元町駅すぐ 居心地抜群なカレー屋さん『JIROBE』であいがけカレーを実食 神戸市
神戸・元町駅東口を出て南へ少し歩いたところに、ひっそり佇むカレー屋さん『JIROBE(ジロベ)』(神戸市中央区)。私自身何度も前を通り、「いつか行ってみたい」と思っていたお店のひとつ。先日、ようやく取材することができました!
お店は元町北通に面しており、元町商店街の北側、元町郵便局の斜め向かいあたりにあります。
通りがかるたびに、食欲をそそる香りがふんわりと漂ってきて、足が止まってしまいます。また写真付きのメニューはどれも美味しそうで、眺めているだけでお腹が鳴りそうです。
店内はカウンター8席のみのこぢんまりとした空間ですが、清潔感があり女性ひとりでも入りやすい雰囲気。カウンター越しには笑顔の素敵なオーナーが迎えてくださり、その柔らかな物腰にほっと心が和みます。
同店で提供されるカレーは「キーマカレー」と「あめ色玉ねぎのビーフカレー」の2種類。オーナーが独学で約3年かけて学び、試行錯誤を重ねて完成させたんだそう。
そして驚くのがその価格。カレーは700円から楽しむことができ、あいがけにしても800円という良心的すぎる設定です。オープンから数年を経て多少の値上がりはあったそうですが、それでも「この内容でこの値段?」と思わず聞き返したくなるほど。
どちらにしようか迷う方には、両方を一度に楽しめる 「あいがけカレー」 がおすすめ。お皿の左右にビーフとキーマが美しく盛り分けられ、彩り豊かな副菜も添えられた贅沢なカレーです。
今回はオーナーのおすすめで、人気トッピングのひとつ「タンドリーチキン」もつけてみました。
まずは人気のキーマカレーからいただきます。ひと口食べれば、ミンチの旨みがじゅわっと広がり、ココナッツミルクのまろやかさが全体をやさしく包み込みます。重たさがなく、さっぱりといただけるので、特に暑い今の季節にはぴったりの一皿です。
さっぱり感はココナッツミルクだけでなく、使用している鶏ミンチならでは。ひと噛みごとにふんわりとした食感も楽しめます。
続いては、玉ねぎをじっくり炒めたビーフカレー。一口食べると、玉ねぎの甘みと和風出汁の旨みがぎゅっと詰まった深い味わいが広がります。スパイスの香りもしっかり感じられ、キーマカレーよりも少し辛め。
あいがけにして交互に食べることで、それぞれの個性を味わいながら食べ進められる贅沢さが、なんとも幸せな気持ちにさせてくれます。
さらに人気のトッピング、タンドリーチキンもいただきます。スパイスとヨーグルトにじっくり漬け込まれ、こんがり焼き上げられた鶏肉は、外は香ばしく中は驚くほどやわらかい~。程よいピリ辛がカレーと絶妙にマッチし、一緒に食べることで味のアクセントになり、満足感もぐっとアップします。100円でこんな本格的なトッピングができるとは驚きです。
今回は店内でゆっくりイートインを楽しみましたが、『JIROBE』のカレーはテイクアウトも可能です。家でもあのスパイスの香りや味わいを楽しめるのは嬉しいポイント。次回は自宅でゆったりと楽しみたいと思います。
場所
JIROBE
(神戸市中央区元町通1丁目12-3)
営業時間
11:00~16:00
定休日
不定休