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西宮・船坂で自然と発酵を取り入れた平飼い卵『ムギマルファーム』 西宮市

Kiss

六甲山の麓・船坂の自然に囲まれた場所で、野菜づくりと平飼い養鶏を行う『ムギマルファーム』(西宮市)をご存じですか?

近内さんファミリー(8人家族)

鶏の暮らす環境から、餌や水まで丁寧に向き合って育てられる平飼い卵「ハレノヒタマゴ」が人気で、記者の私も以前からそのおいしさに惹かれていたことから、今回は現地で開催された麹マヨネーズ作りのワークショップを体験取材しました。

ファームを営むのは、8人家族の近内さんファミリー。耕作放棄地を少しずつ開墾し、畑で採れた野菜や自然の恵みを無駄なく活かしながら、発酵も取り入れた循環する農のかたちを実践しています。

今後は原木椎茸やなめこの栽培にも挑戦予定とのこと。ファームの様子や日々の作業は、奥様がInstagramで発信しています。

鶏たちの様子や開墾の過程が等身大の言葉で綴られており、みていてすごく面白い!明るい近内さんファミリーの人柄が伝わってきてファンになってしまいます。

奥に見える木箱は鶏たちが卵を産む場所。夜は柵に止まって休んでいるそうです

森の中に鶏舎があるのも印象的でした。木陰を利用した自然の空調の中、鶏たちは土の上で自由に動き回り、砂浴び(鶏でいうお風呂)をしたり、群れで過ごしたりと、鶏本来の習性を大切にした環境で育てられています。

平飼いといっても環境はさまざまですが、こちらでは1平方メートルあたり2羽以下という、ゆとりあるスペースを確保。こうした森の環境を生かした飼育スタイルはあまり聞いたことがなく、『ムギマルファーム』ならではの特徴に感じられます。

近くで見る鶏たちは羽の色つやがよく、がっちりししています。そしてどこか落ち着いた様子です

床には竹や発酵資材などを活用し、微生物の力を生かした環境づくりも行われています。

飲み水には六甲山系の湧き水を使い、餌には遺伝子組み換えや添加物を使わない素材、野菜、発酵飼料などを取り入れ、鶏たちの健やかな暮らしを支えています。

「ハレノヒタマゴ」660円(税込) 

こうした環境の中で育まれる「ハレノヒタマゴ」は、やさしい黄身の色とまろやかな味わいにつながっています。

スナップエンドウ収穫作業体験

後半で味わう麹マヨネーズに合わせるため、スナップエンドウの収穫も体験しました。ハサミでひとつずつ丁寧に切りとる作業は、思った以上に楽しく子供達も大喜びしていました。また採れたての野菜に触れることで、食材への関心も自然と高まります。

大人も子供たちも真剣に話を聞いています

ワークショップでは、麹の学校認定講師【Ayur-Oryzae】主宰・藤原加代子さんを迎え、「ハレノヒタマゴ」と塩麹を使ったマヨネーズ作りを体験。材料を順に混ぜていくシンプルな工程で、大人も子どもも楽しみながら参加していました。

グループに分かれて卵を割ると、その黄身の美しさに思わず「きれい」と声が上がり、自然と見せ合う場面も。ブレンダーで撹拌する作業では会話も弾み、みんなで盛り上がりました。

途中には、トマト麹や紫芋麹、椎茸麹などの試食もあり、「このトマト麹おいしい」「紫芋麹は色もきれいで、甘くておやつみたい」といった感想が飛び交う場面も。発酵の奥深さに触れながら、味わう楽しさも共有できる時間でした。

完成したマヨネーズは、収穫したスナップエンドウとともに試食。まろやかでやさしい味わいで、素材の良さが際立ちます。作ったマヨネーズは持ち帰ることができ、体験の余韻を自宅でも楽しめました。

現地を訪れることで、「ハレノヒタマゴ」の味わいが、近内さんファミリーの丁寧な環境づくりや日々の積み重ねから生まれていることを実感しました。卵はファーム(事前確認要)のほか、芦屋や西宮の取扱店舗でも購入可能です。

またファームでは季節ごとの収穫体験やワークショップも開催予定のため、最新情報はInstagramで確認できます。7月には「トマト麴」のワークショップも予定されており、発酵食品づくりに関心のある人からも注目を集めそうです

実際に鶏たちが過ごす環境や、卵が生まれるまでの背景・ストーリーを知ることで、ひとつの卵の価値がより豊かに感じられる。そんな体験ができた取材でした。


場所
ムギマルファーム
(西宮市山口町船坂150)

卵の購入方法
ファームの直売所(事前確認要)や、芦屋・西宮の取扱店舗で購入可能

ワークショップについて
開催情報は公式Instagramで随時お知らせ

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