子どもの目が悪くなるのは"猫背"のせい!?姿勢を正すだけでも視力が変わる理由とは…
首の血管が圧迫される「猫背」は目への血流を悪化させる
視力低下の原因として「暗いところで本を読むから」「テレビに近いから」といった理由はよく知られていますが、実は「姿勢の悪さ」が視力に致命的な悪影響を与えていることはあまり知られていません。
書籍「子どもの目が勝手によくなる 遊ぶだけ!超視力アップドリル」の著者である平賀博士は、特に「猫背」や「頭を前に突き出す姿勢」が視力低下に直結する大きな要因であると警鐘を鳴らしています。
なぜ姿勢が目に関係するのでしょうか。
目や脳に栄養と酸素を運ぶ重要な血管は、首の後ろを通っています。
猫背のように首が曲がって頭が前に出た姿勢は、この首を通る大動脈を圧迫してしまいます。
博士はこれを「ホースがギュッと絞られている状態」と表現しています。ホースが折れ曲がって水が流れないのと同じように、血流が悪化し、目や脳に十分な栄養が行き渡らなくなってしまうのです。
姿勢を正し、首をまっすぐに保つだけで、絞られていたホースが解放され、目への血流がスムーズになり、視力機能の維持に繋がります。
体を傾ける「NG姿勢」が引き起こす片目だけの酷使
さらに深刻なのが、体を左右どちらかに傾けて本を読んだり、スマートフォンを見たりする「NG姿勢」です。
姿勢が傾いていると、左右の目から対象物(本や画面)までの距離に差が生じてしまいます。
人間の目は非常に便利にできているため、距離が近い方の目だけを使ってピントを合わせ、もう片方の目は外の景色を見るなど、片目だけ酷使する状態になってしまいます。
将来の運動機能にも影響する「不同視(通称:ガチャ目)」の恐怖
この状態を放置すると、対象に近い方の目だけが異常に近視化してしまい、左右の視力に大きな差が出る不同視を引き起こす原因となります。
博士によれば、人間は片方の目が悪くなっても、もう片方で補えるよう2つの目を持っていますが、それゆえに不同視になりやすいという落とし穴があります。
不同視になると、距離感や立体感を正確に把握することが難しくなり、将来的にスポーツなどの運動機能に大きな悪影響を及ぼすリスクがあります。
子どもの視力を守るためには、まず「血流を妨げないまっすぐな姿勢」と「左右の目から対象物までの距離を均等に保つこと」を徹底させることが、非常に即効性のある重要な習慣なのです。