞれの「体に占める眼の大きさの比率」や「くちばしの長さ」なども監修しています。と言うのも、市販されている恐竜の商品の多くは大人の、しかもたいていはオスの姿しか再現されていないので、アニメに子供の恐竜を出すとなると、どのようなデザインにするか、あるいはメスの姿をどう表現するかという点まで踏み込んでアドバイスをする必要があるからです。

 

ティラノサウルスの前足は「補助輪」の役割!?

──ティラノサウルスなどは前足が小さいイメージですが、そういったところの動きも細かく指示されましたか?

富田:恐竜の前足に関しては、後ろ足のようにガチガチの構造にはなっていないので、もう少し柔軟に動かせるんです。体全体の比率から見れば異様に小さくて可愛い前足に見えますが、ティラノサウルスの場合、あの小さな前足でも並みの恐竜であればパンチで殺せるくらい強いです。サイズは小さくても片手で200kg以上の重量を持ち上げられるほどだったので、牛くらいのサイズの恐竜であれば殴って殺せるくらいの力があったはずです。他にも、獲物を押さえつける時にも役に立ちますし、小さくても意外とあなどれない前足だったと私は思っています。

それに加えて、これも恐竜の特徴の一つと言えますが、足腰が非常にしっかりしている反面、前足の構造はかなり大雑把にできているんです。もちろん前足は動きにも限界はあるので、例えば恐竜が「猫パンチ」のような動作をすることはまず不可能です。

恐竜が楽な姿勢で動こうとした場合、肘が地面に対して垂直よりも前に出る(前方に大きく振り出す)ことは、骨格の構造上ほとんどできません。博物館などには、スピノサウルスが前足で器用に猫パンチを繰り出して魚を捕らえているような映像がときおりみられますが、それは体と骨の構造的に不可能です。

そこには、恐竜は2足歩行に適応した動物なので、前足の作り自体は多少いい加減でも生存競争において許されてしまった背景があります。

──具体的にはどういうことですか?

富田:陸上を歩く巨大な哺乳類の代表格である「ゾウ」と恐竜を比較してみると面白いことがわかります。ゾウの体の重心は肩甲骨のすぐ後ろ(前足側)にあるので、ゾウの足跡を調べると、後ろ足の足跡よりも前足の足跡の方が2倍近く大きいんです。つまり、ゾウは構造的に前のめりの姿勢で歩いていることになります。

一方、四足歩行の大型恐竜であるブラキオサウルスなどは、重心が骨盤の手前(後ろ足側)にあるため、恐竜と哺乳類とでは重心の安定度が全く異なります。

哺乳類は歯や顎が発達しているために頭部が重く、どうしても常に前のめりになってしまいます。その上、足腰の頑丈さも恐竜には及ばないので、歩行時にバランスが不安定になりがちです。しかし、恐竜は後ろ足が圧倒的にしっかりしているため、前方が多少不安定でもびくともしません。

基本的に恐竜は鳥に極めて近い生き物なので、一度は手羽状に進化した手を、草木を食べる生活には四つ足が便利ということで改めて前足として進化させています。そのため、前足は後ろ足ほどは大きくないんですね。トリケラトプスの足跡や手の構造を見ると、ほぼ前習え状態で四つ足歩行していることがわかります。

植物食(草食)へと進化する過程で、一度に大量の植物を消化するために内臓が巨大化し、体が急激に重くなっていきました。「さすがにこの巨体を2本足で支えて歩くのはしんどいな」となった結果、彼らは再び四つ足で歩く生活へと戻っていったのです。

犬や猫、馬、牛などは手首が進行方向を向くようになっています。しかし、四つ足の恐竜の多くは、前足が斜め前か横を向いてしまっています。これは鳥のようになりかけた前足を、無理やり四足歩行に戻したゆえの歪みなんです。それでも彼らが何不自由なく生活できたのは、後ろ足が圧倒的にがっしりしていて、彼らにとっての前足はあくまで「補助輪」に過ぎなかったからです。腰や骨盤だけで全体重のすべてを支えていることこそが、恐竜を恐竜たらしめている最大の特徴なのです。

