クンクン捜査は任せてワン! シェパード2頭を嘱託警察犬に 名張署
三重県警名張署で12月9日、同署の嘱託警察犬となる2頭のシェパードの嘱託書交付式があった。2頭はいずれも優れた嗅覚で、容疑者や行方不明者の追跡に力を発揮する“鼻の捜査官”として足跡追及部門を担う。
【YOU公式インスタグラムのリール動画「嘱託警察犬」(https://www.instagram.com/reel/DSCrtJFicRW/?igsh=Mmx1cGliZXB5NzV0)】
委嘱されたのは、名張市朝日町在住で農業を営む寺嶋剛さん(76)が所有するクヴォーテ・フォム・ハウスM.I.D.号(雌、2才、呼び名は「エル」)と、同市富貴ケ丘在住で会社員の小田剛司さん(58)が所有するハド・フォム・ハウスM.I.D.号(雄、5才、呼び名は「ルオー」)。2頭は伊賀市沖の警察犬訓練所で日々鍛錬を積み、10月下旬に鈴鹿市で開かれた県警嘱託警察犬審査会で合格した。
クヴォーテ号は2年連続、ハド号は初の委嘱となる。嘱託期間は、2026年1月1日から同年12月31日まで。
交付式で、寺嶋さんはクヴォーテ号について「昨年より落ち着きが出てきた。若くて元気がある」と語った。ハド号については、小田さんに代わって出席した次男の悠矢さん(17)=名張青峰高3年=が「普段はのんびり屋。少しでも多く活躍してほしい」と期待を寄せた。