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中1の壁を共働き家庭はどう乗り越える? 勉強やスマホなどの問題にわが家でどう向き合ってきたか

りっすん

子どもが中学生になると、交友関係や学習面など、小学校の時とは違う新たな悩みに直面しやすくなります。いわゆる「中1の壁」です。

子どもと話すタイミングが限られがちな共働き家庭では、それらの問題をどのように受け止めていけばいいのでしょうか?

中学生の息子を持つイラストレーターのちょっ子さんに、これまでどのような悩みに向き合ってきたのかを振り返っていただきました。

***

こんにちは、ちょっ子と申します。わが家は40代夫婦と中学三年生の息子の三人家族。共働きで、自宅を事務所にデザインやイラスト制作の仕事をしています。

これまでも仕事と子育てを両立するなかでさまざまな局面を乗り越えてきましたが、思春期を迎えた子どもとの生活では、また新たな悩みやとまどいを感じているところです。

今回は、息子が中学生になってから感じた変化に親としてどう向き合ってきたか、Q&A形式でお話ししたいと思います。


•Q1. 中学校にはすぐになじめた?
•Q2. 息子の交友関係、把握できている?
•Q3. スマホやインターネットとの付き合い方はどうしている?
•Q4. 難易度が上がる勉強面の悩みとどう向き合う?
•Q5. 「反抗期」はあった?
•大人に近づいていく息子とどう向き合うか。夫婦間のすり合わせも大事に

Q1. 中学校にはすぐになじめた?

💡POINT
•入学早々、環境の変化になじめず行き渋りに
•親として無理強いはせず見守ったが、仕事もある中で内心は不安だらけ
•少しずつ調子を取り戻して、その後は学校に行けるように


実は、入学当初の「おめでとう! エンジョイ新生活!」というムードから一転、息子は早々に学校へ行き渋るようになってしまいました。

話を聞くと、小学校とは何もかもが違う環境になかなかなじめず、さらには新しい友達関係をどう築くか、部活はどうするかなど彼なりに考えることが多過ぎて、精神的に追い詰められてしまっていたようなのです。

親としては、どうにか頑張って学校に行ってほしい気持ちはありました。しかしその時のつらそうな息子の様子に「頑張って行きなさい!」と言っていいものか確信が持てず。

結局「どうしてもつらいなら休んでもいい」「部活も今無理に決めなくていい」などと話して、とにかく気持ちに寄り添うことを優先したのですが、内心では「このまま学校に行けなくなったらどうしよう?」と心臓バクバク。

息子自身の将来の心配はもちろん、夫婦共に仕事を抱えながら満足に息子をサポートすることができるのだろうか?そんな不安でいっぱいでした。

幸い息子はその後少しずつ調子を取り戻し、新しい友達にも恵まれて楽しそうに学校に通えるようになりました。

以降、進級するたびに入学時のことを思い出してヒヤヒヤしていましたが、心配していたようなことはなく現在まで楽しく学校生活を送っています。

今振り返ってみても、あの時の対応が正解だったのかは分かりません。

ただ、もしも学校に行くことを無理強いしていたら、結果はまた違うものになっていたのかもしれないな……と考えることがあります。

Q2. 息子の交友関係、把握できている?

💡POINT
•小学校の時に比べて交友関係を把握しづらくなった
•保護者同士の接点も以前より薄くなった
•最低限、遊びに行く時のマナーなどはしっかり伝える


息子は学校での出来事や友達のことをよく話してくれる方だと思いますが、わざわざ親に話さないことも、それ以上にたくさんあると思っています。

一緒に遊んだり出かけたりするメンバーはだいたい決まっているようですが、私も完全に交友関係を把握できているかといわれると、自信はありません。

小学校の頃は幼稚園からのつながりをはじめ、習い事や地域の子ども会活動での保護者同士のつながりなどがありました。そのおかげで「息子が誰と仲がいいのか」「友達がどんな子なのか」については、ある程度分かっていました。

しかし中学校に入ってからは、新しい友達ともその保護者とも、ほとんど接点が持てていないのが現状です。

とはいえ、万が一友達間でトラブルがあったときに、親同士まったく面識がないというのは不安です。

せめてトラブルのもとになるようなことをしないよう、対人関係の注意点や最低限のマナーについては、日頃から繰り返し言い聞かせています。

Q3. スマホやインターネットとの付き合い方はどうしている?

