【駿河区・こころ彩】介護施設がなぜうどん店を開店? コシが強い本格讃岐うどん豪華セット
「本格讃岐うどん こころ彩(いろ)」は、築150年の古民家をリノベーションした店内で、本格讃岐うどんが味わえるお店です。実は介護施設が運営するうどん店で、店内は体の不自由な人にも配慮されています。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ老人ホームと訪問介護事業所を併設した介護施設
静岡市駿河区高松にある「あっとほーむ高松」は、老人ホームをはじめ、訪問介護事業所も併設した介護施設です。
そんな介護施設が始めたという飲食店がすぐ近くにあるそうです。
バリアフリーで誰でも楽しめる店づくり
向かったのは、静岡市駿河区高松にある「本格讃岐うどん こころ彩(いろ)」。
「あっとほーむ高松」からは東へ徒歩3分。JR静岡駅からは車で15分ほどのところにあります。
築150年の古民家をリノベーションしたお店です。
本場ならではの味わいが楽しめるということでオープン以来、多くのお客さんが訪れています。
店内は開放的ながら落ち着く雰囲気で、窓の外には日本庭園が見えます。
「とろろ本わさび醤油【冷】(980円)」は人気メニューのひとつ。数量限定のメニューです。
本ワサビを自分でおろす静岡らしいスタイルで、おろしたての味わいが楽しめる一杯です。
でもなぜ、介護施設が本格的な讃岐うどんの店を始めたのでしょうか。
こころ彩・荻原佑美店長:
介護施設のオーナーが香川県の出身で、静岡で本格的な讃岐うどんを食べてもらいたいという思いで始めました。年配の方や車イスの方でもご利用いただけるようにと店内はバリアフリーになっています
こころ彩の店内は段差もなく、そのまま土足で入れるようになっています。
廊下に手すりが付いていたり、広々としたしきり壁のない客席にも納得です。
本場の讃岐うどんと豪華なセット
自慢のメニューは「彩りセット 釜玉バターうどん(1290円)」です。
メインのうどんに6種類の天ぷら、さらにミニサイズのシフォンケーキが付いたぜいたくなセットです。
まずは、本場讃岐のうどんを存分に味わってみてください。
讃岐うどんの特徴であるコシをしっかりと感じます。バターも効いていて絶品です。
こころ彩・荻原佑美店長:
うどんは店舗で一から打っています。香川県と北海道の小麦2種類をブレンドしています。コシがあるので、もっちりした食感や香りが引き立つようにしています
うどんは熟成庫に入れて1日熟成をさせてから、太めに切っています。
さらに、バターにもこだわりがありました。使っているのは「カルピスバター」というものです。
こころ彩・荻原佑美店長:
乳酸飲料のカルピスを作る過程で生まれる乳脂肪分を使用したバターです。一般的なバターよりも香りやコクがあってうどんにも合います。希少価値が高いので、幻のバターとも呼ばれています
6種類の天ぷらには意外な食材も
6種類の天ぷらも忘れてはいけません。
一見、一般的な天ぷらの盛り合わせに見えますが、この中に意外な食材もありました。
それは、ダイコンの天ぷらです。
新鮮なダイコンを油でゆっくりと揚げていることで、みずみずしくジューシーに仕上げています。
こころ彩・荻原佑美店長:
かしわ天は、塩こうじに1日以上つけて揚げています。お塩につけて食べてもおいしいですが、味がしっかりついてるので、そのままでもおいしく食べられます
外はサクッとしていて、中はジューシーです。
またセットには、うどん粉で作った日替わりのシフォンケーキも付いています。
もっちり、しっとりとした食感が人気です。
築150年の古民家をリノベーションした店内で、ゆっくりと本場の讃岐うどんを味わってみてはいかがでしょうか。
うどんや天ぷらは、テイクアウトもできます。お店でも自宅でも、本場の讃岐うどんが楽しめます。
■店名 本格讃岐うどん こころ彩
■住所 静岡市駿河区高松2576
■営業時間 11:00~14:30
テイクアウト 11:00~16:00
■定休 火※祝日は営業
■問合せ 054-659-9700
■駐車場 42台