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【お墓参り】えっお彼岸に神社へ参拝しちゃダメなの?意外と知られていないルール

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お彼岸に神社へ参拝してはいけない!?意外と知られていないルール

お彼岸といえば、お墓参りやご先祖様の供養をイメージする方が多いですよね。 春分・秋分の日を中日として前後3日間、合計7日間を「お彼岸」と呼び、日本ならではの大切な行事です。ところが、「お彼岸の時期は神社に行ってはいけない」という話を耳にしたことはありませんか? 今回はその理由や考え方を、分かりやすく解説していきます。

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なぜ「お彼岸に神社はNG」と言われるの?

お彼岸は仏教の行事です。ご先祖様に感謝し、仏壇やお墓をきれいにして供養をするのが一般的。

一方で、神道では死を「穢れ」として扱うので、基本的に仏教行事とは結びつきません。
そのため「お彼岸中に神事を行うの避けるべき」、「お彼岸に神社へ参拝するのはタブー」という考え方が一部で広まっています。

特に昔は、喪中や忌中に神社参拝を控える風習が強かったため、「お彼岸=仏教行事=参拝を避ける時期」というイメージが残っているのです。

実際のところはどうなの?

結論からいうと、お彼岸の時期に神社へ行ってはいけないことはありません!

神道においては五穀豊穣祈願や、豊穣を感謝する「社日」という日とお彼岸は重なることもありますし、神社参拝そのものを禁じる決まりは存在しません。

ただし、地域の慣習や家族の考え方によっては「お彼岸はお墓参りを優先し、神社は後日に」といった風に分けているケースもあります。

信仰の形は人それぞれなので、「絶対にNG」というよりも「避けた方が良いと考える人もいる」というニュアンスで捉えるといいでしょう。

こんな参拝スタイルなら安心

もし「お彼岸中に神社へ行っていいのかな?」と不安な場合は、以下のような工夫をしてみてください。

・お墓参りを済ませてから参拝する

→先祖供養を優先することで、どちらの信仰も大切にしている形になります。

・手水で心身を清めてから参拝する

→神社参拝では穢れを祓うことが重視されるので、丁寧に清めてからお参りすると気持ちもすっきり。

・地元の風習を尊重する

→家族や地域の考え方に合わせるのも大切です。年配の方の意見を聞いておくと安心ですね。

お彼岸中でも神社に参拝してもOK

「お彼岸は仏教」「神社は神道」とルーツが違うために、「お彼岸に神社へ行ってはいけない」と言われがちですが、実際には参拝しても問題ありません!

ただし、地域や家庭によって価値観が異なるため、気になる場合はお墓参りを優先したり、日をずらして参拝したりするのがおすすめです。

大切なのはルールに縛られることよりも、先祖や神様への感謝の気持ち。自分や家族にとって心地よい形でお彼岸を過ごしてみてくださいね。

◆yukari.t

葬儀社を営む家に嫁いで10年、アラサー3児の母です。
日常の中で“最期の時間”に寄り添う仕事に向き合ってきました。
そんな経験をもとに、葬儀にまつわる情報や日常マナーをお届けするライターとしても活動しています。
終活アドバイザー・終活ガイドの資格も保有しています。

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