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手長足長がキモ怖い! 臨場感あふれるツガイバトルに視聴者釘付け!──2026年春アニメ『黄泉のツガイ』第10話「手長と足長」を振り返ろう! 第11話「兄と弟」の見どころもお届けします!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

月刊「少年ガンガン」で大好評連載中の幻怪ファンタジー『黄泉のツガイ』。『鋼の錬金術師』や『銀の匙』などで知られる荒川弘先生の最新作で、シリーズ累計600万部を突破。そんな本作のアニメの放送が2026年4月から放送中です。

“夜と昼を別つ双子”の兄・ユルと妹・アサを中心に、妖怪のような、幽霊のような、“ツガイ”と呼ばれる「ふたつでひとつの対なる存在」を使役するツガイ使いたちの戦いが描かれる、日本を舞台にしたバトルファンタジー漫画です。

本稿では、各話の内容や注目シーン、話題の場面をSNSに寄せられたファンの声とともに振り返っていきます。今回は第10話「手長と足長」。

影森屋敷を後にしたユル達は、自分達が何者かに尾行されていることに気づき、田寺家のマヨイガに彼らを誘い込みます。ところが、マヨイガの中には凶悪なツガイ・手長足長の姿が。「生身の人間では相手にならない」という左右様。どうやら彼らとは因縁があるようですが……。

※本稿には第10話のネタバレ要素が含まれます。

迫力のツガイバトルに視聴者釘付け!

本話で見どころとなったのは、手長足長とのバトル。左右様との因縁は1000年以上前のこと。北の方で悪さばかりしていた手長足長を、左右様と旅のお坊さん、「封」の力を持つ者で協力して病悩山(現・磐梯山)に封印したのでした。

当然、手長足長は封印されている千何百年の間、左右様に恨みを募らせており、左右様に報復する気満々。そうなると必然的に標的になるのは、左右様の主。それを察したデラはわざとわかりやすく左右様に命令します。

すると、デラが左右様の主であると勘違いした手長足長は、逃げるデラに襲い掛かり、その攻撃を左右様が阻止。そうして始まった左右様と手長足長のバトルは迫力満点!

両ツガイともに武器を使わないため、手長足長の伸縮自在の長い手足と頑丈な左右様が激しくぶつかり合う肉弾戦となり、躍動感はもちろんですが、手長足長の悍ましさも漫画に比べて非常に増しています。

しかしながら、戦闘に長けたデラやユルでも相手にならないというのは本当のようで、左右様も苦戦している様子。頑丈なため負傷こそしてはいないものの、相手にも効果的なダメージは与えられていません。

左右様が手長足長を相手取っている間に人間たちも作戦を練り、手長足長の眼中にないユルと尾行犯の女が、手長足長の主を探すことに。

デラは自身が標的となりながらも逃げるばかりではなく、ライフル銃で応戦。「現代技術で薙ぎ倒せる呪いもあるんだぜ」と身を隠しながら足長の両目と手長の太ももを撃ち抜いており、彼の戦闘経験値が非常に高いことがうかがえます。

歩けなくなった手長と目が見えなくなった足長はお互いの負傷を補うため合体し、尾行犯の女を捕獲。傷を治すために捕食しようとすると、女は保身のためにユルが「封」になりうる双子の片割れだと暴露してしまいました。

怪異との心理戦で手長足長を討伐!

自分が助かるためにユルを差し出した女でしたが、怪我を治すために栄養を欲する手長足長は、それでもなお女を食おうとします。すると、自分を身代わりにしようとした女をユルは助け、自身こそが左右様の本当の主だと名乗り出たのです。

さらに、ユルは「左右様は手を出すな」と命令。どうやら何か意図がある様子で、それを感じ取った左右様は命令を了承し、ユルは1人で手長足長の猛攻から逃げ回ります。

しかしついに追い詰められたユル。勝利を確信し、余裕の高笑いを続ける手長足長に対し、ユルは左手を大きく広げます。すると、ビクッと大きく怯む手長。ユルが本当は既に「封」の力を手に入れているのではないかと警戒したのです。

ここで、初めにデラが左右様の主だと嘘をついていたことで、ユルのハッタリに一層真実味が増していたのが印象的でした。ユルの冷静さや聡明さ、それによってツガイという怪異的存在との心理的な駆け引きを可能にしているのがとても面白かったです。

手長足長が怯んだ隙を左右様は見逃さず、一体化した両者を引き剥がし、手長は左によって川の中に沈められ、目が見えない足長はデラのライフルによって首を撃ち抜かれ、無事に討伐完了。

さらに、人間の尾行犯とは別に、影森アスマがツガイの一部を使ってユル達を尾行していたことも判明しました。初登場時から何かを企んでいるような雰囲気だったアスマ。果たして彼の思惑は……。

手長足長と病悩山の伝承

手長足長について、気になったので少し調べてみたところ、彼らは東北地方で古くから伝承されている存在でした。言い伝えには複数の説が存在するのですが、本作のモチーフとなっているのは福島県を中心とする伝承がメインとなっているようです。

福島県の会津若松に出現した手長足長は、病悩山(現在の磐梯山)の頂に棲みつき、空を雲で覆い、長きにわたって作物ができない状態に陥れていました。このことを知った旅の僧侶が、彼らのもとへ行き、病悩山の頂に封印して磐梯明神として祀ったと言い伝えられています。

この旅の僧侶は、のちに日本に真言宗を広めた人物・空海(弘法大師)と言われており、作中で手長足長に坊主のこと聞かれた左さんが「高野山にいるらしいと聞いている」ことからも、この伝承がモチーフとなっていることがわかります。(※高野山は816年に空海によって開かれた真言宗の総本山)

なお、人を食ったという伝説は秋田や山形の伝承で言われており、福島の方では言われていないようです。

第11話「兄と弟」の注目ポイントは?

ただ逃げ回っていただけではないというユル。彼は一帯を逃げ回りながら、手長足長の主の居場所を探っていたのでした。ところが、見つかった主は何と子ども! しかもその苗字は“田寺”だと言います。

しかし、全く知らない子だというデラ。どういう事情があるのでしょうか。また、彼の登場によって、ユルとアサの両親の行方を探す糸口が見つかることとなります。彼の口から一体どんなことが語られるのでしょうか。

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