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孤独死の2割が40、50代の衝撃。「働き世代」のリスクが高い理由

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大阪府警は、2019年の1年間に事件性がなく屋内で死亡し、死後1ヶ月以上経過して見つかった遺体382体を調査。うち321人は男性で、女性の61人に比べて5倍以上になることが判明したという。「働き盛り層」とされる40〜50代は全体の18.4%にものぼっていると朝日新聞などが報じている。

「孤独死」は他人事じゃない

大阪府警は、昨年1年間に事件性がなく屋内で死亡し、死後2日以上経過して見つかった自殺者を含む独居者2996人を調査。その結果、10~20代が29人、30代が33人、40代が159人、50代が392人、60代が684人、70代が最多の1029人、80代が572人、90代以上が98人となった。死後1ヶ月以上経って見つかったのは382体で、うち321人は男性。女性に比べて5倍以上となっている。年代別に見ると、70年代男性が26.4%にあたる792人、65歳未満は29%の868人だった。驚いたのが、40〜50代を合わせると全体の18.4%も占めていたことである。40代は就職氷河期の影響から非正規雇用の社員が多い点、50代はリストラ対象となるケースがあるという点から、不安定な雇用環境が原因であるのではないかとみられている。

緩やかな自殺

孤独死になる原因のひとつと言われているのが、「セルフネグレクト」だ。セルフネグレクトとは、生活環境や栄養状態が悪化しているのにも関わらず、周囲に助けを求める気力すらない状態のこと。別名「緩やかな自殺」とも呼ばれている。何らかのきっかけで精神も肉体も崩れ落ちてしまったとき、セルフネグレクトに陥るのだ。

働き盛り世代の方が危険?

東洋経済の取材によると「セルフネグレクト」による孤独死は、若者の危険性も高いようだ。というのも、65歳以上であれば介護保険制度があるため、地域包括の方や民生委員の方が訪問し、そのなかで何らかの兆候が見られた場合、介護サービスに繋がられる可能性が高いからだ。しかし65歳以下は、行政のサポートを受けられないため、異変に気づく者もいない。他にも、これまでに比べて人間関係が希薄になってきているのも危険性が高いといわれている理由のひとつとされている。

セルフネグレクトに陥るきっかけは、リストラ、周囲の人の死、孤立、うつなどの精神疾患、アルコールなどによる判断力の低下、経済的困窮など、人によってさまざま。年齢関係なく、誰でも陥る可能性があるものである。決して「孤独死」は、他人事ではないと心に留めておきたい。

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source:東洋経済、朝日新聞

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