正しい自転車の乗り方を実演 死亡事故受け、区が安全教室
鶴見区主催の交通安全教室が7月18日、市立旭小学校で行われた。
これは先月、鶴見駅西口近くの市道交差点付近で児童がトラックにひかれる交通死亡事故が発生したことや、夏休みに子どもの自転車事故件数が増える傾向にあることを受け、交通ルールの順守を呼びかけるために行われたもの。
4、5、6年生を対象に行われた教室では、「信号機のない横断歩道の渡り方」を指導。同校の学区は区内でも信号機のない横断歩道が多く、同校では安全のために集団登校も実施している。
そして、区の担当者が自転車の乗り方を実演。横断歩道の安全な渡り方と危険な場合の両方を見せ注意点などを解説。また、ヘルメット着用の重要性を呼びかけ、注意して夏休みを過ごすよう伝えた。
参加した児童の1人からは「自転車はよく使うので、気を付けて夏休みを過ごしたい」と感想が聞かれた。同校の益子照正校長は「日頃から注意喚起を行っているが、このような実演をしていただけると子ども達の安全の意識も強くなると思う」と感謝を語った。
鶴見区では、今後も同様の交通安全教室を区内の小学校全校で実施していきたいとしている。