Yahoo! JAPAN

釣り上級者が釣り居酒屋に挑戦したら飲食代が○○円お得になった!

WEBマガジン

釣り上級者が釣り居酒屋に挑戦したら飲食代が○○円お得になった!

釣りを始め、アウトドア全般の記事を展開している「HEAT(ヒート)」のメインコンテンツ【釣りができる施設一覧】を開いてみたら、釣りができる居酒屋「ざうお」を発見。釣った魚はお得に食べられるとの気になる情報もあり、釣りのプロとともに潜入調査を敢行。調査結果を極秘に公開していく。

文・写真◎TSURINEWS編集部 河野陸

突然の予定変更どうする?

楽しみにしていた釣行も、天候不良などの理由で急遽キャンセルということが起こりうる。たとえ当日キャンセルとなっても、「なんとか竿は出したい!」と思うのが釣り人だ。そんなときは普段やらない釣りを体験するチャンス。
しかし、普段やらない釣りについて調べ方が分からないという人も多いはず。そういった方におススメしたいのが、多岐にわたる釣りジャンルを全国エリアで検索できる「HEAT・釣りができる施設一覧」だ。

「釣りができる施設一覧」のホーム画面

WEBマガジン HEAT 「釣りができる施設一覧」
https://heat-hayabusa.com/activityspot/

釣り&アウトドアマガジンHEATの「釣りができる施設一覧」とは

釣りを始め、アウトドア全般の記事も展開しているのが「HEAT」の特長だ。「HEAT」のメインコンテンツの1つとして、「釣りができる施設一覧」がある。実際に「釣りができる施設一覧」を開いてみると、ピラニアが釣れる施設や、釣りができる居酒屋などユニークな施設が多数掲載されていた。
正直な話、TSURINEWSとは日々しのぎを削る競合他社の関係だ。しかし、確実に読者にとって使えるコンテンツであるため、悔しさで目を潤ませながら機能について紹介していく。

絞り込み検索

「釣りができる施設一覧」では、県別/施設の種別で「絞り込み検索」が可能。筆者は大都会・東京にも面白い釣り場があるのか気になって、「絞り込み検索」機能を使用した。

便利な絞り込み検索機能ユニークな施設が多数掲載

海釣り公園や管理釣り場も紹介されているが、一番目を引いたのが「釣りができる居酒屋」だ。正直、居酒屋なのに釣りができるといわれても想像ができない。気になった筆者は、取材を決行。

出演いただいた入稲福さん(右)・二上さん(左)

「どうせ行くなら、上級者を連れてボコボコに釣ってやろう」という邪(よこしま)な考えを持ちながら、釣具メーカーでフィールドモニターをしている「入稲福 佳寿巳」さんと、「二上 あや」さんに協力を依頼した。

入稲福 佳寿巳:インスタグラム https://www.instagram.com/iri_iri123/
二上 あや:インスタグラム https://www.instagram.com/ayafutakamii_tsuri/

釣りができる居酒屋「ざうお」

都内の一等地でも釣りが楽しめ、釣った魚とともにお酒が楽しめる「釣船茶屋ざうお」について紹介していく。

店内で釣りができる

店内に大きな生け簀があり、マダイやアジといった魚が泳いでいて、貸し竿を使って釣りが楽しめる。釣った魚はいくつかのメニューから調理指定をしたあと、提供してもらえる。

自分で釣ったほうが安くなる!?

「ざうお」の醍醐味は、「釣らずに注文するより、釣ったほうが安く食べられる」というシステムにある。たとえば、「マダイ」を釣らずに注文すると1尾4180円(税込)だが、自分で釣って調理を依頼すると3245円(税込)と安く食べることができるのだ。

ざうお 新宿店外観

ここまで聞くと、読者のみなさんも「釣り上級者ならどれだけ安く食べられるのか」気になるはずだ。心配無用、誰よりも気になっている筆者が音頭を取って、「ざうお 新宿店」に潜入調査してきた。

釣船茶屋ざうお 新宿店

住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-2-9 新宿ワシントンホテル1F
TEL:03-3343-6622
HP:https://www.zauo.com/

