投資の知識0だけど「つみたてNISA」を始めてみたら…イメージと違って拍子抜けした
ちょくちょく耳にしてはいたものの、なんとなく手を出すのをためらっていた「つみたてNISA」。
要は投資ってことでしょ？ 増やそうとしたお金が減っちゃう可能性もあるの、怖いじゃん……？
元々新しい挑戦をする時は腰が重いタイプなのも手伝って、その存在を知ってから数年間放置していたのだが……
数年前につみたてNISAを始めた家族は、順調に資産を増やせているらしい。金額などを見せてもらったのだが、素直に驚くしかなかった。
どうも2024年から新しいNISAの制度が始まったみたいだし、これをきっかけに私も始めてみることにした。
・意外とすんなりだった
つみたてNISAは「SBI証券」「松井証券」などの証券会社や金融機関で取り扱われている。その中から筆者は「楽天証券」で始めることにした。
まずはつみたてNISAを始めるのに必要な「NISA口座」というものを開設する。これは普通の銀行口座と違って、複数の会社で開設することはできないらしい。
口座開設のための本人確認は書類のアップロードや郵送など様々な方法で行えるようだが、今回はサイトでおすすめされていた「スマホで本人確認」という方法で進めていくぞ。
用意するものは、スマホと運転免許証かマイナンバーカード。
スマホで運転免許証またはマイナンバーカードを撮影したり自分の顔を撮影したりして本人確認を行ったら、氏名や住所、ログインパスワードなどの口座開設に必要な情報を入力。
申し込みが完了すると、楽天証券から審査を始めるお知らせが届く。審査には数日かかるので、当日中にできるのはここまでだ。気長に待とう。
数日後、審査が完了すると口座開設のお知らせと共に楽天証券へのログインIDが送られてくる。筆者の場合は申し込みが完了してから3日で届いた。
このIDと情報入力の時に設定したパスワードを使ってマイページに入り、初期設定が完了するとNISA口座を使い始めることができる。
それからさらに数日後、税務署の審査が完了した旨のメールが届けば全ての手続きが終了だ。筆者の場合は1週間ほどでこのメールが来た。
お金に関わることだし、複雑な手順があるかもしれない……と身構えていたのだが、意外とすんなり最後のステップまで行けてしまって拍子抜けした。
・実際に買ってみた
無事に口座も開設できたことだし、さっそくNISAで銘柄を買ってみよう。
NISAは普通の買い物のように他社のカードで直接購入することはできず、一度楽天証券の口座に資金を移す必要があるらしい。
しかし調べてみたところ、「楽天キャッシュ」や「楽天カード」で積み立てるなら入金は必要ないとのことだ。
筆者は普段三井住友銀行を利用しているので、「リアルタイム入金」という方法でお金を移動してみることにした。
まずはログイン後、「マイメニュー」を押すと表示される「入出金・振替」のボタンを押して……
「リアルタイム入金」に表示されている銀行一覧から「三井住友銀行」を選択。
入金額を入力したあと「確認」ボタンを押すと、三井住友銀行のページが表示されるのでそのままログイン。
画面の指示に従って確認や情報の入力を進めると、楽天証券の口座にお金が振り込まれるぞ。
ここまで来たら、いよいよ購入したい銘柄を選んでいく。
どんな銘柄を選んだらいいのかまったく分からなくても、「ファンドスコア」という効率の評価が☆1～☆5で表示されていたり……
よく買われている銘柄がランキングになっていたりするので、これらの情報を参考に選ぶことができる。
実際に自分で選んでみたけど、買うものが違うだけで普通にオンラインショップで買い物をしている時の感覚に近いなと思った。
投資の銘柄っていろんなデータを集めて分析しながら決めていくイメージがあったんだけど、意外と気軽な気持ちで選ぶこともできるんだな。
購入する銘柄を決めたら「積立設定へ」ボタンを押して、いくら投資するのかを決めていく。
受け取ったお金を再度投資に回すか、そのまま受け取るかなどを選んで「設定する」ボタンを押せば手続き完了！
あとは何もしなくても、楽天証券の口座に振り込んだお金が自動で投資に回されていくぞ。
・育成ゲームみたい
──以上が楽天証券での流れだ。知らないことばかりで勝手に「難しそう……」と思い込んでいたつみたてNISAだったが、一度始めてしまえば選び方や購入の仕方は思ったより簡単だった。
これから勉強しなければいけないこともあるものの、今のところは毎日のように金額に変動があるのが面白く、なんだか育成ゲームをしているみたいでワクワクする。
ゲームだと課金の額があらかじめ決まっているけれど、こちらは月に支払う額を自分で決められるのもありがたい。
これからどんな風にお金が成長していってくれるのかが非常に楽しみである。
参考リンク：楽天証券
執筆：うどん粉
ScreenShot：楽天証券（スマートフォン用サイト）、Gmail（iOS）
Photo：RocketNews24.