三浦縦貫道路 事前登録なしで通行可能 「ETCGO」25年導入へ社会実験
神奈川県道路公社は7月17日から、横須賀市南部と三浦市をつなぐ三浦縦貫道路(延長4・7Km)で自動料金収受システム(ETC)を利用して自動決済できるシステム「ETCGO」の社会実験を開始した。昨年度に続き運用の安全性などを確認し、2025年1月の本格運用を目指す。
同システムは首都高速道路や駐車場運営のアマノなどが開発。昨年11月に埼玉県の三郷流山橋有料道路で初導入された。一時停止は必要だが、現金や交通系ICカードのように係員とやり取りする必要がなく、ETCカード情報を元にキャッシュレスで決済できる。
同公社は昨年3月から8月にも社会実験を実施。導入に関する安全性を確認した上で、今年度は事前登録なしでも運用に問題がないかを検証する。昨年度は4社のETCカードを対象にしたが、今回はスタート時点で使えるのは三井住友トラストクラブとイオン銀行の2社のみ。順次対象カードを拡大する方針。
利用は料金所の実験レーンで一時停止。決済が完了したことをサイネージとチャイムで確認し、精算後発進する。実験は来年1月12日まで。