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スピルバーグ監督映画『ウエスト・サイド・ストーリー』主演二人からのメッセージ動画を公開

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『ウエスト・サイド・ストーリー』アンセル・エルゴート(トニー役)、レイチェル・ゼグラー(マリア役)

スティーブン・スピルバーグ監督映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が、2022年2月11日(祝・金)より全国の映画館で公開される。先日発表された第79回ゴールデングローブ賞では、作品賞・主演女優賞(レイチェル・ゼグラー)・助演女優賞(アリアナ・デボーズ)の主要部門で最多3冠を獲得し、本年のアカデミー賞最有力候補として注目されている。

このほど、トニー役のアンセル・エルゴートとマリア役のレイチェル・ゼグラーという、物語の主人公を演じた二人による、日本に向けた特別メッセージ映像が公開された。『ベイビー・ドライバー』に主演し注目を集めたアンセル・エルゴートと、3万人のオーディションから選ばれ本作が映画初出演となる新星ながら、先日ゴールデングローブ賞主演女優賞を見事射止めたレイチェル・ゼグラーが、劇中のトニーとマリアを彷彿とさせる息ぴったりな様子で作品紹介する様子をご確認いただきたい↓

【動画】アンセル&レイチェル コメント映像

アンセルとレイチェルについて、スピルバーグ監督は「本作のトニーとマリアを演じる二人の相性は抜群なんだ。アンセルとレイチェルは、撮影ですごく息が合っていたよ」と、相性の良さを絶賛しており、二人が紡ぐ“禁断の愛”の物語に期待がかかる。

『ウエスト・サイド・ストーリー』アンセル・エルゴート(トニー役) (C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『ウエスト・サイド・ストーリー』レイチェル・ゼグラー(マリア役) (C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

アンセルとレイチェルがデュエットで聴かせる不朽の名曲「Tonight」も、ぜひ映画館の大スクリーンで堪能したいもの。

【動画】Tonight(トゥナイト)MV

これまで数々の名作を世に生み出し、ハリウッドで歴史を作り続けてきたスピルバーグ監督にとって、『ウエスト・サイド・ストーリー』はキャリア史上初めて手掛けるミュージカル映画であると同時に、「私のキャリアの集大成」と位置づける作品でもある。彼がこの映画に注ぐ想いは次のコメント映像で語られる。

【動画】スピルバーグ監督コメント映像

【動画】スピルバーグ監督が明かす制作秘話


もともと『ウエスト・サイド・ストーリー』は、1957年にブロードウェイで初演がおこなわれた舞台ミュージカルだ。原案・演出・振付:ジェローム・ロビンズ。脚本:アーサー・ローレンツ。音楽を作曲したのは、20世紀を代表する指揮者のひとりでもあるレナード・バーンスタイン。歌詞を書いたのは、つい先頃(2021年11月)他界したスティーヴン・ソンドハイム

このブロードウェイの初演は大ヒットとなり、やがてロバート・ワイズジェローム・ロビンズの共同監督、アーネスト・レーマン脚本で映画化される(日本タイトルは『ウエスト・サイド物語』)。これが1961年に公開されるや世界的なヒットとなった。さらに第34回アカデミー賞では11部門でノミネートされ、うち作品賞、監督賞をはじめ10部門で受賞を果たした。そんなミュージカル史上、そして映画史上の金字塔的名作が、スピルバーグ監督により21世紀の現代に甦ることとなったのである。それだけにスタッフ陣にも目を見張らされる。

今回の脚本は、『ミュンヘン』(共同脚本)や『リンカーン』(脚本)でスピルバーグ作品への参加経験を持つトニー・クシュナーが担当した。彼は戯曲『エンジェルス・イン・アメリカ』の作者として、演劇ファンから絶大な支持を集める劇作家でもある。

また、ダンスの振付は、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)の専属振付家ジャスティン・ペックが、NYCBの偉大なバレエ・マスターだったジェローム・ロビンズへのリスペクトを最大限に込めながらあたっている。

