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吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【ナジませて釣る簡単セット#2】

TSURINEWS

釣れ始めは順調だったが……(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

テーマは「ナジませて釣る簡単セット」。週刊へらニュース協定・三和新池の東桟橋で実釣を開始した吉田。スタートダッシュは逃したが徐々にアタリが増えカウントも伸びだした。ところが急にトーンダウンし始めて……。

東桟橋で竿10.5尺

三和新池東桟橋の畑下向き、竿10.5尺メーターセット。バラケは新エサ・ふぶきの裏書きに書かれていた浅ダナ用(粒戦50㏄+粒戦細粒50㏄+水150㏄+ふぶき200㏄+セット専用バラケ100㏄)をそっくり真似て作り、食わせはさなぎ感嘆。ウキは吉田作パイプストロークで、釣り方はゼロナジミではなくバラケを抱かせてしっかりナジませるオーソドックスな釣法だ。

※画像説明文入力位置※4節出しでここまでナジませる(提供:)

7時すぎにエサ打ち開始。するとすでに桟橋直下には、こぼれエサを求めて集まった魚がウヨウヨ姿を現した。

吉田康雄

「まだ2月半ばだというのに、朝イチからこれとはスゴいですね。ほかの釣り場では水温が上昇してから見えだすのが通例なのですが」

それだけ魚の活性が高いってこと?

吉田康雄

「それはまだわかりませんが、すでにウキは動いてます。おそらくはジャミでしょうけど」

そう言えば昨年の取材でも朝イチはジャミに惑わされていたっけね。あの時は確か両グルテンの宙釣りだったよね。

吉田康雄

「はい。でも時間の経過とともにヘラが寄りだして、その後はアタりっきりになったような記憶があります。しかも今回は集魚力が段違いのバラケを使った釣りですから、寄りも早いと思われるのですが」

アタリにヘラっ気が

第一号は開始から30分後だったが、以降もジャミがたまにハリ掛かりしたりしており、ヘラの寄りが厚くなったとは言いがたい感じだった。

吉田康雄

「同じようなアタリをアワせているのですが、まだジャミがきますね。釣っているラインが合っていないのかな?」

※画像説明文入力位置※当日は晴天微風の釣り日和(提供:)

タナを深くしたりしてヘラの寄りがよさそうな層を探すも決め手に欠いていたが、時計が8時半を回ると急にウキの動きに力強さが出て、ついにはアタりっきりの状況になった。

何だ、単に時間的な問題だったのね。

吉田康雄

「そのようですね。急にヘラっ気が出てきました。並びでも竿が立ち始めたようなので、この時間になって魚にやる気が出てきたのでしょうね」

ならば対岸から順光で撮る絶好の写真タイムってやつかな。あと2時間もすると太陽が右にいってしまいそうだからね。

寄りが厚くなりすぎた

吉田にはそのままカッコつけて釣り続けてくれと言い残し、記者は畑下桟橋に渡りカメラを構える。ところが着いた矢先からアワせるも竿が曲がらなくなり、せっかくの男前な姿が撮影しづらくなってしまった。

記者が対岸から吉田に声をかける。

どうしたの?

吉田康雄

「魚はわんさかいてウキも動いてはいるのですが、寄りが厚くなりすぎたのかこれまでのようにバラケを持たせるのが難しくなりました。さて、どうしましょう」

どうしましょうとは何だよ!せっかく光がいいタイミングなんだから今すぐにでも何とかしてくれよ!

こっちの都合に合わせてくれない生き物相手に何を無茶なことを言っているのかと思われるだろうが、それを言ってしまうのが担当記者(笑)。この場をどう乗りきるのかやきもきしていると、吉田はバラケを一から作り直し始めた。

それを対岸から見守る記者は粒戦系に水が浸透するまで時間を要するから、これはしばらく絞ったシーンの撮影はムリかとその場を離れ周囲の写真を撮り始めていた。

次回も「ナジませて釣る簡単セット」です。

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2024年3月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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