ミュージカル『メリー・ポピンズ』稽古場披露レポートが公開 濱田めぐみ、笹本玲奈、朝夏まなとらが劇中ナンバーなどを披露
2026年3~6月に東京・大阪にて上演される、ミュージカル『メリー・ポピンズ』。本作は、2018年・22年に日本版キャストで上演され多くの人を魅了した。この度、再々演を前に稽古の模様が公開され、劇中ナンバー「ステップ・イン・タイム」「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」などが披露された。
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披露シーン・楽曲説明
稽古では、演出補 マーク・ヘッジズによるシーン説明の後、下記4シーンが披露された。
1) 「プロローグ/ハウス 1」
バート役:小野田龍之介、ジョージ役:福士誠治、ウィニフレッド役:知念里奈、ミセス・ブリル役:浦嶋りんこ、ロバートソン・アイ役:石川新太、ジェーン役:久住星空、マイケル役:中込佑玖、ケイティ・ナナ役:福満美帆
ロンドンの街角にバートが現れ、物語の舞台となるチェリー・ツリー・レーン17番地へと観客を誘う。そこに暮らすバンクス家は、一つ屋根の下にいながらも心はすれ違い、家族としてうまくかみ合っていない。混沌としたこの家に、なぜ“特別な子守”が必要なのか——物語の扉を開く、すべての始まりのシーン。
2) 「ステップ・イン・タイム(Step in time)」
メリー役:濱田めぐみ、バート役:大貫勇輔、ジェーン役:市川桃子、マイケル役:深澤統、アンサンブル
ミュージカル史に燦然と輝く屈指のダンスナンバー。圧倒的なエネルギーと高度なダンススキルで魅せるこの場面は、作品の高揚感を象徴するハイライトのひとつ。血のつながりだけが家族ではない——大切な場所や仲間がいるからこそ、人は前を向いて歩き出せる。私たちは決して一人ではないという力強いメッセージが、躍動感あふれるパフォーマンスとともに届けられる。
3) 「チム・チム・チェリー(リプリーズ)(Chim Chim Cher-ee(Reprise)」
メリー役:笹本玲奈、バート役:小野田龍之介、ミセス・ブリル役:久保田磨希、ジェーン役:辻乃之花、マイケル役:中西縁
メリーの魔法によって少しずつ変わり始めたバンクス家。しかし、ある出来事をきっかけに、その魔法がほどけてしまうかもしれない瞬間が訪れる。メリーが去らなければならないことを告げるこの場面は、バートや子どもたち、そして家族に大きな揺らぎをもたらす。別れの予感と温かな想いが交錯する、胸に迫るシーン。
4) 「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」(Supercalifragilisticexpialidocious)
メリー役:朝夏まなと、バート役:上川一哉、ジェーン役:室岡星愛、マイケル役:張浩一、ミセス・コリー役:小島亜莉沙、アンサンブル
子どもたちが出会うのは、世界一長生きで世界一博学な女性・ミセス・コリー。舞台は彼女が営む不思議なお菓子屋さん——メリーの魔法によって現れた、現実を超えた世界。ここで子どもたちは「大切なのは“何を言うか”ではなく、“どう言うか“」という大切な気づきを得る。ユーモアと想像力に満ちた、心躍る名場面。
会見時コメント
■濱田めぐみ:メリー・ポピンズ役(トリプルキャスト)
ーー初演、再演と重ね、今まさに稽古を重ねている中で改めて感じている作品の魅力は?
今回が3回目の出演になりますが、毎回色々な台詞や歌詞からヒントをもらっています。その時その時の感覚で自分の中に響く言葉も、メリーを演じている時に聞く台詞と、濱田めぐみとして聞く台詞の感覚も違いますし、言葉の魔法というものが沢山散りばめられています。色々なシーンを観ていてとても引き込まれますし、魔法がかかるような感じがしています。
■笹本玲奈:メリー・ポピンズ役(トリプルキャスト)
ーー前回公演から2度目のメリー役ですが、今回新たに挑戦していることはありますか?
