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神戸北野のフレンチビストロ『Ten-Ten』渡仏&ソムリエ経験を持つシェフ渾身の味 神戸市

Kiss

フランスの二ツ星レストランや東京の有名ホテルで修業したシェフの料理が味わえる北野の『French Bistro Ten-Ten(フレンチビストロ テンテン)』(神戸市中央区)。オーナーシェフの村田哲司さんは、ソムリエとしても3年ほど勤務経験があり、料理に合わせたワインのセレクトも完璧です。

営業はディナータイムのみ。今回は、シェフの“らしさ”が光るコース「メニューセゾン」9,900円(税込)を取材してきましたが、アラカルト(後述)のみオーダーすることも可能です。

一つ目の前菜は、「キクイモのペーストを使ったフラン(洋風茶わん蒸し)」にとろみをつけた原木シイタケのダシをかけたもの(写真左)と、「かきのグラタン」(写真右)。グラタンは、白ワインビネガーや卵黄などを使ったソースをかけてオーブンで焼いているそうで、さっぱりとした味わいでした。

前菜の二つ目は、「レアの赤エビとゆでたカリフラワー」。塩抜きしたカズノコとアンチョビの入った自家製タルタルソースでいただきます。赤エビとカリフラワーは甘みが強い素材なので、コーヒーパウダーをかけて味を引き締めているのだそう。

こちらは「バースニップのスープ」。見た目から白ニンジンといわれますが、どちらかというとセリに近い味わいです。

魚料理は2皿。まず登場したのは、小麦粉をまぶしてソテーした「白子のムニエル」。

続いて、「キンメダイの松笠焼き」をいただきます。

「キンメダイの松笠焼き」。みんな大好きソースアメリケーヌと菜の花と一緒に。ソースアメリケーヌはエビの殻からフュメ(ダシ)をとり、トマトピューレと合わせたソースです。

メインの肉料理は「愛知イノシシのマディラソース添え」。ソースのベースはイノシシの骨だそう。手前のマスタードリーフの下にあるのは、生クリームと牛乳と薄切りのジャガイモを煮た後オーブンで焼いて作る「グラタン・ドフィノア」。付け合わせの野菜はオーブンで焼いたニンジンと揚げたレンコン。

「Dornier」というチェリーの香りのするアメリカのメルローと合わせると、さらに味わいが広がります

村田さんが修業した『オーベルジュ・クロ・デ・シーム』(現三ツ星の 『レジス エ ジャック マルコン 』)は人口100人ほどの山間部の村にあり、ジビエを得意としていました。村田さんも村人と一緒に鹿猟をして、ジビエに親しんでいったそうです。

生クリームたっぷりでバターの風味のきいた自家製キャラメルをかけた「ほうじ茶のブラマンジェ」と、「キンカンと洋ナシのコンポート(砂糖煮)」。

コーヒー用の小菓子は、お手製の「カヌレ」と「ゆずチョコ」、赤いハート型の「パッションフルーツチョコ」でした。カヌレはフランスに留学していた女子から教わったという家庭の味です。

常連さんが村田さんに、友人女性からこのカヌレのレシピを習いに行くようすすめてくださったそう。柔軟で素敵なやり取りにほっこり♡

一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席。穏やかで優しいシェフと会話できますね♪

テーブル席はお子さんも来店可能です。

緑のしっくい壁はオーナーご自身がコロナ期間中に塗りました。DIY精神や赤い壁にフランスのエスプリを感じます

店内に飾られたキノコのオブジェは、「キノコの魔術師」と呼ばれるフランスでの修業先のシェフにちなんでいるのだとか。額に入った地図は村田さんがフランスで購入し、しわにならないよう丸めて持って帰ってきたそうです。

ワインのストックは何と700本。店外でも保管しています

村田さんは日本とフランスの食材自体の味の違いを考え、日本食材の繊細さを生かす料理を工夫を心掛けているそう。また、和歌山の漁港を有す新宮市のご出身で、魚の目利きもすごいんです。そのため、アラカルトの「カルパッチョ」はおすすめの一品!

22時以降はバータイムとなり、チーズなどのおつまみとともに、落ち着いた雰囲気の中でワインを楽しめます。

今回いただいた「メニューセゾン」は、創意に富みつつもクラシックな技法を生かした村田シェフならではの料理が堪能できるコースで、ディナータイムに訪れた人の多くが頼むというのも納得。

また、こちらは一軒目としてしっかり食べるのはもちろん、二軒目に軽く飲みたいときにもおすすめです。洗練された店内で、素晴らしい料理とワインを頂ける、北野らしい一店といえるでしょう。5日かけて煮込むというアナグマ料理にも、いつか挑戦したいです♡


場所
French Bistro Ten-Ten
(神戸市中央区山本通1-7-6)

営業時間
17:00 ~ 22:00(L.O.)

定休日
日曜日

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