 

全ての恐竜には羽毛が生えていた!? 最新の恐竜事情

富田:ここまでお話してきた恐竜の定義は、1842年にイギリスの生物学者リチャード・オーウェン博士が定めたものです。ちなみに、映画『ジュラシック・ワールド』でヴェロキラプトルを訓練している主人公も「オーウェン」という名前ですが、これはオーウェン博士へのリスペクトから名付けられたものでしょう。

オーウェン博士が遺した恐竜の定義は、約200年が経過した現在でも全く揺らいでいません。ただし、オーウェン博士が亡くなった後にわかった新事実も幾つかあり、その代表例が「おそらく全ての恐竜には羽毛が生えていた」ということです。正確に言えば、恐竜の先祖の段階で、既に体には羽毛が生えていたことは確かです。

何故ここまで断言できるかというと、恐竜ではない翼竜にも羽毛が生えていたことがわかっているからです。これは、恐竜と翼竜が進化の過程で枝分かれするよりも前の、原始的な爬虫類の段階で既に羽毛が生えていたことを示しています。博物館の展示などで「恐竜が進化して鳥に近づくにつれて羽毛が生えてきた」といった解説を見かけることがありますが、あれは学術的には誤りなんです。

鳥のように「空を飛ぶための空力学的な特性が高い羽毛(風切り羽)」や「卵や子供を抱っこして温めるための保温性が高くて柔らかい羽毛」に関しては、確かに鳥に近いグループの恐竜になってから発達したものです。しかし、羽毛そのものは、恐竜の“き”の字も誕生していないような遥か昔の段階から、既に存在していたと考えられています。

──子供の頃の図鑑には羽毛が生えた姿はなかったので、この学説を聞いた時は驚きました。

富田:もう一つ、オーウェン博士の死後にわかった発見で大きいのは「恐竜は完全には絶滅していない」という事実です。

先ほど「大半の恐竜は体を丸めて穴に入れなくて滅んだ」とお話ししましたが、全ての恐竜が地球上から消え去ったわけではありません。よくテレビ番組などで「鳥は恐竜の親戚です」と紹介されることがありますが、学術的には親戚などではなく「鳥は恐竜そのもの」です。

実は、鳥は飛ぶ能力以外は、初期の恐竜からそれほど大きく変化していません。鳥には余計な角などもついていないので、原始的な恐竜の生き残りが現代の鳥であるとも言えるわけです。

 

恐竜を巨大化させた「頑丈な骨格」と「呼吸効率」

──アニメではテトリとカンナが数十メートル級の恐竜を見上げて驚くシーンがあります。恐竜の平均は豆柴サイズとのことですが、一方で図鑑の主役になるような30メートルクラスの超大型恐竜も存在していました。彼らは一体なぜ、そこまでの巨体に進化したのでしょうか?

 
富田:そこには複合的な要因が考えられますが、1つは、先ほどからお話ししている通り「骨格が圧倒的に頑丈であった」ことにあります。あらかじめ恐竜の体には大きくなれる余地が備わっていたと言えるかもしれません。

そして、もう1つの理由として挙げられるのは「異常なまでに発達した呼吸システム」です。私たち哺乳類の肺と違って、恐竜は体内の至る所に空気袋を備えていて、空気が体内を循環し続けることで肺の毛細血管に絶えず酸素が送られ続けるという、もの凄く呼吸効率が良い動物だったんです。

この「頑丈な骨格」と「呼吸効率」という、体が大きくなっても大丈夫な2つのポテンシャルが備わっていたわけです。

──大きくなるためのエリートみたいな生き物だったんですね。

富田:そんな恐竜たちの大型化が本格的に始まったのは、三畳紀(さんじょうき)の終わり頃、今から約2億2000万年前と言われています。

当時の地球は、マントルの上を漂っていた大陸同士が衝突して超大陸「パンゲア」が形成された時期です。一つの大きな大陸になったため、海からの湿った空気が届かない内陸部が乾燥した結果、周辺地域はもちろん地球全体も乾燥へと向かっていってしまいました。

