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横山だいすけ×三倉佳奈「責任は僕たちふたりが取ります!」 ミュージカル『オープニングナイト』インタビュー

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横山だいすけ、三倉佳奈

横山だいすけ主演、「ミュージカル『オープニングナイト』~桜咲高校ミュージカル部~」の上演が決定した。

今回は完全新作のミュージカル。エリート進学校にミュージカル部を立ち上げようとする生徒と、それを見守る横山演じる熱血教師テッペイの青春ミュージカル。生徒たちはteam Blue(男性メインキャスト)とteam Red(女性メインキャスト)の2チーム構成で上演する斬新なシステム。

主演は横山だいすけ。相手役に三倉佳奈を迎え、教師陣として福井貴一、野々村真、湖月わたるが脇を固める。今回は都内某所で、横山だいすけ三倉佳奈に意気込みを伺った。

──では、はじめに『オープニングナイト』のお話をいただいたときのことをお願いいたします。

横山:コロナ禍でいろんな舞台が中止や延期、上演できないということが多い中で、新作のミュージカルをやらせてもらう、って聞いたんです。しかも、学園もの。なおかつ、読み込んでみると、役柄と自分自身が重なるところがたくさんありました。

横山だいすけ

三倉:わたしは話をいただいたときに、だいすけお兄さん……あっ、だいすけお兄さんって言っちゃダメとかってあります?

横山:全然!笑 ほぼ9割5部の方がだいすけお兄さんって言います!

三倉:だいすけお兄さんが主演で、わたしがヒロインで相手役って聞いて、是非やらせてくださいってお返事しました。台本を読ませていただいて、ものすごくワクワクして、これが形になるとお客さんも楽しんでくれるなって思っています。

──今回既存のミュージカルとは違いteam Buleとteam Redが入れ替わるというシステムですね。

横山:チームが分かれるっていうのははじめから聞いていました。ただただこれを考えた演出家はすごいなって感じました。ひとつの作品を、ふたつのチームでやるってことになるじゃないですか。こういろんなバランスを考えないといけないですよね。男女別のチームとしてやるってことは、作品としては内容が同じでも雰囲気が変わるなって感じています。

三倉:お客さんもガラッとかわりますよね。

横山:確かに!

三倉:team Red(生徒が女性メイン)の時は男の子が多いみたいになるだろうし。そうなると、演じる側も全然違う感覚になると思うんですよね。

三倉佳奈

横山:それは思いつかなかった! 確かにそうですよね!

三倉:ね。やっぱり客席と一緒に作り上げるって意味では、全く別のものになるんじゃないかなってワクワクがあります。

横山:お客さんのリアクションが全然変わるって想像つかないですよね……我々も。

三倉:まだ稽古場の雰囲気も想像できませんもんね。大人チームが一番ドキドキしてるかもしれません(笑)。

横山:空気感の違いっていうのは、僕たち演者側の空気の違いも感じてほしいですし、お客さんが入っての空気感も全然違うと思うので、これは確かに見所ですね!

三倉:是非見比べていただきたいです。面白い企画ですよね。

──今回、ご自身の演じるキャラクターについてお願いします。

横山:テッペイ先生は本当に熱血教師! っていうのが、キャラクターを表す全てかなって感じです。学生時代って、子どもたちのこれからの人生の基礎になる、とても大事な時間だからこそ、子供たちが充実した生活を送れるように努力することに注力しているキャラクターだなって感じていますね。

自分自身、学生の頃の先生と親しくて、幼稚園から大学までそれぞれどの先生とも繋がってるんですよ。なので自分の先生への憧れみたいなのを、テッペイにも入れて行けたらなぁ〜って考えています。あと、熱血タイプは、今の時代なかなかいないかなって……ウザがられるタイプというか……(笑)。ウザさとあたたかさのバランスが大事だなって……とりあえずやってみよ〜って、考えています……!

横山だいすけ、三倉佳奈

三倉:私の演じるミオ先生は保健室の先生なんですね。保健室の先生を演じるのははじめてだったので、養護教員について調べたんですよ。「子どもたちが毎日ただ元気に通ってくれることが喜び」だって聞いて、子どもたちが健康に過ごしてくれることを見守るように、大きな懐で見守ることを大事にしている仕事なんだなって感じたんです。なので、このキャラクターもおだやかで、気さくというか……子どもたちも先生たちも気軽に話しかけられるような雰囲気でありつつ、包容力のある、母性みたいなものも持っているのかなぁって思っています。

あと、ミュージカルが好きって言うキャラクターなので、テッペイ先生とミュージカルをつなげる大事な役だなって感じています。

──今回は、青春、学園生活がテーマになっているミュージカルですが、おふたりにとっての青春とは?

三倉:だいすけお兄さんはどんな高校生だったんですか?

