【札幌グルメ通レポ】北海道で長く愛される老舗店の“本気”が込められたソフトクリームが絶品だったので紹介させてほしい #北海道ソフトクリームラリー2024
北海道の短い夏に、全道各地の個性豊かなソフトクリームを楽しみながら、全道各地を周遊していただくことで、地域の活性化につなげたい。
そんな思いで、Sitakke×道内ローカルメディアが開催している「北海道ソフトクリームラリー2024]」!
今回は、札幌の穴場グルメを紹介するSNSが人気の「グルメゆうちゃん【札幌グルメ】」さん(@gourmetyuchan)
に、【札幌エリア】の参加店舗のソフトクリームの魅力を紹介してもらいます!
王道のミルク系ソフトの合間に、“和”テイストはいかが?
Sitakke読者のみなさま、はじめまして!グルメゆうちゃん【札幌グルメ】(@gourmetyuchan)
と申します。平日は会社員、週末は食べ歩き好きの「グルメゆうちゃん」として、定食屋・レストラン・カフェ・BARなど、気になるお店に足を運んでいます。
今回は、「北海道ソフトクリームラリー2024」から、「和」テイストのこの夏訪れたいソフトクリームを紹介します。
老舗茶屋の“古き良き”優しさが込められた、絶品・抹茶ソフトクリーム【玉翠園】
札幌・中央区。テレビ塔を背に、創成川沿いを散策していると、老舗茶屋である「玉翠園」さんを発見。賑わいの奥から「キレイなみどり色だね」という声とともに、お茶の香りがふんわりと私の鼻をかすめた。
創成川の東側は、現在では「創成イースト」と呼ばれ、札幌の再開発を象徴するエリアとなっている。札幌の近代化を支えた「創成川」のほとりには、二条市場など当時の面影を残す一方で、最近ではニューフェイスも増えてきた印象だ。
「玉翠園」さんは、テレビ塔が建設される前の昭和8年(西暦1933年)に、日本茶の卸問屋としてスタートした。現在の3代目社長は、お茶の魅力をさまざまな形で発信し続けている。
その代表格ともいえるのは、今回紹介する、玉翠園オリジナルスイーツの「雪萌えパフェ」だ。
老舗の日本茶専門店のこだわりが光る!絶品ラインナップ
「雪萌えパフェ」のラインナップは、スタンダード・ハイクオリティー・デラックス手焼き抹茶コーンの3種類がある。抹茶アイスの濃厚さやアイスクリーム・コーンが少しずつ異なるとのこと。これは何度か通って制覇したくなる魅力がある。
雪萌えパフェは、北海道十勝産の牛乳でつくる、甘さ控えめのソフトクリーム、十勝産の粒あん、道産玄米、そして日本茶専門店らしい「抹茶アイス」の組み合わせ。私たちの期待を裏切らない!
私が訪店した日は、あいにくの天気で外気温が低く、洋服の上にもう1枚羽織りたいくらいの寒さだった。“ソフトクリーム日和”とは言い難い日だったにも関わらず、、お客さんは、ずっと途切れることなく、注文の順番待ちが発生するほどの盛況ぶりだった。
私がお店に到着したころには、「デラックス手焼き抹茶コーン」は、既にSOLD OUT。
ちょっぴり残念だったが、お店のお姉さんのオススメで「ハイクオリティー」を注文した。
ハイクオリティーは「雪萌えパフェ」のなかで一番人気の看板商品なのだそう。商品説明もしっかりとしてくださるので、初めての来店であっても安心できる。ちなみに、ハイクオリティーは、スタンダードに比べて抹茶の味が濃いとのことだ。
遭遇できるのはレア!?数少ない条件下で提供される“抹茶ソフトクリーム”
到着した商品を拝見し「商品写真とは違って、ソフトクリームも抹茶なんですね」と話しかけてみたところ、「実は、本日は特別仕様なんです !」と、3代目社長の玉木康雄さんみずから商品説明を事細かくしてくれた。
普段は「バニラ味」のソフトクリームだが、「抹茶味」へ変更となるには、奇跡的にいくつかの条件が揃う必要がある。
まずは、絶対的な条件で、この抹茶ソフトクリームを製造することができる3代目社長が店頭に立っていることなのだそう。
次の条件は、この日のように、天気に恵まれないということだそうだ。3代目社長いわく、「寒暖差が激しく、体調管理が難しい季節の変わり目において、ぜひ抗菌・殺菌作用のあるカテキンを多く摂取して欲しい」とのこと。そこには熱い想いがあった。
札幌の街の変遷とともに、形を変えてきた創成川のほとりで、古来から日本人に親しまれている日本茶を通し、(※)万古不易(ばんこ-ふえき)な人間の優しさに触れた。」
※万古不易(ばんこ-ふえき)
いつまでも変わらないこと。また、そのさま
【玉翠園】
住所
〒060-0051 北海道札幌市中央区南1条東1丁目1-1 玉木ビル1階
アクセス
札幌市営地下鉄 バスセンター前駅から徒歩2分程度
札幌市営地下鉄 大通駅から徒歩3分程度
営業時間
平 日:08:00~18:00、土曜日:08:00~16:00
定休日:日曜日、祝日 ※詳細はHPを参照ください
おすすめの商品
「雪萌えパフェ(ハイクオリティー)」
待望のソフトクリームが復活!!サザエの限定ソフトクリーム【ココノススキノ店 十勝大名】
惜しまれながらも、昨年8月に閉店した、札幌駅前の商業施設「エスタ」。
“サザエさん”の愛称で親しまれている「サザエ食品」が、絶品ソフトクリームを提供していたことをご存じだろうか。「エスタ」が閉店したことで、札幌の市街地でその味を楽しめる場所も消えてしまった。
しかし、翌年1月31日、すすきのの新名所「ココノススキノ」の地下1階に約5ヵ月ぶりに、“サザエさん”の店舗オープンとともに、絶品ソフトクリームが復活した!!