この乾燥によって自然環境に何が起きたか。当時、地球上に繁栄していた植物たちが生き残るために劇的な変化を遂げて、植物の体のつくりが「サボテン化」してしまったんです。

誤解のないように補足しておくと、本物のサボテンが地球に誕生したのはもっと後の白亜紀(はくあき)の頃です。三畳紀の終わり頃に、スギやマツ、イチョウといった当時のあらゆる植物の体の構造が、まるでサボテンのようになってしまった時期があるという意味です。

気候が極端に乾燥すると、植物が光合成を行うための「光」「二酸化炭素(CO 2)」「水」という要素のうち、「水」が相当に欠けてしまいます。その結果、見た目が歪で中身がスカスカな植物ばかりが生い茂る時代が来てしまったのです。しかも、小さいとすぐに草食動物たちに食べ尽くされてしまうので、大きいけど中身がスカスカな植物が乱立する状態になってしまいました。

そんな過酷な時代に、たまたま恐竜が誕生したんです。

そして、実は恐竜の大半は植物食(草食)です。地域によって多少の差はありますが、肉食恐竜が比較的多い環境であっても、肉食恐竜1割に対して植物食恐竜9割くらいの圧倒的な割合になります。

そんな彼らが、栄養がほとんどないスカスカの植物を食べて生き抜くためには、とにかく量を食べて栄養不足をカバーするしかありませんでした。たくさん食べるためには、当然ですが詰め込む体や内臓も巨大化させる必要があります。そうして大きな胃や腸の中で大量の植物をじっくりと発酵させて、スカスカの植物から少ない栄養素を極限まで絞り取るという生存戦略の結果、彼らの体はどんどん巨大化していったのです。

──そんな理由があったんですね。

富田:ただし、ここで言う「巨大化」は、まだ牛や馬くらいのサイズ感のお話です。体が大きくなることには弊害もあって、それは「動きが鈍くなること」です。動きが鈍いと肉食恐竜に簡単に捕まってしまうんですね。

生存効率だけを考えるなら牛や馬くらいのサイズで進化を止めておきたかったところを、それでは肉食恐竜の餌食になってしまうので、自らの体を難攻不落の要塞のように大型化して、敵から身を守る方向へ舵を切るしかなかったんです。

植物食恐竜が要塞のように巨大化していくと、今度は肉食恐竜たちも彼らを仕留めるために負けじと体を大きく進化させていきます。ただし、肉食恐竜は巨大化に限界があって、アフリカゾウより重い肉食恐竜は一種類も知られていません。

──ティラノサウルスとか重そうなイメージがありますが、実際はそれくらいなんですか?

富田:図鑑などに「スピノサウルスは体重21トン」などと書かれていることがありますが、信憑性のある学術的なデータで言えば、史上最も重い肉食恐竜はティラノサウルスの約8~9トンです。そして、現代のアフリカゾウの最大個体は約11トンくらいなんです。

では、どうして肉食恐竜がアフリカゾウより大きくなれないかと言えば、地面に生えている草木を食べる植物食恐竜とは違って、生きている獲物を追いかけて狩りをしなければならないからです。そこに巨大化の限界が生じてきてしまいました。

一方、どれだけ俊敏に走ったところで肉食恐竜から逃げ切れないことを草食恐竜はわかっているので、あるグループは自分の体を頑強な要塞のように巨大化することで、物理的に捕食できない存在へと進化していきました。また、親や年長者が自分の仲間を守ることで群れや社会全体を維持していたこともあり、どんどん巨大化する方向へ突き進んでいったんです。最も大きな草食恐竜は、全長35メートル・体重100トン弱まで達したことが確実視されています。

──肉食恐竜と草食恐竜とで体重の差がすごいですね。

富田:ただし、恐竜全体の進化の視点から見ると、草食恐竜は「小型化に失敗した」とも考えられます。

あまりに小さいと心臓の鼓動が速くなりすぎて寿命が短くなるといった側面もありますが、基本的には体が小さい方が食べる量は少なくて済みますし、天敵から隠れる場所もたくさんあるので生存効率が良いはずです。

