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MADKIDが「変革」を掲げた新曲は尚文たちの決意とリンクーー『盾の勇者の成り上がり Season 4』OPテーマ「Resolution」インタビュー

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

先日、全国6カ所を回るツアーを成功させたばかりのMADKIDの新曲「Resolution」が2025年7月9日に配信開始、8月20日にシングルリリース!

「Resolution」は7月9日から放送が始まる『盾の勇者の成り上がり Season 4』のOPテーマで、尚文たちが冒険の中で下す「覚悟」を描いた歌詞が『盾の勇者』に寄り添った内容になっています。

カップリング曲の「MAZE」は先日行われた『MADKID LIVE TOUR 2025 -MAZE MUSEUM-』のテーマ曲として披露されていた曲の初音源化。
美術館をテーマにした壮大な曲です。

12月30日にはMADKID最大キャパの東京・Zepp Shinjukuでの公演も決定! 日本武道館公演を目標に掲げたMADKIDの第1歩がここから始まります。

【写真】『盾の勇者』4期OPテーマ MADKID「Resolution」インタビュー

『盾の勇者』を自分たちが盛り上げる

――いよいよアニメ『盾の勇者の成り上がり Season 4』の放送が間近に迫っていますが、Season 1、2、3に続いてOPテーマを担当することになった感想をお聞かせください。

YOU-TAさん(以下、YOU-TA):続編が発表されるたびに「またOPテーマを歌えたらいいな」と願っていたので嬉しいです。アニメの製作委員会やスタッフの方、そしてこの作品のファンの皆さんにとても感謝しています。

今回はもうSeason 4まで来たので緊張感や責任の重さはもちろんありますが、それよりも「このアニメを僕らで盛り上げていこう!」という気持ちのほうが強かったです。

――でもSeason 1からずっとOPテーマを担当しているとファンの皆さんもMADKIDが歌うことがもう当たり前という認識になりつつも、前Seasonの曲を超えるものを求められるので大変そうですね。しかもすべてアグレッシブなサウンドなので。

LINさん(以下、LIN):もちろん前SeasonのOPテーマも自分たちが歌っているので、むしろ前作と同じ程度ではなく、超えるのが当たり前だといつも思って取り組んでいます。
更に今回はもっとたくさんの方に聴いてもらえるようにするにはどうしたらいいのかを意識していた時期に制作を始めたので、「聴きやすさとは?」とか「カラオケで歌いたくなる曲とは?」みたいなことも考えました。『盾の勇者』の楽曲を作る時は「楽しい!」という感情が一番にあるので、今回も楽しみながら作れました。

――今回の「Resolution」に限らず、『盾の勇者』の全OPテーマは4分弱くらいなのに、いろいろな要素を「これでもか!」と詰め込んでいて。曲の尺と密度が合っていないとすら思います。 

LIN:ありがとうございます(笑)。5人のメンバーそれぞれ違う個性や武器を持っているので、そのごちゃごちゃに詰め込まれたおもちゃ箱みたいな感じが今ではMADKIDのカラーになっていると思います。

尚文たちが下す決断を意味した「Resolution」

――今回のOPテーマ「Resolution」を制作する際に意識されたことやアニメ制作側のオーダーなどお聞かせください。

LIN:「ありがたいことに、良い意味で自由にやらせていただきました。アニメのSeason 4で描かれる部分の資料も少し見させていただいて、いちファンとしても楽しみながら作らせていただきました。

――作編曲はamazutiの敬也さんとGAKさんが手がけられていますが、MADKIDのメンバーも作曲や編曲ができるので、皆さんからオーダーをされたのでは?

LIN:「あまりハードになりすぎないようにお願いします」という要望を出させていただいたくらいでしょうか。

歌詞は僕とYUKIが書くんですけど、YUKIが書くラップパートに関してはいつもこちらの意図をくみ取ってくれるので、僕から口出ししたことはありません。あえて僕の歌詞から感じたまま、受け取ったまま作ってもらうことで、幅が出たり、想像していなかったものが出てくることも多いので、うまくいっていると思います。

――「Resolution」というタイトルの由来を教えてください。

LIN:これから尚文たち一行はいろいろなことを知って、いろいろなことを決断していくので、「決意」や「決断」を意味する「Resolution」というタイトルにしました。

――歌詞の中で1サビ終わりの「I will protect your resolution」が、2サビ終わりでは「I will protect our resolution」になっているところが気になりました。

LIN:尚文たちが分かれて行動した後、みんなで集結するような描写があって、最初は一人ひとりの想いや決意が、やがてみんなで共有することになる部分を表現できたらいいなと思いました。

また『盾の勇者』の世界観や物語に寄り添うだけではなく、MADKIDとしての想いや物語も曲中で紡いでいければいいなと思いながら毎回作っているので、どちらにフォーカスしても成立するように書いています。

――MADKIDとしての部分はどんなことを描いているのですか?

