寒い季節にこそより沁みる大人の恋!26年1月 CS放送開始予定 韓ドラロマンス8選
2025年も残りわずかとなり、街が慌ただしさと期待感に包まれる季節がやってきた。
年末年始に向けて仕事もプライベートも忙しくなるこの時期、気づけば「今年を振り返る余裕すらない・・」と感じている人も多いのではないだろうか。
そんな慌ただしい毎日の中で、ふと心に温もりをくれるのが、寒い季節にぴったり寄り添う“ロマンスドラマ”。
特に、成熟した価値観や人生経験を背景に描かれる大人のロマンスは、学園ロマンスとは違う深みや余韻を持ち、見る者を静かに、そして確かにときめかせてくれる。
そこで本記事では、26年1月にCSで放送される韓国ドラマの中から、寒い季節にこそ観たい大人のロマンス8選をご紹介する。(2025年12月9日現在/※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合がございます)
(図)Danmee SBS「復讐代行人3~模範タクシー~」で帰還!25年11月 主演俳優 期待度1位はイ・ジェフン
『今、別れの途中です』(SBS/2021~2022/全16話)
1作目にご紹介する作品は、ソン・ヘギョ×チャン・ギヨン主演の『今、別れの途中です』。
2021年から2022年に韓国SBSで放送された本作は、ファッション業界を舞台に、恋愛よりキャリアを優先し、冷静な判断力とプロ意識を持つデザインチーム長ハ・ヨンウンと、情熱的な売れっ子フォトグラファー、ユン・ジェグクが繰り広げる大人のロマンス。
全国最高視聴率8.0%を記録した本作が支持された理由は、単なる恋愛ドラマに留まらない大人ならではの温度感。甘さだけではない、切なさや苦さまでも丁寧に描き切ることで、視聴者が自分自身の恋愛観や人生観を重ね合わせられる奥行きを生み出している。
大人のロマンスの真骨頂を味わえる一作であり、ソン・ヘギョの静かだが力強い演技、チャン・ギヨンの繊細な感情表現が物語に深く息づいている。
●キャスト:ソン・ヘギョ、チャン・ギヨン、チェ・ヒソ、キム・ジュホン、パク・ヒョジュ 他
●日本初回放送情報:日テレプラス/2026年1月7日(水) 16時~17時15分
『ロマンス』(MBC/2002/全20話)
2002年に韓国MBCで放送された『ロマンス』は、教師と生徒という禁じられた関係を題材に、強く心を揺さぶる純愛を描いた名作ロマンスドラマ。
主演はキム・ハヌルとキム・ジェウォン。高校教師キム・チェウォンと、彼女に真っ直ぐな想いを寄せる男子高校生チェ・グァヌの切実な感情を丁寧に描き、放送当時は平均視聴率20%を記録するほどの人気を集めた。
特に、キム・ジェウォン演じるグァヌの揺るぎない一途さは多くの視聴者の心を掴み、この作品で彼は一躍トップ韓流スターの仲間入りを果たした。
教師と生徒という複雑な立場が生み出す葛藤、そして互いを思う気持ちの純度は、20年以上を経た今も色褪せない。
大人のロマンスというには少し枠が異なるものの、禁断ゆえに増幅される感情の強さ、恋に向き合う覚悟、そして心の成熟を描いている点では、大人向けロマンス作品として今見ても深く胸に迫るものがある一作。
●キャスト:キム・ジェウォン、キム・ハヌル、チョン・ソンファン、キム・ユミ、キム・ヘスク 他
●日本初回放送情報:衛星劇場/2026年1月7日(水) 午後11時~
『恋するイエカツ』(JTBC/2021/全16話)
2021年に韓国JTBCで放送された『恋するイエカツ』は、“ラブコメ女王”チョン・ソミンと、繊細な感情演技に定評のあるキム・ジソクがタッグを組んだ、大人の胸にじわりと沁みるラブコメディ。
物語の軸となるのは、住まいに対する価値観が真逆な男女。家に住むこと(live)に重きを置くナ・ヨンウォンと、家を買うこと(buy)こそが人生の成功だと信じるユ・ジャソン。家という最もパーソナルなテーマを巡り、2人は考え方の違いから衝突を繰り返すが、そのぶつかり合いが次第に互いの人生観や傷をあぶり出していく。
“住まい”という日常的かつ現実的なテーマを扱いながらも、観終わった後に優しい余韻が残る、大人のためのヒーリング系ロマンスである。
●キャスト:チョン・ソミン、キム・ジソク、チョン・ゴンジュ、キム・ウォネ、チェ・ジョンアン 他
●日本初回放送情報:日テレプラス/2026年1月8日(木) 17時45分〜19時
『深夜2時のシンデレラ』(coupang play, チャンネルA/2024/全10話)
4作目は、2024年にcoupang playオリジナルドラマとして公開された『深夜2時のシンデレラ』。シン・ヒョンビンとムン・サンミンが織り成す、年下彼氏 × 現実主義キャリア女子の極上ラブコメディ。
オフィスラブコメらしい軽快さに加え、ジュウォンの全身で好きが溢れてしまうワンコ系アタックが加わり、視聴者のときめきスイッチは常にMAX。一方で、年齢差や立場の違い、恋愛に臆病になった大人ならではのリアルな葛藤も織り込まれ、ただの胸キュンドラマに収まらない奥行きを生み出している。