「ざうお」に釣りのエキスパートが挑戦

いよいよ潜入調査当日。「釣りができる施設一覧」には「ざうお 新宿店」の地図情報があったため、建物が乱立する都心でもスムーズに集合できた。

「釣りができる施設一覧」でスムーズに現地到着

まずテーブルに通され、釣り方など詳細について店員さんから親切に説明いただいた。しかし、筆者は店員さんが親切に説明してくださっているにも関わらず、心ここにあらずであった。なにを隠そう、こちらが連れているのは釣りのエキスパート。大爆釣で、店内中の熱い視線を受ける妄想でいっぱいだったのだ。
(※筆者は釣りが下手くそなため、一切釣りをしていません)

「ざうお」での釣り方

釣り場は通常の「釣りエリア」と、カットウバリを使用してひっかける「ひっかけ釣りエリア」の2つ。タックルはお店で用意しているレンタルの延べ竿を使用する。エサは、「練エサ・キビナゴ・むきエビ・オキアミ」が用意されており、食いが渋いときは「たくあん」ももらえる。

当日使用した釣りエサ釣れる魚

釣りエリアには「アジ・マダイ」が泳いでいた。対して、ひっかけ釣りエリアはアジ・マダイのほかに「ヒラメ・イセエビ・クルマエビ・アワビ・サザエ」と魚類以外もねらうことができた。

店内の生け簀で泳ぐ魚たち作戦会議

入稲福さんと二上さんは迷わず「釣りエリア」での実釣を選択。ひっかけ釣りについても、入念な作戦会議が繰り広げられた。とくにフチに引っ付いているアワビをどう攻略するか、お皿をアワビに見立てて熱い議論が交わされた。

入念な作戦会議

「釣りエリア」で実釣開始

2人はレンタルロッドの選定から本気だった。とくにハリ先の「掛かり具合」は入念に調べ、爪に引っかかる状態のよいタックルを選択した。

ハリ先の掛かり具合をしっかりとチェック

2人が選択したエサ

入稲福さんは「むきエビ」を選択。理由を聞いてみると、普段やっている「ひとつテンヤ」の釣り方に近く、アタリが取りやすそうとのことだった。また、ほかのエサより重く、マダイが泳ぐ底付近に付けやすいからだと話してくれた。
二上さんは「オキアミ」を選択。理由は、「オキアミが嫌いな魚はいない!」という男気ある回答だった。

渋めの活性

この日は平日にも関わらず、店内は満員。外国の方も多く見られた。人が多い影響もあって魚がスレており、エサを落とすだけでは無反応だった。数投し反応がないと見るや、入稲福さんはすかさずエサを変更。別場所に置いてあった「たくあん」を選択。ルアーのようにひらひらと上下に誘う動きを入れる作戦に出た。
二上さんも置くだけでは反応がないと感じ、オキアミをスローで上下させて誘う作戦に変更した。

付けエサをたくあんに変更マダイがヒット!

2人とも底付近からスローに誘いを入れ、立て続けにヒットを出す。しかし取り込みスペースが狭く、魚の動きに合わせ竿をいなしきれないため、フックアウトが続いた。

念願のマダイをキャッチ

その後1時間ほど粘るも反応がなく、ポイントを移動。店舗奥側の用水路のような場所を選択した。細いエリアに魚が溜まっており、活性の高そうなマダイも見られた。

エサは「細く、小さく」

入稲福さんは、たくあんを1/2サイズまで細く加工。これは食いが渋いため、エサを細くして確実にフック掛けさせる作戦だ。エサの加工は初心者でも実践しやすい工夫であるため、ほかの釣りモノでも試してみてほしい。二上さんもオキアミを小さく加工し、食い渋りに対応していた。

マダイが顔見せ

釣り人ならではのメソッドが展開され、最初と比較し、マダイが口を使おうとする場面が増加。一同期待が高まるなか、ついにマダイの口に入稲福さんのたくあんが吸い込まれた。並みの釣り人なら「即アワセ」してしまいそうな場面だが、百戦錬磨の入稲福さんは冷静に5秒ほど待ち、確実にフッキングを決めた。狭いスペースで魚が暴れるのを華麗にいなしながら、見事にネットインさせ、40cm程度の食べごろサイズをゲットした。