LIN:僕らはチームだけど、各自がいろいろな目標や挑戦をしていかないとチームも成長が止まってしまう。でも一人で責任や重荷を背負ってしまうのではなく、その荷物はお互い分け合うこともできるんだなと気付いたことがあって。そのおかげで、自分の中で悩んでいた事が消化できて、新たな気持ちでやれるようになりました。簡単に言えば「変化」や「変革」でしょうか。先ほど挙げた歌詞は自分にとっても多分メンバーにとっても大切なものになっています。

――YUKIさんが書かれたラップパートはどんな想いを込められたのでしょうか?

YUKIさん(以下、YUKI):曲のテンポはSeason 3のOPテーマ「SIN」と比べてハードさを抑えた感じでしたが、僕のパートはやっぱりハードで(笑)。そこをどうしようかなと考えつつ、『盾の勇者』の曲のリズムは意識しました。今までの『盾の勇者』のOPテーマは
割とメロディーに持っていくイメ―ジにしていましたが、今回は王道の三連符(2拍分の時間の中に3つの音符を分割する)というか「タカタカ」踏むように作ってみようと。

もちろん僕もSeason 4のプロットは読みましたが、今回はプロットを読んだLINちゃんの歌詞に対しての言葉のハメ方を優先して、全部作品に寄り添うというよりも歌詞にうまくハマるような書き方をしています。

ラスサビ前の一番静かに歌っているところはラフタリアを意識!?

――初めて楽曲を聴いた時の感想をお聞かせください。

YOU-TA:『盾の勇者』の曲はいつもフルアウト(「全力」を意味するダンス用語)で届けているので、聴く前から「覚悟」しています(笑)。今回もダンスも歌もめちゃめちゃ難しいし、そもそもテンポが速いのでダンスを合わせるのも難しくて。だからこそ全力でパフォーマンスすることで皆さんにも曲や僕らのエネルギーを届けられると思っています。

――またSHINさんとKAƵUKIさんのボーカルがハードな曲を一瞬クールダウンさせるアクセントになっていますね。

KAƵUKIさん(以下、KAƵUKI):僕はこの曲ではラスサビ前の一番静かになるところを担当しています。僕の声質的にも自分を活かせるパートだなと思ったので、そこを歌えて嬉しかったです。そして僕のパートを聴いて、ラフタリアの持つ包み込むような優しさを感じてもらえたらいいですね。

SHINさん(以下、SHIN):ラスサビ前の僕のパートは、実はレコーディングの時には確定していなくて、誰が歌うのか決まっていませんでした。でも「このパートは絶対に勝ち取ろう!」という強い気持ちで臨んだので、結果的にそこを歌えたのはすごく嬉しかったです。 

またサビではワンフレーズだけですが、「どうYOU-TAの歌になじませようか」と考えながらレコーディングしたことを覚えています。

――この曲は特に5人の個性や声がわかりやすいなと思いました。

YOU-TA:それぞれ歌っている声を聴いたら違う人だとすぐにピンとくるような、まったく似ていない声質や表現なんですよね。

一人ひとりが違うからこそ、歌ってもらうパートはしっかり任せるという意識で作っているし、今回もそうで。だから僕の声との対比で、SHINとKAƵUKIの声も活きてくるし、歌割もうまくハマったと思います。

――レコーディングはいかがでしたか?

YOU-TA:レコーディングはあまり苦戦せずに歌えた気がします。サビも力強いメッセージとフレーズになっていますが、これまでもやってきたことで、むしろそのクオリティをどれだけ上げることができるのかという作業でした。僕が意識したのは『盾の勇者』といえばシャウトっぽい表現なので、全力で真っ直ぐに歌いました。

LIN:いつものように英語版も歌っていますが、意識しなくてはいけないことがたくさんあって、日本語で歌うよりも難しかったです。ある意味、違うアーティストのカバーをするような感覚で。日本語で歌っているバージョンではいつも通りの自分を出すのが大切なので、肩ひじ張らずに歌うことを意識しました。

――パンクやヒップホップは英語のほうが音がハマるから歌いやすいのかなと思っていました。

LIN:英語版はネイティブな方にも伝わるように、歌詞もネイティブの方に英訳していただいていますし、リズムの置き方も自分とはちょっと違うところもあって。だから日本語版とは少し印象が変わっているのかなと。あるフレーズでは日本語版とは違うニュアンスや強弱があったりするので、2つのバージョンを、歌詞を見ながら聴いていただくとおもしろいと思います。