道民に長く愛されてきた“サザエさん”こだわりの絶品「たいやきソフト」
道民に「“サザエさん”といえば、なに?」と尋ねると、おそらくご長寿テレビアニメの番組名とともに、「おはぎ、おにぎり、お弁当にお寿司」との回答が返ってくるのではないだろうか。
サザエ食品は、函館朝市でおはぎの提供をし始め、ことしで67年目を迎える。道民に愛される食品を提供し続けている「サザエ食品」は、2015年6月、北海道土産の代名詞である「白い恋人」を製造・販売している「石屋製菓グループ」に仲間入りした。
北海道十勝産小豆を使用した和菓子を提供する「サザエ食品」と、北海道を代表する銘菓を製造する「石屋製菓」のコラボレーションメニューとして「たいやきソフト」が開発・販売された。
ソフトクリームは、北海道産の生乳と「白い恋人」に使用されているホワイトチョコレートをあわせた特製・白い恋人ソフトクリームを採用している。コクのある「白い恋人ソフトクリーム」のうえにトッピングするのは、サザエさんの人気商品である「うす皮たい焼き」である。
「たいやきソフト」は、9通りの組み合わせから選ぶことができる。「白い恋人ソフトクリーム」は、ホワイト・ミックス・ブラックの3種類。「うす皮たい焼き」は、粒あん・白あん・ダブルクリーム(カスタード&豆乳クリーム)の3種類だ。
“大大大大大正解!”の「ミックス×粒あん」たいやきソフト
私は「ミックス×粒あん」の組み合わせを選択した。ソフトクリームのフレーバーとしてミックスをチョイスした理由は単純で「1つで2度おいしい」を楽しめるからに他ならない。そのしたたかな気持ちを少しでも緩和したく、たい焼きだけは「王道に」と、小声で「粒あん..」と店員さんに注文した。結論、大大大大大正解!そもそもどちらのデザートもポテンシャルが高いわけで、どの組み合わせであっても合わないわけがない。ソフトクリームが濃厚であり、たい焼きのこの皮の薄さがとても重要なのだと食べて実感した。また、ソフトクリームの「冷」とたい焼きの「温」もまた堪らない要素である。ただ、もちろんのこと、ソフトクリームはとけやすいため、写真撮影は10秒以内におさめよう。
ソフトクリームにカメラを向けると、サザエ食品×石屋製菓のコラボレーション商品である「たいやきソフト」と「白い恋人ソフトクリーム」とでは、使用している器(カップ)が異なることに気が付いた。「たいやきソフト」は透明なプラカップである一方で、「白い恋人ソフトクリーム」は、なんと「白い恋人(ラングドシャのお菓子)」のデザインだった。
これはどうしても両方を見てみたいと、ココノススキノ店へもう一度訪店した。やはり、白い恋人デザインのカップは可愛い。再訪して、これまた正解であった。
カップの違いを楽しむ、ソフトクリームやたい焼きの味を楽しむなど、それぞれの楽しみ方を発見してみてほしい。
【ココノススキノ店 十勝大名】
住所
〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西4丁目1-1 ココノススキノ地下1階
アクセス
札幌市営地下鉄南北線 すすきの駅直結
営業時間
09:00~21:00 ※詳細はHPを参照ください
おすすめの商品
「たいやきソフト」
「白い恋人ソフトクリーム」
あとがき
北海道は、生乳の生産量が全国NO.1であり、名実ともに酪農王国。新鮮かつ良質な牛乳に恵まれ、ソフトクリームをつくるのにまさに適した土地です。
「北海道ソフトクリームラリー2024」は、2024年6月1日(土)からスタートし、過去最大・全道143店舗が参加しています。北海道の夏の魅力は、爽やかな気候と豊かな自然であり、遠出のドライブが楽しい季節です。広大な土地だからこそ、エリアごとに、名産品を使用したご当地限定フレーバーなど、多種多様なソフトクリームが存在しています。「北海道ソフトクリームラリー2024」へ参加している全143店舗制覇にぜひ挑戦してみたいものです。
北海道の短い夏を、このイベントともに思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。
【開催期間】2024年6月1日(土)~8月31日(土)
【参加店舗】143店舗 ※参加店舗一覧は、下記詳細HPでご確認を
【詳細HP】 「北海道ソフトクリームラリー2024]」
【応募締め切り】2024年9月13日(金)必着
このたび、「北海道ソフトクリームラリー2024」について筆を執ったのは、「Sitakke」の編集者さんと私の活動拠点であるInstagramでつながり、本誌のコンセプト「北海道で暮らす、あなたとつくる、明日への”きっかけ”WEBマガジン」に共感したためです。
本記事をご覧いただくことで、私たちが住む「北海道」は、なんて素敵な場所なのだろう!と改めて感じていただけたら幸いです。
profile
グルメゆうちゃん【札幌グルメ】
・国立大学卒・30サイサラリーマン
・北海道・札幌の本当に美味しい穴場を紹介
・丁寧なグルメレポートでお店選びの一助に!
Instagram@gourmetyuchan
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文:グルメゆうちゃん【札幌グルメ】
編集:YASU子