これでお抹茶がいつ来てもあせらない!『神戸茶寮 薫雲庵』で楽しむカジュアル茶道体験 神戸市
和食の会席や友人宅へのお呼ばれ、カルチャー系のワークショップ—。そうした場面で、ふいに遭遇するとあせってしまうものといえば、そう「お抹茶」です。毎回冷や汗をかきながら対応していた記者は、改めて作法の基本を身に着けるべく、料亭『神戸茶寮 薫雲庵』(神戸市中央区)が主催する「茶道体験」に参加してきました。
『神戸茶寮 薫雲庵』は、1日に昼・夜1組ずつしか利用できない完全予約制の料亭。新神戸の山際ぎりぎりの緑豊かで静謐な場所に店を構えており、今回紹介する「茶道体験」は1人 3,300円で参加することができます(電話での予約制)。
本日はモデルとして、神戸在住のチェリスト 崎元蘭奈さんにご登場いただきます。最初に奥の部屋で今日の流れについて、説明を受けることに。
「一般的な茶道体験では、点てたお茶を飲むだけです。でもうちでは全員点てていただくことにしています。茶道で覚えてほしい2つのポイントは、あとでご説明しますね」と、店主の佐伯さん。お茶を点てることまでできるなんてドキドキ…!
いったん店外へ出て、蹲踞(つくばい=手を清めるもの)のある中庭に向かいます。
手の洗い方の説明を受けます。「右手で柄杓を持って左手を流し、次に持ち替えて右手を流します。その後、口を漱ぎ、柄杓を縦にして柄を清めます」と佐伯さん。
私はお約束通り柄を清めるときに水を自分にかけてしまいました…。
沓脱石から室内へ戻ります。「外国人の方は靴を脱がない方が多いです」と佐伯さん。茶道初心者の記者も、この作法はスマートにクリアできました。
まずはご挨拶。
「足が痛くならないよう左右に崩したり、時々つま先立ちにしてしびれないようにしましょうね」。
「今日は薄茶点前なので楽しくおしゃべりしながら頂きましょう」。
「茶釜の湯で茶碗を清めて捨て、茶碗を拭きます。そして、清めた茶杓で抹茶を二杯ほどいれて泡立てていきます」。
“亭主”である佐伯さんがお茶を点てている間に念願のお菓子タイム♡ お菓子を取る前には「お先に」と次の方にいいます。
そして「お菓子をどうぞ」と“亭主”から言われた後、いただきます。
懐紙ごと左手に乗せ、右手の黒一文字で切っていただきます。
「上下に素早く混ぜ、泡が立ってきたら“の”の字を書くように真ん中からふわっと持ち上げて泡を残します」と佐伯さん。
小学生は筋肉痛になりそうなレベルです。
佐伯さん「正面を避けるため、2回回して反対側にして飲み、2回回して元に戻す。これさえ押さえておけば、この先の人生一切怖がらず大丈夫です」。
「お点前頂戴します」といってから薄茶をいただきます。
「3回に分けて飲んで、最後は啜る。飲み口を指で拭いて懐紙で拭う…などもできれば理想ですが、2回回して飲む、2回回して元に戻すだけでも十分ですよ」と佐伯さん。
その後、佐伯さんがお道具を清め、皆でお辞儀をして終了です。
『神戸茶寮 薫雲庵』は茶道体験のみならず、月1回の香道教室や子ども向け茶道教室も主催しています。日本文化を大切にし、次世代への継承していきたいと強く願っているそうです。私自身も次回は家族や外国人の友人もつれてきたいと感じました。
場所
神戸茶寮 薫雲庵
(神戸市中央区中尾町15-11)
営業時間
11:30 ~14:00(L.O.)
17:00 ~20:00(L.O.)
定休日
不定休
茶道体験
1人 3,300円(税込)
予約制のため、営業時間をご確認の上、お店にお電話(078-252-0055)ください