40年間100万人の乗船客を広島の海で楽しませてきたクルーズ船・銀河が引退へ
海運会社の瀬戸内海汽船が運航しているクルーズ船・銀河が2024年12月で運航を終了し、就航から40年が経った今年で引退することが発表されています。
クルーズ船・銀河は1984年4月に運航が開始され、昼はランチクルーズとして[広島-宮島]間の定期航路を運航し、夜は広島港から宮島沖を周遊するディナークルーズの不定期航路として乗船客を楽しませてきました。
また、瀬戸内海一円を周遊する日帰りクルーズやパーティクルーズ、海の上で結婚式を行う船上ウエディングなどを企画。40年間の利用者はおよそ100万人にのぼり、広島県内はもちろん、国内外の様々な乗船客を乗せて瀬戸内海、広島での思い出を作ってきました。
クルーズ船・銀河は、就航から30年が経過したころから引退の噂が囁かれていましたが、結果、40年間という長い間広島の海の魅力を伝えてきました。それだけに、これまでの利用者からは引退を惜しむ声が聞こえてきます。
現在、船上ウエディングの新規申し込みは終了していますが、40周年企画プランのサンセットクルーズや定期運航のランチクルーズなど、各種プランで引退を迎えるその日まで運航を続けています。
なお、今後[広島-宮島]間の航路はグループ会社の高速船が運航し、瀬戸内海のクルーズはG7広島サミットで注目を集めた観光高速船「シースピカ」が運航。
また、[広島-松山]航路をクルーズフェリー「シーパセオ」が担うなど、すでに銀河の後を継ぐ次世代の船が活躍しています。