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パンサー向井と火曜パートナー田中直樹（ココリコ）でお届けしている番組。7月23日（火）のゲストは、プロ雀士でモデルの岡田紗佳さん！意外な生い立ちや強さの秘密を伺いました。

「日本語をほとんど忘れてた」6歳で過酷な中国留学へ

向井：一回中国に渡られてるんですね。これおいくつの時ですか？

岡田：6歳の時ですね。小学校丸ごと両親から離れて1人で。

向井：これどういうことですか？

岡田：お母さんが教育熱心で。「中国語これから絶対使えるから、中国語を勉強してきなさい」って言われて。

向井：6歳の時に！

岡田：丸ごと小学校向こうに行って勉強しましたね。

向井：その時の記憶ってあります？

岡田：勉強しかしてなかったですね。向こうの小学校ってすごい厳しくて。宿題一生懸命やって、終わるのが9時くらいになるんですよ。

田中：えー！

向井：毎日？

岡田：毎日です。

田中：めちゃくちゃ出るってことですか？

岡田：めっちゃ出るんですよ。国数英なんか３つずつ出るんですよ、毎日。

向井：学校でやってから帰るんですか？

岡田：授業終わって2時間自習タイムがあって、さらに持って帰ってやってるみたいな感じですね。

田中：すごい。しかも全部中国語ででしょ？

岡田：そうです。

向井：日本人学校でもない？

岡田：違いますね。私その時日本語はほとんど忘れてたんで。

田中：はーすごい。

向井：芸能界に興味持ち出したのはいくつぐらいですか？

岡田：中学生とかですね。友達と雑誌を読んで、モデルって素敵だなってなって。やっぱり教育熱心なお母さんだから、高校を決める時、とにかくいい高校に行って欲しいと。私はどうにかして芸能界に入りたかったんですよ。だから渋谷の学校をとにかく受験して。

向井：スカウト待ちみたいな感じで。

岡田：で青学に入ったって感じです（笑）

向井：それで青学に入れるのもすごいですけど（笑）だから勉強の蓄積があったから、選択肢を選べる土台があったんですね。

岡田：向こうの勉強は、英語は小学校の間で、日本における中学校卒業くらいまで勉強するんで、英語はすごい楽だったんですよ。でも和訳はできなかったんです。

向井：そうか、日本語わかんないから。

岡田：そう！（笑）漢字はわかるけど日本の漢字はわからないから中国の漢字ばっか書いちゃうし（笑）

強さの秘訣は「ウマぶらない！」

向井：自分の雀士としてのストロングポイントってなんだと思います？

岡田：ひたむきさ…真っすぐさですかね。

向井：それは何に対してですか？

岡田：麻雀って、覚えれば覚えるほどウマぶりたくなるというか、捻りたくなっちゃうんですよ。どうしても真っ直ぐ打つのって、できるんですよみんな。でもやっぱ個性を出したくなっちゃうんですよ。

田中：わかるような気がする！

向井：何事にも通じる話ですね。

岡田：私はとにかく真っ直ぐ攻めるってだけですね。

向井：「こいつこんなことやれるんだ！」っていうのを見せたくなる…

岡田：見せたくなるんです！でも私はやらない。ウマぶらない。

向井：これやったらすごいんだろうなって言われるだろうなって手はあるけど…

岡田：あるけど、自分が一番これがいいって思った手を淡々とやる、極めるってことをやってます。

田中：「これやったらすごいんだろうな」って手をやりたがる人はいますか？

岡田：いっぱいいますね！（笑）「またウマぶってんな～」って（笑）でも、うまく行くこともあるんです。それはかっこいんですよ。

向井：確かに。

岡田：でも私はカッコ悪いって思われてもいいから真っ直ぐやる。

向井：仕事論ですね。

田中：そやな。

向井：自分らの仕事でも言えることです。自分より身の丈の大きい発言とか、やりたいし、それやるとかっこいいし、カリスマ感も出るけど、やっぱり愚直に自分のやりたいこと、できることをひたむきにやる！

岡田：そうです、愚直にやってます！

アンチコメントには…「コメントしてる奴よりは絶対強い！」

向井：Mリーグを戦うプレッシャーってあります？

岡田：最初は強く感じましたね。負けると同じチームメイトのファンが悲しむんですよ。それが辛いんです。

向井：迷惑かけちゃう。

岡田：楽屋に帰るのが辛い！しかも見てる人も多いから、「あの時ああだったね」って言われることも多くて。

向井：スポーツ全般そうですけど、言われそうな種目ですよね、麻雀も。

岡田：しかも麻雀はみんな正解がわかってるんですよ。

向井：なるほど、見てる人はね。

岡田：全員の手牌見えてるんで。

田中：そうか！

岡田：だからみんな勘違いしちゃうんですよ。

向井：自分は見えてるから「岡田何やってんだよ～」って（笑）

岡田：「下手くそ！」「わかるだろそれぐらい！」って言われるけど「わかんねえよこっち見えてねえんだから！」みたいな感じで（笑）

田中：それ大きいよね。

岡田：見えてる人はどんな麻雀プロより強いんで。

向井：Mリーグってネットと連動してるから、コメントとかで嫌なことが目に入ることもありそうですけど。

岡田：最初の方は本当にやられまくってメンタル。立ち直れなくなるくらい。今となっては「絶対そのコメントしてる奴より強い！」って。

向井：（笑）

岡田：絶対私の方が本気で麻雀で向き合ってる。飲みながら見てる人とは違うんだぞって気持ちが湧いたんで大丈夫になりました。

（「パンサー向井の#ふらっと」より抜粋）