福岡市内の銀行貸出金13兆円は東京都区部、大阪市、名古屋市に次ぐ第4位
九州における一大経済拠点であり、第三次産業の集積度の高い福岡市は、金融分野においても存在感の大きな都市です。福岡市における金融規模について、銀行貸出金総額と銀行預金総額からみていきます。
福岡市の銀行貸出金総額は全国の大都市で第4位、1店舗あたりは第3位
第1位:東京都区部227兆2725億円、第2位:大阪市29兆2283億円、第3位:名古屋市16兆5815億円、第4位:福岡市13兆1333億円、第5位:横浜市9兆8762兆円……。
政令指定都市の統計主管課と東京都の統計主管部(課)で組織された大都市統計協議会が編集・発行した『大都市比較統計年表/令和3年』によると、福岡市内に2021年末時点において192の銀行店舗があった。
そして、福岡市内の銀行店舗における貸出金の総額は13兆1333億3200万円であり、東京都区部、大阪市、名古屋市に次ぐ第4位であり、横浜市を上回っていた。
さらに銀行1店舗あたりの貸出金額をみた場合、福岡市の684億300万円は、東京都区部1873億6500億円、大阪市781億5100万円に次ぐ第3位だった。
一方、日本銀行発表の貸出・預金動向によると、2021年12月時点における銀行・信金計の貸出平残は580兆8697億円だった。
このため、日本の銀行・信金計の貸出平残に占める福岡市の銀行貸出金総額の割合は2.26%となる。
福岡市の銀行預金総額13兆円は店舗数と同じく第5位
第1位:東京都区部288兆5313億円(1213店舗)
第2位:大阪市44兆8957億円(374店舗)
第3位:名古屋市29兆3120億7800万円(333店舗)
第4位:横浜市23兆7466億5000万円(235店舗)
第5位:福岡市13兆1517億9500万円(192店舗)
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『大都市比較統計年表/令和3年』によると、福岡市内の銀行192店舗における預金総額13兆1517億9500万円は、東京都区部、大阪市、名古屋市、横浜市に次ぐ第5位だった。
上位5都市における預金総額の順位は、銀行店舗数通りの順番となっている。
なお、大都市統計協議会編『大都市比較統計年表/令和3年』では、都市銀行、地方銀行、第二地方銀行協会加盟の地方銀行、信託銀行、新生銀行およびあおぞら銀行のうち,各市(都)銀行協会加盟の銀行勘定のみの数値となっている。
参照サイト
『大都市比較統計年表/令和3年』
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/tokei-chosa/portal/nenpyo/d-r3.html
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