<情がない?>義妹から「旅行中、父のお見舞いに行って」とお願いされた。私は仕事なんですけど
みなさんは義両親とはどんな関係ですか? 良い関係を築けているならできるだけお願いを聞いてあげたいという気持ちも湧くでしょう。しかしどんなに熱心にお願いされても、「それは無理!」と言いたくなるようなこともありますよね。今回の投稿者さんも、ちょっと悩んでしまうようなことをお願いされたようですよ。
『義父が隣の市の病院に入院中です。義妹が毎日、義母と一緒に義父のお見舞いに行っています。先日、義妹から「友だちと旅行するから、代わりにお見舞いに行ってほしい」と連絡がきました』
義父が現在、骨折をして隣の市の病院に入院中。病院までは車で片道30分かかります。専業主婦の義妹と義母は毎日お見舞いに行き、投稿者さんは日曜日に義母を連れてお見舞いに行っています。投稿者さんは平日は仕事や子どもの習い事の送迎などがあるため、日曜日だけ行くことにしているのだそう。さてそんなある日、投稿者さんは義妹から「友だちと旅行に行くから、2日だけ代わりにお見舞いに行ってほしい」と頼まれました。しかし指定されたのは平日で、当然ながら投稿者さんには仕事があります。投稿者さんは「2日くらいお見舞いに行かなくてもいいのでは……」と考えてしまいますが、一方で「こんな風に考えてしまう自分は冷たいのだろうか」とも思ってしまうのでした。
難しいなら断ってもいいと思うよ
『断りにくいなら「風邪を引いてるので、うつしたら悪い」とか「最近仕事が忙しくて休めない」でいいよ。義母がどうしても行きたいなら公共交通機関を使って行けばいいんだし』
『義妹と義母が毎日お見舞いに行きたいなら行けばいいと思う。でもそれを投稿者さんにお願い、いや強制するのは違うと思う』
義妹が「お見舞いに行って」と指定したのは、投稿者さんが仕事をしている平日です。それならば往復1時間以上かけてお見舞いに行くのはなかなか難しいですよね。「仕事が忙しいので休めない」とシンプルに断るのがいいかもしれません。そもそも「毎日お見舞いに行く」と決めたのは義妹や義母であるはず。そのルールを投稿者さんに強制するのは間違っていますよね。
『私は義母の立場ですが、投稿者さんが無理してお見舞いに行く必要などまったくないです。投稿者さんはお嫁さんの立場で忙しい中、日曜日に行ってるなら十分ですよ。私ならその優しさに感謝します。甘えだしたらキリがないですから、自分たちでなんとかすべきです』
また義母の立場であるママからも「無理して行く必要はない」との声が寄せられました。投稿者さんは日曜日にはお見舞いに行っているのですから、たとえ断ったとしても「冷たい」なんて言われる筋合いはないはずです。
旦那さんは何て言ってるの?答えはまさかの……
さてここでママたちからはある質問が寄せられました。
『なぜ肝心の旦那さんが出てこないのか不思議。投稿者さんが専業主婦ならともかく、お見舞いなんて仕事を休ませてまで頼むことじゃないでしょ』
『投稿者さん全然冷たくないよ。休みの日は協力してて偉いよ。どうしてもなら旦那さんに頼むよう言えばいい。義妹は実の親だからできてるだけだよ』
義両親の実子である旦那さんは、この状況でなんと言っているのか……気になるところですよね。すると投稿者さんからは衝撃的なひと言が飛び出しました。
『すみません、最初に言えばよかったですね。実は私の夫は亡くなってるんです』
なんと投稿者さんは旦那さんと死別しているのだそうです。つまり投稿者さんは配偶者を亡くしてなお、義両親に親切に尽くしているのですね。これにはママたちも感動したようです。
『投稿者さん、とってもいい人だ。旦那さんは亡くなってて、いないのね。義両親って当然、旦那さんのご両親ですよね。いい人だ……』
当然の話ですが、義両親は「配偶者の親」。もし配偶者が亡くなったら「他人」と考えられても仕方がない関係でしょう。しかし投稿者さんはいまだに交流があり、しかもお見舞いもしてあげています。簡単にできることではありませんよね。
負担になりそうなら、姻族関係終了届を視野に入れて
『もう姻族関係終了届を出してしまったら? こんな感じなら今後、介護を頼まれるかも。旦那さんは亡くなっているんだし、投稿者さんは無関係だよね』
『あまりに負担がかかるなら姻族関係終了届を出すことを視野に入れたらどうかな。そもそも配偶者の親の面倒を看る・介護するなどの扶養義務はないんだし、姻族関係終了届を出しても子どもの親族関係(祖父母と孫の関係)は終了するものでもないし』
義両親のお願いが投稿者さんの負担になったり、今後介護を任されてしまいそうな場合には、「姻族関係終了届」を出すという手も。これは夫婦の一方が亡くなった後に義両親との姻族関係を終了させる届出で、義両親の扶養義務や互助義務が終了となります。一度考えてみてもいいかもしれませんね。