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【西武】ライオンズ整形外科クリニックが4月1日に開院 松井監督「チームとしても積極的に活用できたら」

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4月1日に開院するライオンズ整形外科クリニック

選手のサポートのほか、プロスポーツの現場から地域医療に還元

西武は27日、学校法人帝京大学とアスリートメッド株式会社との共同事業である「ライオンズ整形外科クリニック」が、4月1日(月)に開院すると発表した。

西武はスポーツ医科学分野の強化による選手のコンディショニング管理と、選手一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境づくりを目的に、昨年4月に学校法人帝京大学とスポーツ医科学サポートに関するパートナーシップを締結。「選手のけがの予防」「早期回復」「パフォーマンス向上」を目指し、あらゆる専門分野の実績を持つ帝京大学のドクターやスタッフから昨シーズンよりサポートを受けている。

そして今回、チームドクターが診療を行うスポーツ整形外科クリニックが本拠地近隣に開院することで、より手厚いサポートが可能になるほか、プロスポーツの現場で培った豊富なノウハウを活用し、地域住民にも医療サービスを提供することとなった。

クリニックは2階建てで、1階には受付や待合室、診療室、各検査室などを設置。ディープラーニング(AI)を活用して高精細な画像が高速で撮影できるMRI(磁気共鳴画像診断装置)や、圧力波で痛みを和らげる体外衝撃波疼痛治療装置のほか、一般X線撮影装置、超音波診断装置(エコー)、骨密度測定装置などを備えている。


2階はすべてリハビリスペースとなっており、一般利用者からアスリートまで幅広く、一人ひとりの生活スタイル、競技やプレースタイルに合わせ、理学療法士が個別にリハビリテーションをサポートする。

また、一般利用者には運動療法やマッサージなどの機器などを用いず素手による徒手療法に加えて、超音波治療器、温熱治療器など豊富で高機能な機器を用いた物理療法を組み合わせることで、早期の身体機能改善を図る。さらに、トップアスリートの治療で得た知見を活かし、リハビリ機器やトレーニング機器も同じ機材を活用しながら、より健康になる為のプログラムを取り入れている。


アスリート向けには、床に埋め込んだ圧力センサーのデータとカメラで撮影した映像を組み合わせることで、3次元のビデオ動作解析が可能な機器や、下半身の筋力・スピード・パワーなどのデータを計測できるレッグプレスをはじめとした多様な機材を導入する。

院長は帝京大学医学部の准教授で、ライオンズのチームドクターを務める増田裕也(ひろなり)氏が務め、スポーツ障害診療を専門としたドクターなど4人体制で運営する予定だ。

増田院長と西武・松井稼頭央監督のコメントは以下の通り。

■ライオンズ整形外科クリニック 増田裕也院長コメント
私はこれまで、帝京大学整形外科で、膝関節外科診療やスポーツ外傷診療を専門にキャリアを重ねてまいりました。ライオンズ整形外科クリニックでは、これまでスポーツの現場で培ってきた多角的なノウハウとサポートを、アスリートのみならず、スポーツに取り組む方や身体に悩みを抱えるすべての方にお届けいたします。
患者さま一人ひとりの状態に合わせて寄り添い、治癒に向けて一歩一歩共に進んでいけるような、クリニックを目指してまいります。■埼玉西武ライオンズ 松井稼頭央監督コメント
これまでも増田先生をはじめ帝京大学の先生たちには、チームドクターとして選手の身体に異変が起きた際に迅速に治療していただきとても助かっています。
クリニックがベルーナドームのすぐそばにできることで、選手たちからすると万が一のことが起きた際にもさらに安心だと思います。もちろんけがをしないことが一番なので、事前の検査やけがの予防にもさらに取り組めるようになることも期待しています。
一日でも多く元気にプレーができるよう、そしてパフォーマンスをさらに発揮できるように、チームとしても積極的に活用できたらと思います。

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記事:SPAIA編集部

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