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【三浦 宿泊レポ】ふふ 城ヶ島 海風のしらべ - 自然に溶け込むラグジュアリーリゾートがオープン

湘南人

三浦半島の南端にある島、城ヶ島。
荒々しい波と美しい岩礁が訪れる人を魅了する、神奈川県最大の自然島です。その城ヶ島西側の観光スポット・長津呂崎。
城ヶ島灯台の麓、美しい海岸と岩礁の目の前に2026年2月27日、ラグジュアリーリゾート「ふふ 城ヶ島 海風のしらべ」がオープンします。

開業に先立ち支配人の渡邊泰之さんにインタビューをさせていただいたので、内覧の模様と合わせてご紹介します。

「ふふ」が大切にする「地の力」

今回、開業前の忙しい時期にもかかわらず、支配人の渡邊さんにお話を伺うことができました。

画像出典:ふふ 城ヶ島

ふふには「ときを味わう」というコンセプトがあり、その一つに「地の魅力を味わう」滞在を掲げています。
それぞれの宿で建物のデザインからコンセプト設計があり、宿泊だけにとどまらずサービスを始めとしたオペレーションまで一気通貫するトータルプロデュースです。

例えばふふ 河口湖は、「木々が薫り 光がゆれる 境界のない森のリゾート」がコンセプトになっています。

「この城ヶ島という場所は、1200万年前からある地層の上に建っています。三浦半島の三崎層や初声層という古い地層が重なり合ってできています。
そのような土地の上に建つ建物がどうあるべきなのか。
設計チーム、デザインチームはこの風景から宿を見た時に違和感が生まれないよう、この土地、この景色から宿までが一貫してシームレスにデザインでつながっていくことを目指しました。」

それは外観だけでなく、宿中に入ってからも同じです。
ファサードから客室まで、岩、波、光——それら全てが自然につながっています。
香り、景色、温泉、波の音、料理。
さまざまな形で、ここでの宿泊を五感で楽しめるようになっています。

客室の入り口も城ヶ島の岩をイメージした作りに

画像出典:ふふ 城ヶ島

また、地域との関わりも非常に大切にしています。
スーべニールコーナーには地元の土産を揃え、アクティビティも城ヶ島にとどまらず三浦半島全体を通してダイビング、クルージング、釣りなど様々な企画を準備しているとのこと。

三浦半島のお土産が並ぶスーべニールコーナー

アクティビティを楽しむだけでなく宿の中、部屋の中だけでも時間を忘れて楽しめるよう、客室にはあえて時計を設置していません。
日常を忘れ、テラスで海を眺める。
ソファでゆったり読書を楽しむ。
そんな風に日常を忘れてゆったり過ごす時間も、このふふが提供する過ごし方です。

「三浦半島にはまだまだたくさんの自然や美しい場所、珍しい場所があります。
例えば小網代の森のような大自然の森と干潟を散策できる場所も、今までは日帰りでハイキングにいらしていた方に、そのままこのふふに泊まっていただき、夜は星を眺めてゆったりハイキングの疲れを癒して帰ってもらうのもおすすめです。」

「ふふ」とは

ふふは、2007年の熱海開業以来、近年急速に展開しているラグジュアリーリゾートで、この城ヶ島で10施設目となります。

どの施設も地域を活かした作りになっており、温泉や地域の食材を楽しみながらゆったりと寛ぐことができます。

また、どの施設もプライバシーが保たれており、人目や喧騒を離れてリフレッシュできる、まさに「ときを味わう場所」です。

近年、外資系ラグジュアリーホテルが東京近郊をはじめ日本中に開業していますが、その中で日本企業が運営する日本のおもてなしと自然の魅力を堪能できるため、国内外の旅行好きから大注目を集めています。

