【8月に植える野菜5選】秋冬にたっぷり収穫! 初心者でも育てやすい家庭菜園おすすめ野菜
農業YouTuber黒壁の「誰でも手軽に家庭菜園」vol.43
YouTubeチャンネル「まるっと農業日記」を運営する黒壁勇人(くろかべ・はやと)さんが、家庭菜園のコツをまるっと伝える本連載。第43回のテーマは「8月に植えるおすすめ野菜」です。8月は夏野菜の収穫が最盛期を迎える一方で、秋冬野菜の栽培をスタートする大切な時期でもあります。「もう夏だから植えるものはない」と思っている人もいるかもしれませんが、実は今から始めれば、11〜12月においしい野菜をたっぷり収穫できます。今回は、8月に植えると育てやすく、初心者にもおすすめの野菜を5つ紹介します。
8月は秋冬野菜の準備を始めるベストタイミング
8月は一年の中でも暑さのピーク。
畑ではトマトやキュウリ、ナスなど夏野菜の収穫が続きますが、少しずつ収穫が終わる株も増え、畑やプランターに空きスペースができ始めます。
このタイミングこそ、秋冬野菜の種まきや植え付けを始めるベストシーズン。
今スタートしておけば、11〜12月には秋冬野菜をたっぷり収穫できますよ。
ただし、この時期は高温と乾燥で発芽しにくいのが難点。
乾燥に比較的強い野菜や、発芽しやすくする工夫を取り入れることが成功のポイントです。
① ニンジン|発芽さえ成功すれば育てやすい
ニンジンは「発芽が難しい野菜」というイメージがありますが、発芽さえ成功すれば比較的育てやすい野菜です。
種まき適期:7月中旬〜8月中旬収穫:11月〜2月頃
ポイントは乾燥させないこと。
覆土は5mmほどと薄めにし、種まき後は手で軽く押さえて土と種を密着させます。
さらに新聞紙やもみ殻をかぶせておくと、乾燥を防ぎやすくなります。
また、肥料を入れ過ぎると根が二股に分かれやすくなるため、元肥は控えめがおすすめ。
プランターで育てるなら、短い品種を選ぶと失敗しにくくなります。
② 秋ジャガイモ|病害虫が少なく育てやすい
ジャガイモは春だけの野菜と思われがちですが、秋にも栽培できます。
しかも秋は病害虫の被害が比較的少なく、育てやすい季節です。
※寒冷地では栽培時期が異なるため注意しましょう
植え付け:8月中旬〜9月上旬収穫:11月頃
秋ジャガイモは、種芋を切らずにそのまま植えるのがポイント。
切ると暑さで腐りやすくなります。
芽が20cmほど伸びたら1〜2本残して間引きしますが、小ぶりなジャガイモをたくさん収穫したい場合は3〜4本残しても大丈夫。
その後は2〜3回土寄せを行い、芋が日に当たって緑化しないように管理しましょう。
③ キャベツ|害虫対策をすれば初心者でも育てやすい
「キャベツは難しそう」と思われがちですが、ポイントを押さえれば初心者でも十分育てられます。
植え付け:8月中旬〜9月中旬
収穫:11〜12月頃
植え付け前には、完熟堆肥を混ぜた肥えた土を準備し、水はけを良くするため高畝にしておくのがおすすめです。
また、植え付け前には苗の葉裏をチェックし、虫の卵が付いていないか確認しましょう。
植え付け後は防虫ネットを使うだけでも害虫被害を大きく減らせます。
レタスと一緒に植えると虫が寄り付きにくくなるともいわれていますよ。
④ リーフレタス|長く収穫を楽しめる
リーフレタスは発芽に少しコツが必要ですが、生育は比較的簡単です。
種まき:7月下旬〜9月上旬苗植え:8月中旬〜10月中旬
収穫:11〜12月頃
発芽率を上げるためには、種を2〜3日ほど冷蔵庫で冷やしてからまく方法もおすすめです。
また、有機石灰などで土の酸度を調整しておくと、生育が安定します。
収穫するときは株ごと抜かず、外側の葉から1枚ずつ収穫すると長く楽しめます。
プランターでは、水のやり過ぎに注意し、土が乾いてからたっぷり与えましょう。
⑤ ミニゴボウ|短期間で収穫できる人気品種
「ゴボウは家庭菜園では難しい」と思うかもしれませんが、ミニゴボウなら初心者でも挑戦しやすい野菜です。
種まき:3月中旬〜9月中旬
収穫:7〜12月頃
種は一晩水に浸けてからまくと発芽しやすくなります。
覆土は薄くし、最後に軽く押さえて土と種を密着させるのがコツ。
新聞紙をかぶせて乾燥を防ぐと、さらに発芽率が上がります。
深さのあるプランターなら十分育てることができます。
8月は夕方や曇りの日に作業するのがおすすめ
暑い日中に種まきや植え付けをすると、乾燥で発芽しにくくなります。
作業は夕方や曇りの日、雨が降る前などを選ぶのがおすすめ。
種まきや植え付け後は、乾燥しないよう水分管理を意識しましょう。
秋冬野菜は8月のスタートが成功のカギ
8月は、夏野菜の収穫だけで終わる季節ではありません。
秋冬野菜づくりを始める大切なタイミングでもあります。
今回紹介したニンジン、秋ジャガイモ、キャベツ、リーフレタス、ミニゴボウは、どれも比較的育てやすく、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜ばかり。
発芽や乾燥対策など、ちょっとしたコツを押さえるだけで収穫量は大きく変わります。
今年の秋は、自分で育てた新鮮な野菜を食卓に並べて、家庭菜園ならではのおいしさを楽しんでくださいね。