横山:僕ですか? うーん、このままだったような……(笑)。合唱部に所属していたんですけど、学校外でも合唱部に入ってまして、本当に歌漬けの毎日でしたね。土日には合唱団の練習もあったりして、時には「もうちょっと遊びに行きたいなぁ」って思ったりしたこともあったんですけど……、なにかひとつのことに情熱を傾けたっていうのが、あとから振り返った時にとっても頑張れたという誇りになっています。

なので、僕にとっての青春は「何かにエネルギーを持って過ごすこと」かなぁって思っています。

横山だいすけ

三倉:私は小学生のころからお仕事させていただいていて、小学校、中学校、高校、大学と学業との両立が大変でした。でも、学校を疎かにしたくなくて、出来るだけ学業を中心にさせていただいて、運動会や文化祭、テストとか全部出てます。

横山:すごい……! それすごいですね、めちゃくちゃ文武両道!

三倉:なので、私は高校生活っていうと「大学受験の勉強をめちゃくちゃしていた」っていうイメージです。でも、私、勉強好きだったんですよ(笑)。双子で茉奈がいるので、ふたりでゲーム感覚で競い合ってました。「中間試験は負けたから、期末試験では勝ってやる!」みたいな(笑)。何かに情熱をかけたっていうか……お仕事もさせていただいていたんですけど、『普通の学生生活』が送れたことを周囲に感謝しています。

横山:普通の学生生活を送れたことに感謝って……すごいなぁ! 中々出てこないですよ!

三倉:小学生のころから、ずっとイベントごとは外したことがないです(笑)。ドラマの撮影日と運動会がバチッと被った時があったんですけど、スタッフさんが「みんな待つから、行っといで!」みたいに言ってくださって、午前中あけていただいて、運動会に参加したんです。そして、体操服で撮影に向かうという(笑)。そんな風に回りや事務所の協力のおかげで、過ごすことが出来ました。

三倉佳奈

横山:……すごいですね。何かに情熱をかけたって記憶はないっておっしゃいましたけど、すべてに真摯に取り組まれていたんだなって感動しました。

三倉:そんなに(笑)!? 感動しますか? 高校時代は、まわりの子たちの方がキラキラしてて、「自分たちはなんて地味で『フツウ』なんだ」って思って過ごしてきましたよ(笑)。なので、その感覚をずっと持ったまま、過ごしていきたいなって思ってます。

横山: 今回のミュージカルでも大人の接し方が関わってくるなって思いました。勿論、学園ものの主役って生徒なんですよ、でも、取り巻く大人たちの価値観とか、どういう態度が正解なのかっていう、大人たちも考えさせられる深い作品なんだと思っています。学生たちは、何かにかける情熱や、挑戦してみようっていう気持ちとか、三倉さんの青春はこの舞台とすごくリンクしているなって聞いていて思いました。バチッとはまりそうですね。

三倉:大人が子供に教えるって思いがちですけど、作品も子どもたちから大人が教えられるって内容ですし、色んな世代の方に見ていただきたいと思います。

──最後になりますが、ご覧の皆さんにメッセージをお願いいたします。

横山:この『オープニングナイト』っていうミュージカルにはいろんな面白さがあると感じています。今、コロナ禍で「あれも出来ない」「これも出来ない」って自然となっていると思うんですよ。でも、「何か出来るかもしれない」「何かやってみよう!」って気持ちになれる舞台だと思います。なので、みなさん、まず、一歩踏み出して劇場に来ていただいて、カンパニーのエネルギーを感じていただけると嬉しいです。

三倉:学園もの×だいすけお兄さん×ミュージカルで絶対面白くないわけがないと思います! 是非楽しみにしていてください!

横山:(笑)。責任は僕たちふたりがとります! よろしくお願いします、是非見に来てください!

横山だいすけ、三倉佳奈

取材日が初対面だというふたり、すでに息がぴったりで、笑いの絶えない取材となった。

「ミュージカル『オープニングナイト』~桜咲高校ミュージカル部~」は、2021年7月2日(金)~11日(日)まで、男性中心のteam Blueキャスト、女性中心のteam Redキャストの2チーム制で東京・青年館ホールにて上演される。

7月2日(金)~5日(月)までの公演に出演するteam Blueには、武藤潤、杢代和人、大倉空人(以上、原因は自分にある。)、瑛、中谷優心、村上貴亮。同月8日(木)~11日(日)までの公演に出演するteam Redには、星名美怜(私立恵比寿中学)、河村花、小泉遥香(超ときめき♡宣伝部)、前田悠雅(劇団4ドル50セント)、竹内夢、杏ジュリア(超ときめき♡宣伝部)がキャスティングされている。

取材・文=森きいこ 撮影=福岡諒祠

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