しかし、三畳紀の地球では厄介なことに、恐竜と同時期に哺乳類も出現してしまったんです。これによって生態系における小さな生き物の席を哺乳類に取られてしまいました。恐竜たちもできるだけ小型化しようとする種類の方が多かったので、大半の恐竜は豆柴くらいのサイズしかありませんが、哺乳類の平均サイズはさらに小さいネズミほどです。

それで、小型動物の席を哺乳類たちに奪われてしまい、逆に大型動物の席は空いていたので、恐竜は大型種の方が多くなっていったのです。

 

 

恐竜の色彩研究の最大の立役者はイカ!?

──ここまでお話を伺ってきて、おそらく読者の中には、どうして骨の化石から様々なことを推測できるのか気になっていると思います。

富田:実は、姿かたちだけでなく、現在ではかなりの種類の恐竜の正確な色や模様までわかってきています。

例えば「ミクロラプトル」という小型の恐竜は、全身がカラスのようにツヤのある真っ黒な色をしていたことが分かっています。また、「アンキオルニス」という恐竜も全身の色彩が解明されている代表例です。

──それらはどのようにして解明されたのでしょうか?

富田:恐竜の皮膚がそのまま化石になった「ミイラ化石」と呼ばれるものが、それなりの数が見つかっているからです。そのため、ヒョウ柄やホルスタイン柄といった模様を持つ恐竜がいたり、肌の質感も色が濃いところはざらざらしていて、逆に色が薄いところはきめが細かいといったことは結構前から研究されていました。

しかし、柄やコントラストがわかっても、ヒョウ柄の恐竜は本物のヒョウのように黄色と黒だったのか、それともピンクと黒だったのか、といったことまではわかりませんでした。

その色の研究が進んだのは2010年頃のことで、この色彩研究を大きく進展させた最大の立役者は「イカ」なんです。

──イカですか!?

富田:これには生き物が持つ色素の仕組みが関係しています。恐竜や哺乳類などの「四肢動物(4つ足の動物)」の色素は、細胞そのものが色を持っているわけではありません。細胞の中に含まれる微細な色素の粒が、アメーバの足のようにビヨーンと伸び縮みすることで色合いが変わる仕組みになっています。

イカの場合は事情が異なります。イカの色素は色を担当する細胞が個々に存在していて、その細胞は肉眼でも確認できます。しかも、イカは約1億5000万年前から姿や仕組みがほとんど変わっていない古代生物でもあります。

そこで研究者たちは、羽毛が生えた始祖鳥(しそちょう)の化石と同じ場所で見つかった、非常に保存状態の良い「1億5000万年前のイカの化石」を目に付けました。そのイカの化石に残されていた色素の粒と、現代のイカの色素の粒を比較したのです。

イカの色素は赤や青といった色ごとに粒の形状が異なっているので、古代のイカと現代のイカのデータをマッピング(照合)したところ、古代のイカの色彩を綺麗に再現することに成功したんです。

この成果をもとに中国やイギリスの大学が研究に資金提供してくれることになり、高精度の電子顕微鏡を使わなければ絶対に見ることのできないような、わずかに化石に残された恐竜の色素の粒を解析していきました。

こうして記念すべき第1号の成功例となったのが「シノサウロプテリクス」と「アンキオルニス」という2種類の恐竜です。解析の結果、シノサウロプテリクスは茶トラの猫のような柄で、アンキオルニスは体は白と黒のモノトーンで、頭と頬はタンチョウヅルのように赤い配色だったことがわかりました。

──色を照合する作業は大変そうですが、そこまで細かにわかるようになったんですね。

富田:例えば、トリケラトプスの祖先に近い系統の「プシッタコサウルス」は発情の合図や意思表示を行うために、肛門の周りだけが真っ黒だったことがわかっています。このように、色だけでなく生態や行動までが最新の研究で判明してきています。

