市民サービスに影響なし ウインドウズPC 異常停止
米マイクロソフトの基本ソフトウェア「ウィンドウズ」を搭載したパソコンが19日午後1時30分ごろから、相次いで異常停止した。その影響とみられるトラブルは国内外に広がり、空港では航空機の欠航や遅延などが生じたほか、鉄道や金融機関、医療、店舗などで業務に支障が生じた。
藤沢市によると、市役所など市の公共施設や市民病院では、今回のウィンドウズ端末によるシステム障害で市民サービスや業務に支障が起きることはなかったという。
同日に発生した世界規模の問題は、米サイバーセキュリティー企業・クラウドストライクのウィンドウズ向けセキュリティー対策ソフトの更新で発生。市の端末には同社のソフトが入っていないため、影響を免れた。
不具合の影響を受けたウィンドウズ端末は、全体の1%未満にあたる推定850万台に上るといわれる。同社は同日、問題を特定し、修正プログラムを展開したことを発表した。