大人の恋が再び動き出す瞬間のぎこちなさや、抑えてきた感情がほどけていく過程が丁寧に描かれ、シン・ヒョンビンの繊細な表情演技とムン・サンミンの真っ直ぐな眼差しが物語に深みを添える。
●キャスト:シン・ヒョンビン、ムン・サンミン、ユン・バク、パク・ソジン、キム・テジョン 他
●日本初回放送情報:ホームドラマチャンネル/2026年1月13日(火) 午後3時15分~
『アクシデントカップル』(KBS/2009/全16話)
5作目にご紹介する作品は、2009年に放送されたKBS『アクシデントカップル』。トップ女優と平凡な郵便局員の2人が、思いがけない契約結婚をきっかけに距離を縮めていく、大人のドタバタロマンス。
主演はファン・ジョンミンとキム・アジュン。演技派同士の絶妙な掛け合いが、作品全体に温度とユーモアを与えている。
物語は、トップスターと一般男性が様々な逆境を乗り越えていくという、男性視点の夢物語的なラインを持ちながらも、キャラクターの心の動きを丁寧に積み重ね、ただのシンデレラ逆バージョンに留まらない温かい人間ドラマとして成立している点が魅力。
最高視聴率15%を記録したことからも、多くの視聴者がこの奇跡の組み合わせに夢中になったことがうかがえる。
純粋に楽しめるロマンスとして評価が高く、重たすぎない大人の恋愛作品を求める視聴者にぴったりの一作。恋が始まる瞬間のドキドキと、互いを理解しようとする成熟した温もりを同時に味わえる良作である。
●キャスト:ファン・ジョンミン、キム・アジュン、チュ・サンウク、イ・チョンア、ペク・ソンヒョン 他
●日本放送情報:KBS World/2026年1月14日(水)スタート
【本放送】(水・木) 19時~20時15分
【再放送】(月・火) 深夜3時10分~深夜4時20分
『個人の趣向』(MBC/2010/全16話)
2010年に韓国MBCで放送された『個人の趣向』は、ソン・イェジン×イ・ミンホという豪華キャストの掛け合いが光る、大人の胸キュンロマンス。
家具デザイナーのパク・ケインと、几帳面でクールな若き建築家チョン・チノが、ひょんなことから同居生活をスタートさせるところから物語は動き出す。
ソン・イェジンの自然体で親しみやすい演技はケインというキャラクターにリアルな魅力を与え、一方のイ・ミンホはツンデレ気質のチノを端正な表情と繊細な感情表現で見事に体現。二人が見せる微妙な距離感や、小さな優しさが積み重なる育ちゆくロマンスが、多くの視聴者の心を掴んだ。
キム・ジソクやリュ・スンリョンら実力派のキャストが物語に厚みを加え、コミカルな掛け合いと甘酸っぱい恋模様のバランスも秀逸。
単なる同居ラブに留まらず、互いを理解し支え合う関係へと変化していく大人の恋愛成長物語として今なおファンが多い作品である。
●キャスト:ソン・イェジン、イ・ミンホ、キム・ジソク、ワン・ジヘ、チョ・ウンジ 他
●日本初回放送情報:LaLa TV/2026年1月18日(日) 16時~
『コーヒープリンス1号店』(MBC/2007/全17話)
7作目にご紹介する『コーヒープリンス1号店』は、コン・ユ×ユン・ウネ主演の名作ラブコメディとして、今なお世代を超えて愛され続けている。
ユン・ウネ演じるウンチャンは、家計を支えるため男のフリをして働く快活な女性。一方、コン・ユ扮するハンギョルは、自由奔放でわがままな御曹司という典型的ツンデレキャラクター。
そんな真逆の二人がカフェ「コーヒープリンス1号店」で出会い、惹かれ合っていく過程が繊細かつユーモラスに描かれる。
特にユン・ウネは、髪をばっさりと短く切り、男装で活発な青年を演じるという大胆な役作りに挑戦。その自然な演技と中性的な魅力が作品の象徴的存在となり、多くの視聴者に強烈な印象を残した。
また、コン・ユが見せた大人の不器用な恋心の揺れ動きは、放送から15年以上経った今もコン・ユ沼へと誘う伝説的な名演として語り継がれている。
●キャスト:コン・ユ、ユン・ウネ、イ・ソンギュン、チェ・ジョンアン、キム・チャンワン 他
●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2026年1月25日(日) 16時~(一挙放送)
『男と女~7年目のジレンマ~』(チャンネルA/2023~2024/全12話)
最後、SUPER JUNIORのドンヘが主演を務めた『男と女~7年目のジレンマ~』をご紹介する。
大人の恋愛の痛いほどのリアルを描いた本作は、交際7年目という節目を迎えたカップルが直面する倦怠、情、期待、失望。簡単には別れられず、しかし以前のようには戻れない男女の本音を赤裸々に映し出す。
長年の恋愛を経験した視聴者なら、誰もが「分かる」と頷いてしまうようなすれ違い、沈黙、そしてふとした優しさの残滓が緻密に描かれ、原作の持つ共感の力がドラマを通してさらに深みを増している。
恋愛の終わりと再出発の狭間で揺れる二人の姿に、過去の恋を思い出し胸が締めつけられるような切なさと、静かな余韻が残る一作である。
●キャスト:イ・ドンヘ、イ・ソル、イム・ジェヒョク、ユン・イェジュ、チェ・ウォンミョン 他
●日本初回放送情報:ホームドラマチャンネル/2026年1月26日(月) 午後2時~
(ライター/ダンミ ニュース部)