そのふふの中でも、今回開業するふふ 城ヶ島は、ふふ初となる海が見えるホテルです。

ふふ 城ヶ島の外観

この施設に向かうには、城ヶ島大橋を渡り、島の駐車場と昭和の雰囲気漂う商店の間の狭い道を抜けます。
目の前に広がる岩礁と海を右に曲がると宿が現れます。

かつて京急のホテルがあった跡地で、日帰り温泉や足湯を楽しみに行った方も多いのではないでしょうか。
また、城ヶ島灯台へ上がる入口にもなるため、城ヶ島ハイキングでこの場所を訪れた方も多い場所です。

私が伺ったのはあいにくの雨の日。
ギラギラとした夏の晴れの日とは違う、静かで落ち着いた日でしたが、それでも自然と馴染む落ち着いた美しい建物に心がほっとしました。

海岸沿いのホテルは白く鮮やかな、夏の海に似合う建物も多い。
しかしこのふふ 城ヶ島は、建物の色も岩礁をイメージしたザラザラとした外壁も、この城ヶ島の自然にフィットして景観を壊しません。
上品さと高級感がありながら、どこかホッとするような建物です。

ホテル入口手前には、城ヶ島灯台へ上がる階段や長津呂の磯へ降りる歩道など、この宿を拠点に城ヶ島散策を楽しめる絶好のロケーションです。

エントランス

宿に入るとまず、大きな植物の向こうに海を望むガラス張りの開放感漂うラウンジがあります。
しかしそのラウンジには段差と適度なシースルーのパーティションがあり、他のお客様の顔はよく見えません。

宿の入口のロビーは岩礁をイメージした作りで、入り口横にあるバトラーデスクは一般的なバトラーデスクより背が高く、バトラーの姿が見えません。
私がキョロキョロしていると、すぐにバトラーデスクの中からバトラーが声をかけてくれました。
向こうからはちゃんとお客様が認識できているようです。
このこちら側から見えない設計は、あえてお客様がバトラーの姿を気にすることなく寛いでもらえるようにという配慮だそうです。

岩礁を模したフロントカウンター。この奥にバトラーがいます。

客室

ふふ 城ヶ島は、すべての客室に温泉があります。
お湯は同じ三浦半島の油壺から源泉を運び入れています。
私が見せていただいた「蒼海プレミアムスイート」の温泉は、半分が浅い造りになっており、枕を置いてここに寝そべれば寝湯が楽しめます。
目の前には海が広がっており、波の音を聞き、潮の香りを感じながらゆったり寝そべって温泉を堪能できるのです。

画像出典:ふふ 城ヶ島

また、全室の浴室にレインシャワーが設置されており、海を感じながらこのシャワーを浴びるのも気持ちがよさそうです。

真鍮の手すりが印象的な上品なデザインのパウダールームは、床暖房が設置されており、入浴前後やスキンケア、ヘアケアの時間を快適に過ごせます。
アメニティはふふオリジナル余香シリーズのスキンケア、ヘアケアシリーズを設置。
すっと自然に染み入る香りに、温泉水のミネラル成分が肌や髪を潤してくれます。

画像出典:ふふ 城ヶ島

ちなみに、ふふは全施設でアメニティとスーベニアにこの余香シリーズを採用していますが、各施設ごとにルームフレグランスとして使用されているエッセンシャルオイルの香りが違います。
それぞれ、その土地をイメージして調香されたオリジナルブレンドのエッセンシャルオイルで、城ヶ島は海の前の爽やかな空気感を感じる「ブルーアース」というブレンドになっています。
各客室のエントランスにはディフューザーが設置されており、部屋に入るとふわっと良い香りに包まれます。

エントランスにはプライバシーとリラックスを保つための工夫があります。
それはユーティリティボックスと呼ばれるドア横の扉。
例えば、ヘアアイロンを借りたい時などはスタッフがこの扉の向こうから鍵を開けてこのボックスの中まで運んでくれるので、例えば風呂上がりやパジャマ姿でも受け取りができるのです。
このような非対面の配慮はコロナ前から取り入れられていたので、コロナ禍でも大きな改装やマニュアル変更なしで運営を継続できました。

