未経験者から玄人まで楽しめる「東京湾マゴチバトル」を開催!
HEATをご覧のみなさん、どうもこんにちは! ORETSURI平田です。
「ORETSURI(俺釣=オレツリ)」は、HEATと同じく釣りやアウトドアに関してのウェブメディアです。2016年10月から関東を中心とした釣り情報を発信しています。
そんなORETSURIでは、釣り大会などのイベントを年数回運営しています。ターゲットは東京湾の釣りモノが多く、マゴチ、タコ、スミイカ、カワハギなどなど。底物系ばかりですね!
今回は、5月11日に開催した「ORETSURI東京湾マゴチバトル6」の様子をレポートします。
文・写真◎ORETSURI編集長 平田剛士
ORETSURI東京湾マゴチバトル6を開催!
5月11日に開催した「ORETSURI東京湾マゴチバトル6」は、金沢八景・一之瀬丸さんの協力で3隻60名で実施しました。近年のマゴチ人気もあり、比較的早い段階で満席となっていました。
開会式とレクチャー
開会式も和気あいあいとした雰囲気
受付は7時ごろに完了し、開会式へ。
私がいろいろ話してます
各種レギュレーションなどについてお話するのですが、ORETSURIイベントでは愛煙家の方は船尾で喫煙をお願いするルールにしています。風上で喫煙すると煙や灰が船尾に流れてくるんですよね。
やっぱり船釣りも喫煙者と非喫煙者の共存が大切。喫煙ルールが設けられていない船宿でも、より楽しく釣りができるマナーが広まればよいなと思います。
えいえいおーで士気を鼓舞!
その後、桟橋で希望者にレクチャータイムへ。
ORETSURIイベントは玄人がガチンコで競い合うというものではなく、さまざまなスキルの方が参加できるようにハードルを低めにしています。そのため、はじめてマゴチ釣りにチャレンジする方も多いのですが、未経験でもイメージしやすいように、マゴチの生態と釣り方の勘所を説明しました。
ちなみに、この朝一のレクチャーは参加者のうち、スキルが高めの方が行うこともあります。また、各船のリーダーもイベントに繰り返し参加してくださっている、一定の釣りスキルとホスピタリティを持った方にご協力をお願いしています。
レクチャーでは、釣れる方法も大切なのですが、釣れない人の行動パターンを知っておくのも大切。
●サイマキエサの生きが弱ったらすぐに交換する
●手持ち竿にこだわると、後半に竿先が下がってタナボケしやすいので注意
●意外に手持ちで頻繁にタナを取るより、置き竿でキープする方がよい
といった「○○したら○○という理由で○○になる」ことをロジカルに詳しく説明していきます。
船釣りは「○○しろ」「○○した方がいい」というフワっとした話で進みがちなのですが、やはり釣り慣れない人からすると、理由が分かった方が腹落ちして実釣に活かせるからです。
出船後は、「マゴチ釣りはじめてのみなさん」をまわり、重要なサイマキのエサ付けをレクチャーしていきます。
乗合出船は仕立てのあとでややゆっくり第一海堡の北側から実釣スタート
この日は晴天ながら、10m以上の南西強風
実際のところ、強風でやりづらいわけなんですが、四の五の言っても仕方ないので、状況を楽しむようにしています。
そんなこんなで8時40分ごろ、第1海堡北側でスタート。
このところ浅場で大型マゴチが上っていることもあり、A船の渡辺直人船長(一之瀬丸乗合マゴチ担当の素晴らしい船長です!)は朝から6m程度の水深を攻める様子。どの船も1日を通して同じ海域の3~6mを流していました。
エサマゴチでは前アタリから本アタリに移行させるやりとりが面白さの一つ。一方、海堡周りでは、浅く潮が速いことが多く、前アタリがあった際にあまり長くやり取りするとエサを離されてしまうことが多いのが特徴です。
移動中にも船長から、「今日千葉側に行くけど、神奈川側と違って潮がいってる(速い)ことが多いから、ベテランみたいにやり取りを丁寧にやろうとすると知らないうちに船が動いてて、けっこう離されちゃうから、送り込んでしばらくして引き込んだらアワセちゃった方が獲れる確率が高いよ。だから意外と初心者の方が釣っちゃったり(笑)」という共有を受けて、「なるほどー」と釣り座をまわりつつ、私もみなさんに共有。
朝方の下げ潮はミヨシ側にある程度流れていて、仕掛もカッ飛ばない程度で、よい具合に船も動いていく状況。
この下げの流れのなかで、右舷トモの白戸さんの1本を先駆けに、ぽつぽつと合計4尾のマゴチが上がりました。
ORETSURIイベント初参加&前日参加決定の古川さん、見事な1本
イベント常連の神永さんパパもなんとか1本!