ちなみに、現在までに色や模様が解明した恐竜のほとんどは、火山の噴火に巻き込まれて命を落とした個体です。火山の噴火によって恐竜の死体を貪り食うような肉食獣や虫たちも一緒に死んでしまったことで、死体が荒らされずに無傷のまま残り、化石の痛みがありませんでした。また、死体を覆った火山灰のきめが細かいため、化石の保存状態が非常に良かったという要因もあります。

現時点では、こうした保存状態の良い化石に限定されていますが、この条件に当てはまる地層からはティラノサウルス系統の化石も発見されています。ティラノサウルスの先祖に近い系統で羽毛が生えた恐竜の色彩の解析も始まっているので、もしかしたら数年後にはティラノサウルスの具体的な色も明かされるかもしれません。

──そういて解明された色彩が「プラノサウルス」の恐竜の色のベースになっているのでしょうか?

富田:そうですね。既に色がわかっている恐竜のデータに基づいて「近い種類の恐竜だから、このカラーリングは生物学的にあり得るだろう」という推測を立てて色を考えています。ギガノトサウルスのプラモデルの場合、尾に縞模様のシールを貼っていただきますが、この背中から尻尾にかけての模様は私が提案したものです。

他にも、その恐竜が「夜行性」か「昼行性」かが眼球からわかるように、瞳の形を縦長や丸、あるいは横長にするといったディテールも決めています。

 

恐竜の肉は美味しい?

──ここまで色や生態などがわかっているとなると、もしかして「恐竜の味」まで予測できたりするのでしょうか? 某有名格闘漫画では、研究者がティラノサウルスの肉をステーキにして食べたら「ちょっとスジっぽいけどイケるじゃん。」と感想を漏らすエピソードが印象的でした。

富田:一概に全ての恐竜が美味しかったとは言えませんが、多くの恐竜は現代の人間が食べても美味しかっただろうと私は考えています。

基本的に、恐竜はワニと鳥の中間に位置する生き物です。そのため鶏寄りの恐竜もいれば、ワニ寄りの恐竜もいますが、どちらの肉も基本的には美味しかったと思います。あとはスッポンもかなり恐竜に近い動物なので、味わいがスッポン鍋寄りの恐竜もいたかもしれませんね(笑)。

ただ、肉の味というのは何を食べていたかによっても変わってきます。昔の学説では、恐竜はソテツなどの毒性やアクの強い古代植物ばかりを食べていたと言われていました。実際、ステゴサウルスなどは、あえてそういった植物を大量に食べることで、自らの肉を強烈に不味くして天敵から身を守っていた可能性もゼロではありません。

──たしかに、昔の植物は今と異なるので美味しくなさそうですもんね。

富田:いえ、最近の研究では、昔とは植物環境に関する解釈がガラリと変わってきています。恐竜時代は古い順に「三畳紀(さんじょうき)」「ジュラ紀」「白亜紀(はくあき)」と続きますが、白亜紀と現代とで植物の世界はほとんど変化がありません。

映画『ジュラシック・ワールド』シリーズとのコラボで発売されたティタノサウルスのパッケージ絵がまさにそれを表しています。ティタノサウルスが暮らしていた当時のインドは、地球で一番の離れ小島だったので、植物の侵入が遅く、原始的な古代植物しか生えていない「僻地」だと思われていました。

しかし、近年発表された論文を基に当時のインドの植生をマッピングし直してみると「イネの仲間」や「ホウレンソウの仲間」といった、大きな分類レベルでは現代の私たちがよく知る植物たちが繁栄していたことが判明したんです。大きなグループのレベルでは、現代に至るまで絶滅したものは一つもありません。現代の地球に生えている植物とほぼ同じもので覆われていたと考えられています。

恐竜の環境といえば「原始的なシダやソテツ、イチョウばかりが生い茂る世界」としてイメージしがちですよね。しかし、それはあくまで恐竜時代の初期のことであり、後期になるとほとんど現代と同じ世界なんです。

実は、最初に監修で回ってきたティタノサウルスのパッケージ絵は、昔ながらのイメージ通りのシダ植物やソテツばかりが描かれたものでした。そこで、僕の方で当時のインドの「海岸線から山の中腹にいたるまで、どの標高にどの種類の植物が生えていたか」を図面に起こして、それを基にバンダイスピリッツの皆さんに修正していただいたんです。