💡POINT
•息子の周りは、ほとんどの子どもがスマホを持っている
•息子にはルールを決めた上でお下がりのSIMなしスマホを与えた
•本人も納得した上で「高校生になったら新しいスマホを買う」ことに


今、息子の中学校ではほとんどの子がスマホを持っていると聞いています(ただし、学校への持ち込みは禁止です)。

スマホとの付き合い方は家庭によってさまざまで、かなり自由に使わせている家庭もあれば、厳しく管理している家庭もあるようです。

わが家では周囲にスマホを持つ子が増えてきた小学校高学年あたりから、いくつかのルールを決め、息子にも納得してもらった上で私のお下がりのスマホをSIMなしの状態で与えました。


SIMなしのため基本的には家のWi-Fi環境下で使うのみで、外での通話やメッセージのやり取りはできません。なので外出時は必ず、事前に行き先と帰宅予定時間を共有してもらうようにしています。

息子の本音としてはもっと思うがまま自由に使いたいところだと思いますが、節度を持ってスマホライフを楽しんでくれているようで、中学生になった今も極端なネット依存やトラブルは見られません。

ただ、この先行動範囲が広がっていくとさすがにこのままでは不便なので、高校進学のタイミングで、新しいスマホを買う約束をしています。

Q4. 難易度が上がる勉強面の悩みとどう向き合う?

💡POINT
•小学生と異なり、中学生の勉強は自主学習がカギに
•自主的に学習しない息子にどう向き合うか、夫婦でよく相談
•共働きである自分たちの負担も考えて学習塾に通わせることに


小学校では授業をちゃんと聞いてさえいればそれなりに良い成績が取れていましたが、中学生ともなるとそう簡単にはいきません。

家での自主学習の質と量がものを言うフェーズに入ってくるのですが、ここへきて、息子は“せっつかれないとなかなか机に向かわないタイプ” であることが分かってきてしまいました。

私は自主的に勉強するタイプの子どもだったので、息子のことが理解できずに「なんで??」とイライラ、やきもきしっぱなしでした。

このままではまずいと思い、夫と相談して「ある程度は親が学習管理をする必要があるだろう」という話になりました。しかし、夫は多忙で夜まで仕事をしていることも多く、さらに本人いわく勉強は苦手だったタイプ。

ということで、しばらくは私が息子の横について家庭学習の監督をしたり、分からないところを教えたりしていましたが、私にだって仕事や家事がある中でずっとつきっきりというわけにもいきません。

しかも、学習内容はだんだん難しくなっていき、私があれこれ何か言うたびに息子に嫌な顔をされ、いつしかこっちの心が折れそうに……。

「時間的な面でも気持ちの面でも、親だけで抱えるには限界がある。外部の力を借りた方が双方にとってストレスが少ないのでは?」と思い、中学2年生から学習塾に行かせることにしました。

もちろん塾に通わせれば万事OKということではありませんが、塾の指導がプラスされてから、少しずつ自主学習にも積極性が出てきたと感じています。わが家の場合、この選択が結果的には良かったようです。

また、息子は部活に入らなかった代わりに生徒会や委員会、学校行事などには積極的に関わっており、意外に忙しい日々を送っています。

そこに塾通いが加わったことで生活リズムが乱れることがないよう、食事や睡眠時間はしっかり取らせるよう気を配っています。

また、夫は勉強を見るのは苦手ですが、塾選びや高校受験などについての話し合いには、忙しい中で熱心に向き合ってくれています。

お互いに気になった情報を持ち寄ったり息子の意見や様子を共有したりしながら、どんな環境が彼にとって良いのか、最善の選択は何か、折に触れて夫婦会議を設けてきました。

学習面に限らずですが、夫はどちらかというと「厳しめに管理した方がいい」という考え方で、私は「本人のペースもある程度は大事にしたい」というタイプ。

時には意見が分かれることもありますが、異なる視点があることで、お互いに考えが偏らずに済んでいると感じます。

これから高校受験が近づくにつれ、私たち親の方が焦ってしまいそうにも思いますが、こうした意見のすり合わせを続けて、息子の様子を冷静に見られるよう心掛けていきたいところです。

Q5. 「反抗期」はあった?

