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出産当日まで妊娠に気づかなかった女性「何かおかしいと思ったら頭が出てきた」(ニュージーランド)

Techinsight

15年ぶりに突然出産し、母親になった女性(画像は『NZ Herald 2021年9月12日付「Cryptic pregnancy: Kiwi mum had no idea she was having a baby until she saw its head」(Photo / Alan Gibson)』のスクリーンショット)

妊娠の初期症状は気づきにくいと言われるが、中には出産当日まで妊娠に気づかず突然母親になる人もいるようだ。このほどニュージーランドで、41歳の女性が妊娠していることに気づかないまま自宅で出産した。重い生理痛だと思っていたら、突然赤ちゃんの頭が出てきたという。『NZ Herald』などが伝えている。

9月7日の早朝、ニュージーランドのロトルアに暮らすカーラ・アクハタさん(Karla Akuhata、41)は自分が妊娠していることに気がつかないまま男児を出産した。

数日前からファカタネにある実家を訪れていたカーラさんはその日、生理前のような激しい痛みでほとんど一睡もできずに朝を迎え、リラックスしようとシャワーを浴びて寝室に戻ったが痛みは増すばかりだった。震えながら床に膝をつきベッドに肘をかけた瞬間に「何かがおかしい」と感じ、下半身に手を伸ばしてみるとなんとそこには赤ちゃんの頭があったという。

そして15分後、カーラさんは寝室の床で男児を出産した。あまりにも突然のことで頭が真っ白になったそうだ。

出産するまで妊娠に気づかなかったカーラさんは、その理由についてこのように明かしている。

「多くの人にとって信じられない話だと思います。振り返ってみると妊娠の兆候はいくつかありました。体力が落ちていたり、お腹が張ったりしていましたが、それは仕事のストレスと抱えている病気のせいだと思っていました。体重が5キロほど増え、ここ2週間くらいはズボンがきつくなりましたが、いわゆる“妊婦のお腹”ではなかったのです。家族や親しい友人らから『妊娠していると思う』と言われたこともありませんでした。」

41歳という年齢に加え「多嚢胞性卵巣症候群」を患うカーラさんは、自分が再び妊娠することはあり得ないと考えていた。

「15年前に長男を出産しましたが、その時もなかなか妊娠しませんでした。もともと生理不順で生理が9か月来なかったこともあります。家系的にも子供ができにくいのだと思います。私の姉には2人の子供がいますが、他のきょうだいは子供が欲しくてもなかなかできません。」

続けて「不妊は私たちの実家があるファカタネ地区でも問題になっていたようです。父は製材所で働いており、私たちはその近くのグラウンドで遊んで育ちました。製材所で使われていた化学物質が原因で地元の家族らが不妊症になっているのではないかと心配なのです」と明かした。皮肉にもカーラさんは出産の数日前、「毒物に反対する製材所労働者の会」を通してこの問題を調査する嘆願書を提出したところだった。

またカーラさんはネットボールの現役選手で、8月中旬にシーズンを終えたばかりだった。「出産の1週間前に地元のネットボール大会がありました。ロックダウンのため延期になりましたが、そうでなければ出場していたのかも知れません」と話している。

ロックダウン中、両親の住むファカタネの実家に滞在しているカーラさんは「お腹はずっと張ったままでしたが、仕事を終わらせたかったので気分が良くなるようにペパーミントティーを飲んだりビタミンをたくさん摂っていました。すると母は『お腹が張っているのにまだ食べているのね』とまるで私が妊娠しているかのようなことを言いましたが、私は本気にしなかったんです」と振り返った。

出産後、カーラさんはファカタネ病院で夜勤を終えようとしていた母親に電話をして「私が妊娠しているんじゃないかって冗談で言っていたけど、さっき赤ちゃんが産まれたの」と報告すると、突然のことに驚いた母親は「なんてことなの、カーラ…」としか言えなかったそうだ。しかしすぐに気を取り直して救急車を呼び、娘のいる自宅に戻った。

到着した救急隊員は赤ちゃんのへその緒を切り、母子ともに無事であることを確認して病院に搬送した。そして赤ちゃんとともにその日の午後に無事に退院したというカーラさんは、のちにこう語っている。

「赤ちゃんが産まれるとは思っていなかったので、家にはベビー服など何もありませんでした。しかし私たちが病院から帰って来ると必要なものは全て揃っていました。ベビーベッド、洋服、おむつなどすべて義姉が用意してくれました。」

「この話を理解できない人や受け入れられない人もいることは分かっています。しかし愛を分かち合うことには価値があります。新型コロナウイルス、ロックダウンなど疑いや恐怖でいっぱいの今、愛を与えてくれる人々の存在を思い出すことは、本当に素晴らしいことです。」

赤ちゃんはタマランギ君(Tamarangi)と名づけられ、家族や友人から多くの祝福を受けたそうだ。そんなタマランギ君は「奇跡の赤ちゃん」と呼ばれているという。

画像は『NZ Herald 2021年9月12日付「Cryptic pregnancy: Kiwi mum had no idea she was having a baby until she saw its head」(Photo / Alan Gibson)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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