硬めのPEラインのメリット&デメリットを紹介 組めないノットもある?
みなさんはどんなPEラインが好きだろうか?パリッと硬いもの、コーティングが薄く柔らかいもの、バランスが良く誰でも扱いやすそうなもの、ラインにもいろいろ特徴がある。筆者はここ2,3年はずっと気に入ったPEラインのみを使用していたが、どんなラインがあるのか調査も兼ねて購入してみた。
硬めのPEラインを使ってみたくなった
筆者が普段使っているのは、柔らかすぎず適度にハリがある万能タイプ。昔はノンコーティングの柔らかいラインを使っていたことがあったため、今回は違いを感じるためにもとにかく硬いラインを選択してみた。
とはいえ、硬さに関してはショッピングサイトの口コミを参考にするしかなく、とにかく硬そうなラインを選んだ。
SCノットが組めない
筆者は普段SCノットでリーダーとPEラインを結束しているのだが、購入したPEラインが硬すぎて何度結束してもSCノットが組めなかった。
ノットの構造的に二重にしたラインを巻き付けるノットなのでこういうこともあるのかもしれない。
FGノットは問題なく組める
結束できなければ釣りにも行けないので、FGノットで結束してみると問題なく組むことができた。SCノットのほうが結束強度は数%高いといわれているし不本意だが、まずはこれで問題なく釣りができそうだ。
感度は高いがデメリットもある
硬くハリがあるPEラインは総じて感度は高い。ルアーが動いている感覚が手元に伝わりやすいし流れの変化もとらえやすい。個人的には、ミノーやソフトルアーでゆっくり流すような釣りに向いているものだと思う。
巻き癖がつきやすい
今回購入したPEラインを2日間使用して思ったことは、巻き癖が付きやすいということがわかった。これは硬いPEラインの大きなデメリットであろう。
実は釣行中に一度高切れを発生させてしまったのだが、もしかすると巻き癖のせいなのかもしれない。しっかりテンションをかけて巻いても巻き癖やヨレがおさまらなかった。
リピート買いはしないか
今回新しいPEラインを使用したが、このラインをリピート買いすることはなさそうだ。やはり普段使い慣れたものがいいし、自分の釣りには合っていないということもしることができた。ただ、自分に合ったラインは今後も探していきたい。
昔、町の釣具屋で店主に「糸の硬さを見たい」などといえば、開封してくれることがあった。可能なら、PEラインのサンプルを触って質感を確かめてから購入を検討してもらいたい。
お気に入りに出会うまで試すしかないのか?
今使っているラインに不満があったり別のラインを使ってみたいといった場合は、購入し、使用して確かめるしかない。
何度か使っているうちに慣れてくるという場合もあるだろうが、結構一か八かの要素が強いし、釣りは本当にお金がかかる。でも、これはルアーの使用感が気に入るかどうかも同じことかもしれない。
PEラインの好みは人それぞれ
PEラインの種類は無数にあるし、選び方も難しくなってきている。しかしロングセラーの商品もあるし、硬さやハリ、コンセプトはわかりやすくなってきている。好みは本当に人それぞれだと思う。
<須藤雄飛/TSURINEWSライター>