さて、私はというと、これがアタリが出ない…。どうしよ。
くじ運よく、一番最後に残ったくじが潮先にあたる左舷ミヨシだったんですが、こんな風の日は上下運動が2mはあり、タナボケしやすく急に難しい釣り座になるわけです。そんなときは揺れに合わせて終始手持ち竿で調整したり、ハリス長で対応するのですが、いつも通り置き竿主体で船をあちこち回っていたら、これがまーアタらない(笑)。なるようにしてなっていたわけなんですが、そんな私にも8時45分ごろ、待望のアタリが!
トイレに行こうと置き竿にして、ふと船尾からみたら、…アタっているぞ!
前アタリが出ました!
おもわずのとなりのkidsが拍手をしてしまうくらいの芸術的なドヤアワセですが、実際これでこの日が終わるとは思ってもみなかったんですね😂#ORETSURI pic.twitter.com/WN0VDpiIMF
&mdAsh; ひらっさん (@tsuyoshi_hirAtA) MAy 12 2024
という具合にようやく1尾ゲット! ちなみにこの1本でこの日は終わり(笑)。
釣り慣れない方もまわりのベテランや船リーダーが教えてくれるシステムです風が強くてルアー勢は苦戦!?
オニオコゼが釣れていたり。マゴチ同様梅雨ごろに産卵盛期
東京湾の船マゴチ釣りでは圧倒的にエサ釣り人口が多いのですが、年々ルアーマゴチの魅力も広まっています。今回もルアー参加の方が10名いたのですが、こんな風の日に舳先側お立ち台での釣りは大変。終始立ちながらで、そもそも姿勢を維持するのがつらい。
それに、前方にキャストした道糸が大きく戻ってきて糸フケが多く出るという点は、やっぱりやりづらいんですよね。
一方、この日の釣り場が終日極浅場であった点は、軽いシンカーをメインで使うルアーマゴチにとってはメリットで、昼前後を中心に船Aではルアー参加の2名が釣果を上げていました。全体でも、ルアー勢のみなさんは10人中全員がマゴチをゲット!
ルアーでイベント初参加の佐藤さん待望の1本(良型!)
尾下さんも1本! このあと1本追加、お見事上げ潮時にマゴチの活性UP!
さて、後半13時ごろから上げ潮がききはじめ、3隻の船は海堡の間(第1と第2)あたりに南下。そのころに時合いがあり、各船、多くの方がマゴチを釣り上げていました。
結果、A船22尾、B船25尾、C船22尾と平均的な釣果で14時半に納竿。
残念ながらマゴチに出会えなかった参加者もいたわけですが、だいたい1人1尾程度の計算でした。
【各船の釣果写真です!】
サイズ測定~表彰&閉会式
沖上がり後は、希望者のサイズ測定!
イベントではマゴチ1尾の全長順(だいたい上位20名くらいが入賞!)と、各船釣果数でTOPの方を表彰しました。
嬉しさにじみでる(笑)、B船リーダー松本さん
2位入賞!
やった! ハイスペックマゴチ竿をゲット!
B船リーダー、ルアーの荒井さん。優勝サイズ57cmの太マゴチ
サイズ優勝の荒井さんはもっぱらルアーマンで、ライジャケを選択!
初参加、A船古川さんは54.5cmで第3位!
各船釣果数TOPの3名。左から根本さん、友松さん、松崎さん
こちらは受賞者のみなさん!HEATさんからの協賛品!
今回、「WEBマガジン HEAT」さんの協賛により、ハヤブサの船仕掛やルアーマゴチ用品を提供いただきました。有難い。
船仕掛は参加賞として、全員分にお持ち帰りいただきました!
おすそわけシステム
ORETSURIイベントには「おすそわけシステム」があります。釣れなかった人もお土産を持ち帰れるわけですね。
一之瀬丸さんからもタチウオのお土産があり、そのうえで、「おすそわけシステム」にストックされたマゴチやヒラメを、じゃんけん大会でみなさん持ち帰っていました。
せっかくイベント参加したなら、持ち帰り0はなくしたいですし、お土産は多い方が嬉しいもんですよね。
ORETSURIイベント、ぜひ参加ください!
参加者全員で記念撮影!
今回は東京湾で行われた「ORETSURI東京湾マゴチバトル6」の様子を紹介しました!
今後もORETSURIでは釣りイベントを開催していきますので、HEATをご覧のみなさんも、ご興味がある釣りモノなどがあればぜひご参加ください。イベントにあわせて釣行会を開催することもあります。経験したことがない釣りモノも、イベントをきっかけに気軽に触れることができますよ。
また、イベント参加者と釣友になるケースもよくあるようです。
▼次回のイベントは6月22日に「ORETSURI東京湾大蛸バトル6」を予定しています!
現在満席ですが、キャンセル待ち歓迎です!
「ORETSURI東京湾大蛸バトル6」エントリー:https://oretsuri.com/mAdAkoBt-202406
ではでは。
【東京湾マゴチ】南西強風!海堡まわりの極浅場で大型狙い
Youtube「やるねー!!ひらっさん」
企画・取材協力:あしたの釣りをもっとワクワクさせるメディア ORETSURI
X(ツイッター):平田 剛士 @tsuyoshi_hirata
YouTube:やるねー!!ひらっさん