体幹トレーニングには腸を活性化させる働きもある!腸内環境向上のカギとは?【プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本】
体幹を鍛えるメリット⑥ 腸を活性化
腸は「第二の脳」心と体を良好に保つ
便秘などの腸の不調にも体幹が関係しています。お腹や背中部分のインナーマッスルを鍛えていなければ腹圧は弱いままなので、腸の働きも低下。
腸で吸収された栄養分は血流にのり、全身に届けられますが、腸の働きが悪くなれば、十部な栄養を送ることができず、腸内で発生した腐敗物質が血流にのって全身をめぐることになります。腸内環境が悪化すると病気にかかりやすくなるといわれるのは、そのためです。
さらに注目したいのが脳と腸の関係。実は腸は脳に次いで多くの神経細胞が集まっており、「第二の脳」とも呼ばれています。緊張すると腹痛や下痢を起こすのも脳と腸が密接に関わっているから。「幸せホルモン」と呼ばれ、リラックス効果をもたらす神経伝達物質「セロトニン」もその95%を腸が作り出しています。
心と体の健康を保つために腸の働きは欠かせないものなのです。
腸がきれいになると、いいことがたくさん!
太りにくくなる老化予防が期待できる睡眠の質が向上髪・肌にツヤが出てくる免疫力が上がる便秘になりにくい下痢になりにくい
腸内環境向上のカギは体幹力に合った
1 体幹トレーニングでインナーマッスルを鍛える!
お腹や背中などの筋肉を鍛えて腹圧を強化すると、内蔵の働きも活発になる。
2 腸の働きが活性化し、セロトニンが分泌される!
脳内の神経伝達物質であるセロトニンの95%は腸内で作られている。腸内の働きがよくなると、セロトニンの分泌が促進される。
3 精神が安定してストレスが軽減する!
心身ともに安定し、リラックス効果が高まる。反対に、腸内環境が悪くなると、イライラしがちになり、精神状態が不安定になる人も。
【出典】『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』著:木場克巳