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名づけに義父母登場!?最終的に夫婦で命名できた名前の愛おしさ

たまひよONLINE

女の子1人の母で、ママライターのsakuraです。アンティーク関係の仕事をしています。27歳で結婚し、しばらくは仕事に旅行にと自分の時間を満喫していました。

30歳になった時、自分の中でスイッチが入った


海外旅行が大好きで、休みが取れるとすぐにチケットを購入して世界中を廻っていました。でも20代を終え30代になった時、自分の中でスイッチが入ったのです。

「充分楽しんだから、そろそろ子どもが欲しいな」と思い始めました。「次世代で活躍する子どもを育てなくては」と思い立ったのです。運よく30歳ですぐに妊娠して妊婦生活が始まりました。

受精してすぐに、「チビちゃん」と名付けていた


“思い立ったら吉日”で、すぐに基礎体温計を購入しグラフを付け始めました。すごく女の子が欲しかったのです。なぜなら将来一緒にお料理したり、おしゃれをしたり、何より大好きな海外旅行を2人で気ままに楽しみたいなと、素直に思ったからです。

自己流ですが女の子産み分けの計画妊娠を試みました。図書館に行って男女の産み分け方関連の本を借りてきました。そして少しだけ勉強しました。

運が良かったのか排卵2日前に見事受精しました。翌日には、おなかに向かって「チビちゃん頑張ってね」と話かけていました。その時はもちろん着床したかどうかは分かっていません。でも母として、何となくおなかに宿ったなと実感していました。それが娘の最初のニックネームです。

早く名前を考えたくて、妊娠6ケ月で性別を聞く


おなかに宿った赤ちゃんを「チビちゃん」と呼んだのは、未だ男の子か女の子か分からなかったからです。私は女の子が欲しくて自己流の産み分けも試みましたが、確実性は全く感じられなくて、性別は50%の確率です。

もちろん、男の子でも女の子でも、無事に生まれてきてくれればどちらでも良かったのです。なので、まずは男の子でも女の子でも間違いがないニックネーム「チビちゃん」にしました。

実際、男女が判別できるのは妊娠6ケ月頃と先生に聞いていたので、それまではずっと「チビちゃん」と呼んでいました。そしていよいよ6ケ月健診の日が来て、ドキドキしながら先生に尋ねたのです。早く名前も考えたいし、準備する衣類も性別に合ったカラーで揃えたかったのです。

私が考えては駄目?初孫は義父母が付けるしきたり?


健診で先生がエコー写真を見せてくれました。「おそらく女の子でしょう」と言われ心躍りました。“嬉しい”と素直に思いました。その時に「チビちゃん」から新しいニックネームに変わりました。「もし女の子だったら私が、男の子だったらあなたがつけようね」と夫と約束していました。

再度、図書館や本屋に通って名づけの本を借り、日夜考えました。しかしそこに義父母が登場してきたのです。「名前はお坊さんにつけてもらいます」と。

実は夫の名前は、偉いお坊さんにつけて頂いた名前でした。漢字で示すと、皆がまず読めない名前です。私は皆から名前をいっぱい呼んでもらって、愛される子になって欲しいと思っていたので、どうしても夫婦でつけたいと思いました。

家族会議を開き、熱心に義父母に話し、最後には分かってもらえました。そして私が密かに妊娠6ケ月でつけたニックネームが、素敵な漢字をまとって正式な名前として誕生しました。

夫の実家は、代々その土地に住んでいるので、お寺や神社との繋がりが強いのです。私はお坊さんに名前をつけて頂くなんて全く頭に無かったので、とても驚きました。でも私たち夫婦の考えを尊重してくれた義父母に感謝しています。そして、妊娠34週目に体重2400g、身長48cmで生まれ、大きくなった娘を呼ぶ度に、大好きな響きが耳に広がり、今でも嬉しさがこみ上げます。大切な娘だから、一生懸命願いを込めて名前をつけてあげられて本当に良かったと思います。

[sakura*プロフィール]
夫と娘の3人家族です。娘が3歳までは仕事をお休みして、娘と一緒に本当にいろいろな場所に出かけて育児を楽しみました。今はアンティーク関係の仕事をしています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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