💡POINT
•最近の子どもたちは昔に比べ「反抗期がない」風潮
•息子も目立った反抗期はないが、思春期らしい気分の波はある
•親としてモヤモヤしたら「自分が子どもの頃」を思い出す


時代の流れなのか、最近は目立った反抗期がない子どもが多い、という話をよく耳にします。

実際に私たちの住む地域や息子の学校でも荒れている様子はなく、子どもたちは見るからに落ち着いた雰囲気。

もしかしたら、知らないところではいろいろあるのかもしれませんが、全体的な空気は昔とはずいぶん違う印象を受けています。

息子もそんな今どきの子らしく、激しい反抗期は今のところありません。

基本的には良好な親子関係であると思っています。……ただ、勉強や生活習慣について口を出すと露骨に嫌な顔をされたり、放っておいてほしそうな空気を出されることはしょっちゅうです。

そっけなくされたかと思えば急にご機嫌になったりして、思春期特有の気分の波に「何なの!?」ととまどうこともあります。そんなときは、自分の中学生時代を思い出してみることにしています。

私自身は親に対してもっと反発していた記憶があり、今思えばなかなか扱いづらい子どもでした。

そう考えると、息子の態度にモヤモヤすることはあっても「まあ私の時よりはるかにマシだから」と、多少穏やかな気持ちで受け止められるような気がしています。

大人に近づいていく息子とどう向き合うか。夫婦間のすり合わせも大事に

子どもが成長して昔のように手がかからなくなった今、自分の仕事の時間を確保できなくて困る、といったことはなくなりました。

その一方で、今度はそれまでとは質の違う心配事やストレスを常にうっすら抱えているような感覚があり、最近はそんなモヤモヤをAIに相談するのが日課となっています。

わが家の中学生の子育ては「コントロールし過ぎず、でも放っておき過ぎず」という絶妙な距離感を探り続ける毎日です。

勉強や進路、友達関係や生活のあらゆる面で、親として口を出すべきか見守るべきか、口を出すにしてもどこまで言うのか……判断に迷う場面は少なくありません。

心も体も大人に近づいていく子どもと、親子でありつつ一人の人間同士の付き合いになっていくような難しさを感じています。

受験を控えた今、心配事はつのるばかりで、これからまた新しい悩みや、もしかしたら衝突もあるかもしれません。

それでも、子どもの話に耳を傾けることを忘れず、必要な時に相談してもらえる関係性を保つことを、何より大事にしていきたいです。

在宅とはいえ共働き家庭の毎日は何かと慌ただしいものですが、夫婦での情報共有や認識のすり合わせも引き続き大切にしながら、私自身も肩に力を入れ過ぎず、これからも息子と向き合っていこうと考えています。

編集:はてな編集部

著者:ちょっ子

中学生の息子を育てるイラストレーター。個性あふれる息子と夫との愉快な日常をつづった漫画ブログ「ちょっ子さん」をゆるく更新中。

子どもとの向き合い方に悩んだら

もっと見る( https://www.e-aidem.com/ch/listen/archive/category/%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%A8%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82 )

子どもの「行き渋り」に働きながらどう対応する?

( https://www.e-aidem.com/ch/listen/entry/2025/05/07/103000 )

子育ての悩みも相談できる、生成AI活用術

( https://www.e-aidem.com/ch/listen/entry/2025/07/30/103000 )

子どもも参加しやすい「家族会議」のやり方

( https://www.e-aidem.com/ch/listen/entry/2024/05/29/103000 )

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