「百戦錬磨の僕が、ただ従うだけだった」キアヌが語る、“アナ無双”の現場『バレリーナ:The World of John Wick』雪中バトルシーン
キアヌ・リーブスが体現する切れ味鋭いアクションに全世界が熱狂。シリーズを追うごとに、そのスケールと世界興収を更新し続け、一大ヒット作となった『ジョン・ウィック』シリーズ。映画史を変えた過剰な超絶アクションと、スタイリッシュで奇妙な独自の世界観はそのままに、シリーズ最新作となる『バレリーナ:The World of John Wick』が、8月22日(金)より公開される。このたび、ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)が、新たな“復讐の女神”イヴ(アナ・デ・アルマス)と対峙する雪中バトルシーンが解禁となった。
「ジョン・ウィック」シリーズ新たな復讐の女神が誕生!
シリーズ第三作となる『ジョン・ウィック:パラベラム』(19)とクロスオーバーした時系列で描かれる本作。スタイリッシュで奇妙な独自の世界観はそのままに、映画史を変えた過剰な超絶アクションは更なるパワーを増量。広がり続けるジョン・ウィックワールドに新たな血を注ぐ。“復讐の女神”誕生の物語が描かれる。
本国では、公開初日の興行収入1位を獲得。「俺たちが望む全てが詰まった作品。今年最高の映画!!」「エンドロールが終わるまで、まさに狂乱の連続!」「ジョン・ウィックを完全継承し、さらに大胆に拡張している」など熱狂的なコメントが溢れかえり、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」の観客評価は『ジョン・ウィック』シリーズ最高の観客評価を集めた『ジョン・ウィック:コンセクエンス』と並ぶ93%の高評価を記録した。(7月時点)
今回、リハーサルになんと2カ月をかけた、本編の中でも最終局面とも言えるシーンが初解禁となった。ルスカ・ロマの依頼を受け、降りしきる雪の中、ジョンはイヴの前に静かに立ちはだかる。彼女の過去を知るジョンは、その危うい選択に警鐘を鳴らすが、イヴは「あなたのように強くなりたい」と憧れを抱きながらも、その忠告に背を向ける。そして、運命の対決が幕を開けた。凍てつく雪原で、逃げ場のない魂と技がぶつかり合う極限の接近戦。ジョンは敵か、それとも味方か?最強の殺し屋を前に、イヴが下す決断とは?息を呑む緊張感と圧巻のアクションが交錯する、瞬き厳禁の死闘が幕を開ける。
世界文化遺産にも登録されているオーストリアのハルシュタットなどで撮影された本作。このバトルシーンは、最初に撮影されたアクションシーンの一つで、冬のチェコの首都プラハ郊外の古い宮殿の遺跡で撮影された。これまでのシリーズではニューヨーク、ローマ、モロッコ、日本、そしてパリが舞台になっていたが、本作では、雪に覆われた東欧という、これまでにない新しい要素がシリーズに加わった。
「百戦錬磨の僕が、ただ従うだけだった」
ジョン・ウィックを演じるのは5度目となるキアヌ・リーブスは、「当初、ジョンを初めて演じた時は10年も続くと思っていなかった。再びジョンを演じるのは感慨深く、参加できて本当によかった」と語り、10年にわたるシリーズへの想いを打ち明けた。
本作の撮影期間は短かったものの、濃密な撮影だったようで、シリーズ初の女性主人公・イヴに抜擢され、共演経験があるアナ・デ・アルマスとのリハーサルの様子を振り返り、「アナとは過去に何度か共演しているが、彼女の集中力には非常に驚かされるよ。トレーニングや演技をするのがとても楽しそうなんだ。トレーニングに入った瞬間に彼女の集中力と才能が伝わってきた。本気を出した時のアクションは凄かったよ」とその才能を絶賛。
当初はアナも身体的なハードさにひるみそうになったこともあったようだが、アクションの振り覚えの早いアナは次々とアクションスキルを習得。「リハーサルで百戦錬磨の僕が『振り付けは?』と聞くと、彼女からアクションがバンバン来て、(僕は)ただ従うだけだった。アナは持ち前の集中力で『アクション』と言われた瞬間にスイッチが入るんだ。それがすごいんだ!」と高いアクションスキルを持つキアヌも、アナのアクションスキルに目を見張った。
『バレリーナ:The World of John Wick』は8月22日(金)より全国公開