 

──恐竜はシダ植物に覆われている場所に住んでいるイメージだったので意外です。

富田:誰もが知るティラノサウルスの場合、彼らは北米西部に生息していましたが、当時の植生は現代のアメリカのバージニア州とほとんど変わりません。当時、ティラノサウルスが住んでいたのは北米のモンタナ州やワイオミング州のあたりになりますが、その地層を調べると、当時の植物相が現在のバージニア州とほぼほぼ一致するんです。

──うすると、ティラノサウルスを現代のバージニア州に連れてきても生きられるということですか……?

富田:もちろん!! もし白亜紀の恐竜をタイムマシンなどで現代に連れてきても、環境的には問題なく生きていける種が大半を占めています。

さらに言うと、ティラノサウルスは分布域が南北にまたがっていますが、ティラノサウルスの化石がたくさん見つかった場所の当時の気候は、日本だと新潟県から静岡県くらいでした。

──「プラノサウルス」のラインナップにある「ティラノサウルス降雪地バージョン」や「熱帯雨林バージョン」も、単なるバージョン違いとかでは無かったんですね。

富田:「ティラノサウルス降雪地バージョン」のように本当に白かったかまではわかりませんが、雪が降る環境で生きていたのであれば、こんな色に変化していた可能性は大いにあるし、思考実験としても非常に面白い試みだと思っています。

──ティラノサウルスのような大型の肉食恐竜の場合、誰かに食べられる心配が無さそうなくらい強いですが、それでも環境に溶け込む「保護色」である必要はあったのでしょうか?

富田:彼らは獲物を追いかけて狩りをするので、植物食恐竜に「あっ、ティラノサウルスだ!」と気付かれたら逃げられてしまいます。植物食恐竜のように防衛のための保護色である必要はありませんが、ある程度は環境に擬態していないと捕食できないですからね。

むしろ、恐竜で恐ろしいのは「視力」です。眼の大きさや視神経の太さから考えると、哺乳類とは比較にならないくらい視力が良いんです。これは爬虫類全体の特徴でもありますが、ちょっとやそっとの擬態では見抜かれてしまいます。

そして、眼が良いということは、彼らが色を使ったコミュニケーションを行っていた可能性も高いので、「プラノサウルス」でも体の一部にワンポイントつけています。パートナーや仲間に気付いてもらえるようなワンポイントを付けつつ、全体としては保護色だったのかなと推測して、今回のカラーリングをバンダイスピリッツの皆さんと作っています。

──「プラノサウルス」のこだわりってすごいですね。

富田:他にも「プラノサウルス」のパッケージのこだわりはあって、例えば水中に描く魚なども「その時代、その場所に確実に泳いでいた種類しか出さない」という方針で作っていただいています。だからバンダイスピリッツの皆さんは本当に大変だと思いますね(笑)。

 

「オルドビス紀」に思いをはせて

──アニメ本編のように、もし先生が白亜紀やジュラ紀など好きな時代へ行けるとしたら、どの時代で何をしたいですか?

富田:それは贅沢な質問ですね(笑)。

1つは「羽毛の起源」を見てみたいです。と言うのも、昔はワニの仲間にも毛が生えていた可能性があるんです。だから、三畳紀の初期の頃に行って、ワニと恐竜と翼竜の共通の祖先たちがいつ頃から体に羽毛をまとい始めたのか、その始まりをこの目で直接確かめてみたいです。

もう1つは、地球史全体の話になりますが、恐竜時代よりもさらに遥か昔の「オルドビス紀(約4億8700万年前〜4億4300万年前)」を見てみたいです。

今の図鑑ってカンブリア紀はいっぱい生き物とか載っているじゃないですか。三畳紀やペルム紀なんかも目立つ動物が出現するのでページ数が多いんですけど、オルドビス紀というのはカンブリア紀と、動植物が大々的に上陸を始めたシルル紀の間の時代で、古生物の図鑑で一番ページ数が少ない不遇の時代なんです(笑)。