またふふはベッドにもこだわりがあります。
ふふの運営会社カトープレジャーグループとシモンズ社が共同開発した「スリープレジャー」というマットレスを使用。
最先端の睡眠科学から眠りの質を高めるテクノロジーにより作られており、例えば腰の悪い方でもぐっすりと眠り、翌朝快適に目覚めることができる。

海前の立地を活かし、ベッドからも海を望める配置になっています。
夕暮れには、海の向こうの富士山と夕焼けを眺めながら、心地よいベッドでシャンパンを味わう時間も格別です。

夜は何もない静かな海が目の前に広がり、夜空に広がる星を眺め、穏やかな波の音を感じて眠ることができます。
日々、仕事や人混みの忙しさの中で過ごしている方は、何もせずここで眠るだけでもリフレッシュできそうです。

屋上

屋上には水を張った水盤があり、水面と海がシームレスにつながっているかのような美しい光景が広がっています。

さらに、優雅なハンギングチェアを備えたインクルーシブラウンジがあり、ここで夕焼けを眺めながらドリンクを楽しむ時間はサイコー以外の何者でもありません。

この日は雨でしたが、雨音と波を眺めるのも素敵です。
晴れた日の夕方には富士山や伊豆大島も見ることができます。
都会の夜景も素晴らしいですが、この海を眺める時間——これも人間が本当に癒されて自然体に帰ることができる時間になりそうです。

アート

館内のあちこちに、四季折々に撮られた城ヶ島の海岸や波の写真が飾られています。
それはまるで窓のように形取られ、窓のない場所からでも海や様々な季節の城ヶ島を感じることができます。

その写真にもふふのこだわりがあります。
ただ景色を撮っただけではない、情緒的な温かみのある写真を展示しています。

また、各所に展示されているアート作品にもこだわりがあります。
例えば2階エレベーターホールに展示されている作品は、海に映し出される逆さ富士になっています。

食事

宿泊者のみが利用できる1階にあるレストランも、プライバシーに配慮された造りになっています。
少人数から最大12名まで利用可能な完全個室に、カウンター席も人数に合わせて変動できるパーティションや圧迫感なく仕切られたテーブル席など、利用するお客様の人数やシーンに応じて利用が可能です。

もちろんこの立地を活かした三崎海鮮がメインで、目の前で焼き上げられる炉端焼きなども楽しめます。
大きな生簀には近隣の漁港から生きたままの魚介が運ばれ、新鮮なまま楽しむことができます。
この生簀には蛤などの貝類もおり、朝食にはこの生簀から採れたての蛤の汁物が提供されます。

ふふの中で唯一のオーシャンビュー施設ということもあり、「海鮮を食べるならふふ 城ヶ島」と言われるくらい海鮮に特化した調理チームを組んでいます。

また、地元の漁師の方々とも連携し月ごとに料理の内容を変え、その時、この場所でしか食べることのできない思い出に残る料理を提供していく予定です。

さいごに

城ヶ島大橋を渡り、昭和の雰囲気が残る商店街を抜けた先に現れる、「ふふ 城ヶ島 海風のしらべ」。

1500万年前から積み重なる地層の上に建つこの施設は、景観を壊さず自然と溶け込みながら、訪れる人に特別な時間を提供してくれます。

時計のない客室で波の音を聞きながら温泉に浸かり、何もしない贅沢を味わう。
地元の新鮮な海鮮を炉端焼きで楽しみ、屋上のインフィニティープールで夕陽を眺める。

三浦半島の自然を満喫した後、ここで疲れを癒して帰る。
そんな新しい過ごし方が、2026年2月27日から始まります。

ふふ 城ヶ島 海風のしらべ

チェックイン

15:00

チェックアウト

11:00

営業時間

朝食:8:00〜11:00(最終案内9:30)
ディナー:18:00〜22:00(最終案内20:30)

アクセス

京浜急行三崎口駅から京急バス城ヶ島行にて約30分城ヶ島バス停下車徒歩約5分

住所:神奈川県三浦市三崎町城ヶ島693

駐車場:あり

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