今回の出演が決まってから、マシンピラティス、そしてハイアルチという高山トレーニングを始めました。前回公演で本作の歌と踊りは、ものすごい肺活量が必要だと身に染みて感じたので、少しでも心肺機能を鍛えたいと思い始めました。メリーの上半身は白鳥のように優雅なのですが、下半身は常に決められたポジションでギュッと立ち、そして激しく動かなければいけないので、最近は稽古であまり行けていないのですが、トレーニングを続けております。
■朝夏まなと:メリー・ポピンズ役(トリプルキャスト)
ーー初演を客席からご覧になっていたと伺いました。実際にメリー役として稽古をする中で今感じていることは何でしょうか?
一観客として拝見していた時は、温かいパワーに圧倒されて、セットや音楽、素晴らしい総合芸術にただただ感動しておりました。今回参加して、とても綿密に作られていて繊細で、だからこそ素晴らしい舞台が完成するんだと実感しております。いまは絶賛、筋肉痛と戦っておりますが、初日までになんとか収まり、素晴らしい舞台の一員として胸を張って舞台に立つことができるまで精進したいと思いますし、私が観て感じた感動を、お客様にもお届けしたいと思います。
■大貫勇輔:バート役(トリプルキャスト)
ーー初演からバート役を演じられていますが、今回はトリプルキャストということで、その魅力を教えてください。
メリーとバート、トリプルキャストそれぞれ、お客様が感じるものも、自分自身が感じるものも違うと思うので、観る方にも楽しんでもらえたらなと思っております。
僕も濱田さんと同じで、4年前とは違った台詞が刺さることがあります。例えば銀行のシーンや、バードウーマンのシーンでマイケルが無邪気に鳩に餌をあげているところで「なんでこんなにジーンとするんだろう?」と思ったりしています。前回、前々回の公演を観た方も、4年、8年という歳月でご自身の中で変わっているものによって、この作品にも新しい発見があると思うので、是非もう一度観にいらしていただけたらと思っております。
■小野田龍之介:バート役(トリプルキャスト)
ーー今だからこそ、この作品を通してお客様に伝えたいことなどはありますか?
作品の魅力について、バートを演じているから余計に感じる部分でもあるのですが、人のコミュニティの強さ、大切さを強く感じています。前回の公演はコロナ禍で、みんなマスクをしたり、メンバーも限られた中で、稽古をリモートでやったり、映像でチェックしてもらったりして、本当に沢山の障壁がある中で乗り切っていきました。 今回は人と人がちゃんと繋がり合って稽古をして作品を作っていく状況と、物語の中の状況、バートの場合は煙突掃除夫たちや、メリー、ジェーン、マイケル、ジョージとの交流などが重なって、稽古場で顔と顔を見ながら作っていけることは非常に豊かだなと感じております。それがこの作品に強いエネルギーをもたらすのではないかと思いますので、これまで過去二回の公演を観た方も、このカンパニーの繋がり、結束力を一段と感じていただけるのではないかと思います。
■上川一哉:バート役(トリプルキャスト)
ーー新キャストとして今回から参加する中で、大変だけれど大好きな部分を教えてください。
どのシーンも大変ではあるのですが、個人的に、「ステップ・イン・タイム」で壁を上って逆さでタップをするシーンは大きな挑戦です。まだ実際の高さではやっていないのですが、稽古場で初めて逆さになってタップを踏む経験をした時、一番初めに出たリチャードの言葉は「目を開けて!」でした。自分では目を開けていると思っていたのですが...(笑)そういう部分で苦労もしているのですが、「ステップ・イン・タイム」やスパカリ(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)には群舞の面白さがとても詰まっているので、群舞としてのエネルギーをさらに出していけるようになったら、僕らも楽しめますし、お客様にも楽しんでいただけるのではと思っております。