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千葉県東金市に、新たなリゾート施設「UE GARDEN RESORT Hotel & Glamping」が2025年7月28日（金）にグランドオープンした。同施設は、愛犬連れで楽しめるドッグラン付きグランピングをはじめ、全天候型の屋内プレイグラウンド、バー付きの大人用プールなど、多彩なコンテンツが魅力だ。

近年、オーバーツーリズムによる価格高騰や観光地の混雑により、心からリラックスできる場所を見つけるのが難しくなっている。そのような中、同施設のグランピングはBBQと朝食が付いたプランが平日一人22,000円（2名以上）からと利用しやすい価格で提供される。

今回、グランドオープン当日に編集部が実際にグランピングテントに宿泊し、その魅力を余すところなく体験してきた。

充実の設備で自然を満喫できる施設

プライバシーと快適性を両立したグランピング

天然芝が広がるエリアには、20基のドーム型テントが設置されている。各テントにはプライベートBBQスペースが完備されており、周りを気にせず食事を楽しめる。テント内はエアコンが効いており快適で、ホテルクオリティのベッドが心地よい眠りを誘う。何より特筆すべきは、グランピングの弱点とされがちなトイレとシャワーが各テントに個別に完備されている点である。これにより、キャンプの醍醐味とホテルの快適さを両立している。さらに、4基のテントは愛犬と一緒に泊まれるドッグラン付きで、大型犬やシニア犬の受け入れも視野に入れているという。

グランピングの醍醐味といえばBBQ。炭火を使って焼いたお肉や海鮮は美味！

天候を問わず楽しめる屋内プレイグラウンド

子どもたちのための屋内遊び場「UE FANTASIA（ユイ ファンタジア）」は、元々インドアテニスコートだった場所を改装した広大な空間だ。ボールプールに飛び込める滑り台や巨大なジャングルジムといったアクティビティが満載で、エアコンも完備しているため、季節や天候を問わず思いっきり遊ぶことができる。このプレイグラウンドは、韓国で人気のコンセプトを日本で初めて導入したもので、衛生管理も徹底されている。また、空間内には5,000冊の漫画も用意されており、子どもたちが遊んでいる間、親は読書に没頭することも可能だ。

子どもたちが元気に遊んでいる間に、保護者は漫画を読みながら休憩できる。

大人も子どもも大満足の2つのプール

敷地内には、水深1.5mのエリアもある本格的な大人用プールと、夏限定で登場する巨大な子ども用プールの2種類が用意されている。子ども用プールは、元々テニスコートだった場所に設置され、大人の膝ほどの深さで、滑り台も付いているため、小さな子どもでも安心して水遊びを楽しめる。その間、大人たちはプールサイドのデッキチェアで、カフェから提供されるドリンクを片手に優雅な時間を過ごすことができる。

子ども用プールは裏側も同仕様になっていて、とても巨大。水深が15センチほどなので、小さなお子さんでも安心だ。

仏アルザス地方で修行したシェフの絶品ビュッフェに舌鼓

同施設の食事は、山口賢シェフが手掛ける絶品ビュッフェで提供される。山口シェフは、フランスのアルザス地方で修行を積み、帰国後は千葉で人気のフレンチレストラン「CHEZ KEN」を立ち上げた経歴を持つ、この道数十年のベテラン料理人である。シェフのこだわりは、古典的なフランス料理の技法に則り、ソースを大切にしながら、食材の味を最大限に引き出すことにある。

ビュッフェには、シェフが自身の農園で育てた朝採れの新鮮な野菜や、銚子港などで水揚げされた千葉県産の豊富な魚介類など、地産地消の食材がふんだんに使われている。ダイナミックに提供される肉料理から、新鮮さを感じるサラダ、魚料理まで、どれもが一流のフレンチレストランに引けを取らないクオリティだ。

かつてテニスリゾートとして名を馳せた「旧エスポーレホテル」の跡地に誕生した「UE GARDEN RESORT Hotel & Glamping」。30面以上あったテニスコートの多くは、子どもたちが歓声を上げるプレイグラウンドや、自然を満喫できるグランピング施設へと姿を変えた。テニスファンにとっては少し寂しいかもしれないが、今回訪れてみると、目を輝かせながら遊ぶ子どもたちや、合宿で訪れた高校生たちの楽しそうな姿が印象的だった。彼らの青春の1ページが、この場所で刻まれていくのだろうと感じた。

今後、サービスはさらに磨き上げられ、ファミリーやカップルはもちろん、企業の研修やイベントなど、多様なシーンで愛される施設になるに違いない。これだけの体験を、都心や有名リゾート地よりも手頃な価格で楽しめる「UE GARDEN RESORT Hotel & Glamping」の今後に注目していきたい。