我々の先祖たる魚類はカンブリア紀の段階で適応放散(さまざまな種類に分かれる進化)をしていますが、オルドビス紀は魚類のバリエーションに乏しくて地味なのでページがもらえないわけです。

ただ、当時の海には10メートル以上のイカやタコの先祖や、現代のシャチくらいの大きさのオウムガイの仲間もいたりする面白い時代なんです。

今から20年ほど前になりますが、私は自宅でタコやイカも飼育していました。彼らはとにかく学習能力や知的好奇心が強くて、人の動きを真似してビンの蓋を開けたり、明確に自己認識ができる生き物なんです。そんな特性を持つイカやタコの祖先たちが大繁栄したのが「オルドビス紀」です。

イギリスのBBCなどでも取り上げられていますが「人間とは違う仲間で、知性のようなものが最初に進化したのがオルドビス紀ではないか?」という説もあります。そんな知性の始まりみたいなものを、オルドビス紀を観察したら見られるのではないかという興味はありますね。

──「プラノサウルス」のアニメやプラモデルをきっかけに、改めて恐竜に興味を持つ方も多いと思います。そんな方々に向けて、最後に先生からメッセージをお願いします。

富田:この「プラノサウルス」というコンテンツならではの面白さは、自分の好きな学説を再現できる点です。例えば、スピノサウルスは最近の研究で「2本足で歩いていた説」と「4つ足で歩いていた説」の2つの学説があるので、それぞれの学説に基づいた商品を展開しています。

▲プラノサウルス スピノサウルス

▲プラノサウルス スピノサウルス1915

頭部に長いトサカを持つパラサウロロフスであれば、トサカの大小がオスメスの個体の違いではないかと言われているため、両方のパーツが付属しています。あわよくば2個買って、オスとメスを並べて遊んでほしいですね(笑)。

このように、ただ説明書通りに作るだけではなく、自分で学説を考えながら作る楽しみが「プラノサウルス」にはあります。

 

──自分だけの博物館みたいで楽しそうですね。

富田:あと、これはメーカーが公式には謳っていない裏設定のような話ですが……。

実は、体験会などで配られているヴェロキラプトル以外の「プラノサウルス」のプラモデルは、全て「同一の縮尺(同スケール)」で統一されています。これから先、どんなサイズの恐竜が出るか分からないので公式には伏せられていますが、基本は全て同じ縮尺です。

ですから、部屋にずらりと並べて自分だけのミニチュア博物館を作るのも良いですし、あるいは昔の怪獣のソフビ人形で遊ぶように対決させて戦わせるのも良し。ちゃんと並べて遊べる大きさでデザインされていて、それ故に商品によって値段が少しずつ違っているので、そんな楽しみも内包されているコンテンツなんです。

大げさな言い方になってしまうかもしれませんが、この「プラノサウルス」をきっかけに生き物の体の仕組みや構造を学んでいただくと同時に、もっと知りたいという知的好奇心が湧いたのであれば、その時は本物の骨のディテールを見に博物館へ足を運んだり、実際に化石の発掘現場を見学しに行ったりしてほしいですね。

恐竜と比較しながら、動物園や野山で生きている動物を見るのもありだと思います。実際に生きている動物たちを観察するようになると、今度は「彼らが普段食べている植物は何だろう?」「周りの自然環境はどうなっているのだろう?」と視点が変わってくるはずです。きっと自然と人間との関わりにまで視野が広がっていくと思います。

化石に代表される太古の自然物も、今を生きている動植物も、それを取り巻く地球上の様々なものに目を向けるための最初のきっかけになってくれたら、個人的に嬉しく思います。

 

関連情報

金のプラノサウルスが当たる!キャンペーン実施中

>>https://bandai-hobby.net/site/plannosaurus/goldplanno2026/

『プラノサウルス』公式サイト

>>https://bandai-hobby.net/site/plannosaurus/

『プラノサウルス ガチコセイブツ部』公式サイト

>>https://bandai-hobby.net/site/gachikoseibutsubu/

 

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