さらに「Maria」「Tonight」「America」「Cool」「Somewhere」など、バーンスタイン作曲の名ナンバーがふんだんに詰まった、宝石箱のような音楽を指揮するのは、ベネズエラ出身の若き鬼才グスターボ・ドゥダメルだ。彼は現在、ロスアンジェルス・フィルハーモニックとパリ・オペラ座の音楽監督を兼務しているが、この映画では、ニューヨーク・フィルハーモニックとロスアンジェルス・フィルハーモニックから明瞭で張りのあるサウンドを引き出している。

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』「America(アメリカ)」編

一方、キャスト陣。トニー役のアンセル・エルゴート&マリア役レイチェル・ゼグラーはもちろん、脇を固める素晴らしい出演者たちに対しても興味津々とならずにはいられない。

ヨーロッパ系移民のジェッツ(ジェット団)をトニーと創設し、トニーの跡を継いでリーダーを務めているリフ役を演じるのがマイク・ファイスト。彼は『ディア・エヴァン・ハンセン』で主人公の運命を大きく変えるコナー・マーフィ役のブロードウェイ・オリジナル・キャストだった。

対立するプエルトリコ系移民のシャークス(シャーク団)のリーダーで、マリアの兄の(かつてジョージ・チャキリスが演じた)ベルナルド役を演じるのはデヴィッド・アルヴァレス。彼は『ビリー・エリオット』ブロードウエイ・プロダクションでオリジナルのビリー役をトリプルキャストのひとりとして演じ、2009年の第63回トニー賞ミュージカル主演男優賞を他の二人のビリーと共に受賞している。

ベルナルドの恋人アニータ役を演じるのは、先日、本作でゴールデングローブ賞・最優秀助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズ。彼女はこれまでミュージカルの舞台女優として『ブリング・イット・オン』『ピピン』『ハミルトン』『モータウン・ザ・ミュージカル』など数々のブロードウェイ作品に出演、『サマー:ザ・ドナ・サマー・ミュージカル』ではトニー賞ミュージカル助演女優賞にノミネートされた。Netflixの『ザ・プロム』にも出演している。

そのアニータ役のブロードウェイにおけるオリジナル・キャストはチタ・リヴェラだったが、1961年の映画版で同役を演じアカデミー助演女優賞及びゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞したのがリタ・モレノである。その彼女、今回はトニーの働く店の女主人ヴァレンティーナという、新設された役で登場し、なかなかの活躍ぶりを見せてくれる。さらに彼女は、エグゼクティヴ・プロデューサーとして今回の映画の製作チームにも加わっている。ちなみに、リタ・モレノは世界エンタテインメント史上、数少ないEGOT(エミー賞/ゴールデングローブ賞/オスカー=アカデミー賞/トニー賞の四賞受賞者)の一人でもある。

その他、クラプキ巡査役のブライアン・ダーシー・ジェームズ(ブロードウェイ『Shrek the Musical』『Next to Normal』『Something Rotten!』『Hamilton』やTVドラマ『SMASH』などでおなじみ)や、ジェッツガールズのひとりヴェルマ役のマディー・ジーグラー(シーア「シャンデリア」のMVのダンサーとして超有名)をはじめ、キャスティングの妙が随所で光輝いている。

2021年12月、日本に先駆けて公開を迎えたアメリカでは、全米初登場NO.1のスタートを切り、批評家・鑑賞者からは「オリジナルを超えた」「スピルバーグ監督の最高傑作」など称賛の嵐。“異なる立場を越えて、私たちは手を取り合えるのか?”というアクチュアルで普遍的なメッセージをこめて創られた『ウエスト・サイド・ストーリー』。もちろん、撮影・美術・特殊効果など映画ならではのスタッフワークの醍醐味も存分に味わえる。だから映画や演劇、ミュージカルのファンはもとより、映画ファン、ダンスファン、クラシック音楽ファンにも広く楽しめる作品なのである。

11/29ワールドプレミアにて[左から]アンセル・エルゴート、コリー・ストール、レイチェル・ゼグラー、ジョシュ・アンドレス・リヴェラ、スティーブン・スピルバーグ、マイク・ファイスト、 リタ・モレノ、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、アリアナ・デボーズ、デヴィッド・アルヴァレス(C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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