念願のマダイをキャッチした入稲福さん釣った方がお得

釣りをせずに調理を依頼すると1尾4180円(税込)かかるマダイだが、釣ったマダイは3245円(税込)で食べられる。ホクホク顔の2人は「刺身」「から揚げ」で調理を依頼。結果として935円得をした。

「ひっかけ釣りエリア」での釣り

マダイを釣り上げたあと、2人は「ひっかけ釣り」エリアに移動。「ひっかけ釣り」は初心者でも楽しむことができ、来店していた子どもの笑顔が釣り上げた魚とともに光っていた。

「ヒラメ」のひっかけ釣り

2人はカットウバリが付いたタックルを手に「ヒラメ」をねらいに移行。二上さんは巧みにカットウバリを操り、開始数秒でヒラメをキャッチ。「全く動かないから、初心者でも釣りやすいと思う!」と心強いコメントをいただいた。

開始早々にヒラメを釣り上げる二上さん

調理方法は「刺身」「バター焼き」を選択。ヒラメも釣らないで注文するときと比べ、1045円お得だった。その後、クルマエビも子気味よく3匹釣り上げ、すべて「塩焼き」にて調理を依頼した。

最後の難関「アワビ」に挑戦

いよいよ、ひっかけ釣り最後の難関となる「アワビ」に挑戦。
生け簀の中でのんびりと佇んでいるが、殻が大部分を占めているため、ひっかけるのが難しい。事前の会議では「殻と身の隙間にハリ先を入れること」を戦略としていたが、上手く隙間にハリ先を入れても吸着力が強く、引きはがすことが難しい。根掛かりしたようなアタリに負けそうになりながらも、竿を強引に引っ張り、見事ゲットした。店員さんおススメの「バター焼き」にて依頼し、2時間程度で納竿となった。

アワビ釣りに大苦戦

「釣りができる施設一覧」からの出会いで、豪華な料理に舌鼓

釣りを終え席に戻ると、先ほど釣ったばかりの魚が料理となりテーブルに並んでいた。マダイやヒラメは目を引く船盛りでのお造りになっており、一同大喜び。ほかの品々もよい香りが立て込めていた。

豪華な料理とともに乾杯&宴開始

2人は早速、お酒を片手に乾杯。宴の開始となった。今日の釣りの反省など釣り人らしい話で盛り上がり、「釣りができる施設一覧」をきっかけに大満足の宴となった

何円お得になった?

今回の釣行で、読者が一番気になるであろう「何円得をしたか」について報告する。
結果として、合計で「2395円(税込)」得をした形になった。人にもよるが、この金額は人ひとりが外食をしたとしても2~3回分の金額に相当するため、ひじょうにお得だったと言えよう。

「釣りができる施設一覧」の活用法

今回、「ざうお 新宿店」を見つけるきっかけともなった【釣りができる施設一覧】について、その活用法を入稲福さん、二上さん両名に聞いてみた。使い方の一例として、ぜひ参考にしてほしい。

船釣り当日の急なキャンセル時に使用

船釣りの場合、天候不良で当日現地に着いてから欠航するなんてことも珍しくない。そんなときに、今回のような「室内でも楽しめる釣り施設」をカンタンに調べられるのはひじょうに有益。

ファミリーでの旅行中に使用

遠方に旅行していて、家族でパッと竿を出したくなるときに活用するのも面白い。こういったときほど、思わぬ釣り場に巡り合い、思い出に残る旅行になるはず。

釣り&アウトドアスタイルマガジン「HEAT」とは

WEBマガジン HEAT(ヒート)は、釣りバリや釣り仕掛を扱う「株式会社ハヤブサ」が運営する、釣りを中心としたお知らせや楽しめる外遊び、お役立ち情報を扱うアウトドア読み物サイト。
「釣りをやってみたい!」けど、「どうやったらいいの?」「釣りってなーに?」と分からない方に、より身近で手軽な「釣り」、「釣りへの接し方」の情報を発信し、少しでも多くの方が「釣り」に触れ合うきっかけ作りになればとの思いで作られたWEBサイトだ。

入門者向けではあってもコアなファンがほしい情報もしっかり押さえているので、ぜひ活用して釣りライフの充実に役立ててみてほしい。

企画・取材協力:TSUINEWS

【関連記事】

おすすめの記事