玄界灘タイラバ釣行で乗っ込みマダイ8尾【福岡】ボリューミーな仕掛けが的中
4月中旬、福岡市伊崎港からマリブエクスプローラー(龍野船長)で七里ヶ曽根周辺にタイラバで釣行した。この日、超大型は出なかったが、マダイ8尾の釣果で春の乗っ込みを存分に楽しめた。
マリブエクスプローラーでタイラバ釣行
前日に釣果を龍野船長に尋ねると、「大型を頭に船中70尾」と聞き期待に胸が膨らむ。ポイントまでは2時間近い航程ではあるが、大型船のキャビンにはベッドスペースとドライバーシート(リクライニング可)が定員分確保されており、往復ともに熟睡できるのがうれしい。
この日は下り中潮の2日目。とはいえ海況はナギで、開始直後に投入したタイラバは2フォール目では2~3mしか動かず、最初に電動タックルにセットした120gの「紅牙ブレードブレーカーTG(タングステン)玉神」を100gにチェンジした。
周囲では1人、2人とマダイが上がるなか、なかなか私にヒットがなく、やっと来たアタリもひと呼吸おいてスイープな聞きアワセを入れたが、ハリ掛かりせず。すぐにタイラバを落として巻き始めたが、ヒットすることはなかった。
1匹目は1kg級マダイ
気を取り直して電動リール(シーボーグ200JL―DH)で回収し、タイラバを入れ直す。電動タイラバは特に回収の速さも魅力で「投入→誘い→フォール→誘い→回収」の一連の流れを数多くおこなえることから、フレッシュなポイントを多く探れるため有効だ。
そしてやっと1尾目がヒット。難なく上がって来たのは1kgクラスだったが、まずはひと安心。
ヒットした際の巻きスピードは14。安定の定番スピード13とほぼ同じ。1尾釣ったことから、速めのスピード19まで上げたり、11まで下げたりしてみたものの、その後はほぼ13か14でヒットした。
電動&手巻きでマダイ攻略
電動タックルである程度楽しめたので、次は手巻きに持ち替えた。
ロッド「紅牙エアN510MBスリルゲーム・N(135g)」に、リール「ティエラA IC150HL―DH(230g)」のセットは合計で365gと大変軽く、電動タックルとはまた違った巻き感度と手感度を味わえる。
潮が弱いと食い込みも浅くなるが、「スリルゲームモデル」のしなやかなティップとバットから曲がり込む粘りはバレにくく、このような状況では特に威力を発揮してくれた。そして何よりもやり取りが楽しいのだ。
春の乗っ込み時期にはボリューム感が必要
午前10時くらいから潮が動きだしたため、タイラバを120gに戻してリールを「紅牙IC200L」にチェンジ。このモデルは350gという自重の割に剛性感がある上、ハンドルが150mmと長く、100mを越えるドテラでも軽快な巻き心地を体感できる。
この時、タイラバには「カーリータイプのネクタイ2本+スカート」と普段よりもボリューム感を持たせていたが、周囲の人はさらにボリューミーなセットにしていた。
春先の乗っ込みマダイの時期にはある程度のボリューム感が必要なことから、ほかの人に引けを取らないサイズとなる「紅牙中井ノレソレ12in」をセット。
多彩なタイラバ駆使して3連続ヒット
すると早速、ノレソレの効果が発揮されたのか3連続ヒット!しかもサイズも良型が揃った。ノレソレもセンターで折ってセットしていたのを、途中で先端の細い部分をちょん掛けにして長く見せるようにしたことが奏功したようだった。
最終釣果
この日、超大型は出なかったが、納竿の午後2時までマダイ8尾の釣果で春の乗っ込みを存分に楽しめた釣行となった。
<週刊つりニュース西部版 大野城市・高原 稔/TSURINEWS編>
出船場所:福岡市・福浜 この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年5月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。