失敗すると大変なことに!?土を使わず植物を育てる『水耕栽培』の意外な注意点とは - Yahoo! JAPAN

Yahoo! JAPAN

失敗すると大変なことに!?土を使わず植物を育てる『水耕栽培』の意外な注意点とは

オリーブオイルをひとまわし

失敗すると大変なことに!?土を使わず植物を育てる『水耕栽培』の意外な注意点とは

土を使わず水で野菜や草花を育てる水耕栽培は、家庭のちょっとしたスペースで気軽に始められる。しかし栄養分の豊富な土がない分、土壌栽培用の肥料ではなく水耕栽培用の液体肥料を使い、しっかりと栄養を与える必要があるのだ。ここでは水耕栽培に欠かせない液体肥料について、液体肥料を使う理由、肥料の選び方や使い方、注意点をまとめていこう。

1.水耕栽培で液体肥料が使われている理由

水耕栽培とは、土を使わずに水と液体肥料で植物を栽培する方法を指す。土壌栽培では土に含まれる栄養分が植物を育ててくれるが、水には肥料成分が含まれていないため、水耕栽培では肥料で栄養素を与える必要がある。

水耕栽培で液体肥料が使われるのは、窒素、リン、カリウムの「三大要素」だけでなく、マグネシウムなどの「中量要素」、鉄などの「微量要素」が土壌栽培用の肥料よりバランスよく含まれるためだ。そのため、水耕栽培に土壌栽培用の肥料を用いても、栄養が足りずにうまく育たないケースが多い。
液体肥料には、ほかにも以下のようなメリットがある。

吸収が早く効果が出やすい

液体肥料は即効性が高い。土壌栽培用の肥料は固形のため、栄養が徐々に溶けだしゆっくりと効いていくが、水耕栽培用の液体肥料(化成肥料)は植物に吸収されるのが早く、効き目がすぐに表れやすいのだ。

使い方が簡単

液体肥料は土壌栽培用の肥料に比べ使い方が簡単だ。吸収されやすいため効率的に栄養を与えることができるうえ、誤って量を与えすぎた場合も水で肥料を流すことができる。

2.水耕栽培の液体肥料の選び方

水耕栽培用の液体肥料を選ぶときは、以下のポイントをチェックしよう。

「1液性」の液体肥料がおすすめ

液体肥料には、「1液性」や「2液性」「3液性」などの種類がある。植物には発芽、生長、開花など成長段階があるが、段階に応じて使う肥料を変えるのが2液性や3液性、全体を通して同じ肥料を使うのが1液性だ。
植物が成長しても1本の液体肥料で栄養がまかなえるため、一般家庭での水耕栽培には1液性の肥料を使うのが手軽でおすすめだ。

栄養成分をチェックしよう

植物を育てるには窒素、リン、カリウムの三大要素が欠かせない。加えて水耕栽培にはマグネシウムなどの中量要素、鉄などの微量要素も必要なので、栄養素がバランスよく配合されたものを選ぼう。
100均にも液体肥料が売っているが、ものによっては栄養素が少ない肥料もあるため注意したい。

化成肥料か有機肥料か選ぼう

液体肥料は「化成肥料」や「有機肥料」に分かれるが、好みに応じて選ぶといい。
ホームセンターなどに売っている液体肥料の多くは化成肥料だ。化成肥料は人工的に作られたものだが、自然界に存在する鉱物からできており、農薬とは異なる。栄養素のバランスがよく、腐りにくく吸収されやすいというメリットがある。
一方、有機肥料は植物や動物由来の肥料を混ぜて作られる。効果が表れるのは化成肥料よりも遅いが、自然の原料を使っているため有機栽培にチャレンジしたい方向けだ。

3.水耕栽培の液体肥料の使い方

ここからは、水耕栽培における液体肥料の使い方を紹介しよう。水耕栽培にはさまざまなやり方があるが、家庭でも簡単にできるスポンジ培地の方法を例に解説する。

液体肥料を使うタイミング1.種まきの段階

水耕栽培で最初に液体肥料を使うのは、種まきの段階だ。トレイに水と規定の分量の液体肥料を入れ、種をまいたスポンジ培地を置いていこう。液体肥料の規定量や濃度は、パッケージの表示をしっかりと確認してほしい。

液体肥料を使うタイミング2.発芽後

芽が出て育ってきたら、スポンジを1つずつ容器に移していく。水耕栽培において液体肥料は与えすぎてもよくないため、週に2~3回ほどを目安に与えるといい。与える頻度も肥料によって異なるため、これもパッケージを確認しよう。

4.水耕栽培の液体肥料の注意点

水耕栽培で液体肥料を使う際は、分量と使用期限を守って使用するべきだ。水耕栽培で液体肥料を多頻度・高濃度で使うと、植物が枯れてしまう場合もある。多く使いすぎるとコケにも栄養を与えてしまい、コケが大量発生することも。
また、使用期限が過ぎた液体肥料は使わないほうがいい。長期間保管しているうちに成分が変化し、効果が出ないおそれもある。水耕栽培用の液体肥料はそのシーズン中に使い切るのを目安にしよう。

結論

家庭でも手軽にでき、ちょっとしたスペースでも始められる水耕栽培。野菜やハーブなどを栽培すると、自分が育てたものを料理に使えるという楽しみもある。紹介した選び方や使い方を参考に、水耕栽培には液体肥料を上手に活用してほしい。

【関連記事】

おすすめの記事