SHIN:ラスサビ前の自分のパートは勝ち取ろうという気持ちで歌ったので、一番気合いも入りました。自分でも全力を出し切れましたし、最高のテイクが録れたかなと思っています。

KAƵUKI:YOU-TAのサビからつながる1フレーズが難しかったです。後半のブロックを歌うのではなく、YOU-TAの歌声の中に僕の歌声も入って、またYOU-TAにつなぐということは、盛り上がってきたサビの感じに対して、僕の声質をどう使えばうまくバトンタッチできるのかを考えながらやっていましたが、とても苦戦しました。例えば2サビの「後悔なんて」のところは強く聴こえるように、言葉に濁点を付ける感じで歌っています。

YUKI:僕のパートは最後のほうが結構激しいので、負けないように声を出さなくちゃと。それと同時に最近の日本の音楽シーンでは音数が少ない曲が増えてきた印象があって。声のニュアンスに重きを置いているアーティストが多くなってきた感じがしていたので、仮歌の段階から聴いて少しでもひっかかる何かを作るような発声をしたいなと思っていました。ただラップで畳み込むのではなく、ブレスを意図的に多めにしたり、意識したつもりです。

2コーラス目のラップはメンバーの腕の見せどころ! 

――この曲のお気に入りポイントや聴きどころなどご紹介お願いします。

YOU-TA:落ちサビ前のSHINとKAƵUKIのパートがお気に入りです。嵐の前の静けさみたいですし、歌詞がエモーショナルなところも良くて。あとSHINのパートに僕がハモを入れているんですけど、ハモがおもしろいラインになっているので、そこにも注目して聴いてみてください。

LIN:ラスサビ前のKAƵUKIのパートがすごく良くて。雰囲気を変えるきっかけとしてKAƵUKIの声がすごく引き立っています。その前のYUKIのラップもチャグ(短い短音で細かく刻むリフ)というかパームミュート(ギターを弾く時に手のひらで弦を抑えて余韻をなくし、音の響きをコントロールする技法)しているところがめちゃめちゃメタルっぽくて好きです。だからお気に入りは後半のYUKIのラップとKAƵUKIのパートです。

SHIN:僕は歌詞に注目して聴いてほしいです。「乗り越えてきたWave 足掻いていこう もっとGo」や「We'll never lose and cry Now nobody can stop us, No way!!」など、僕らをずっと応援してくださった方には特に刺さるような歌詞も多いと思うので、僕らの軌跡と重ね合わせながら聴いてほしいです。

KAƵUKI:LINが作る歌詞が『盾の勇者』にすごく寄り添っているなと毎回感じていますが、今回もとてもマッチしていると思います。またサビの落ちているところの僕のパートからSHINちゃんにつながって、ラスサビのYOU-TAにつながる、ボーカル陣のバトンリレーみたいところがきれいにハマっていると思うので、そこもチェックしてみてください。

――楽曲やパフォーマンスがワイルドなので一見見落としがちになりますが、パートの受け渡しやつなぎはすごく緻密で繊細なので、ちょっとのミスですべてが瓦解する怖さもあります。

YOU-TA:個々の声質が違うし、バランスが悪そうに思えるかもしれないけど、5人が集まると自然とまとまって。そんな不作為のバランスの良さが僕らの強みであり、魅力だと思っています。

YUKI:サビのメロディがこれまでよりもゆったりしているイメージがあって。メロディーとメロディーの間にすき間がありますが、そのすき間にすっと入るような歌い方じゃないとただ歌っているだけで、つながりがないように聴こえてしまいます。でも一人ひとりの声がちゃんとつながって聴こえるのはボーカル陣のスキルなのかなと。僕らは普通に聴いていますけど、いざ歌ってみると意外と難しいと思います。

あとこの曲の2コーラス目にBメロがないのも珍しいのかなと。Bメロでラップするのは個人的にはとても難しいと思っていて、サビの前はメロディーが一番引き立ちますが、そこをラップで加速しながら最後に行き切るのもスキルフルでした。そのために、前の「Don't be afraid」はメロディーありのラップで構成しています。一見普通に過ぎ去っている部分もちゃんとスキルで魅せているんだよというのがMADKIDの魅力かなと思います。

――サウンドはアグレッシブなのにキャッチーだからライブでも体がリズムに反応するけど、どう踊ったり、ノッたりすればいいのかがいつもわからなくて。

LIN:逆に言えば、皆さんそれぞれがリズムを刻んでみたり、縦横好きに揺れてみるのもいいし、コブシを挙げるのもいいし、好きな聴き方やノリ方で楽しんでもらえたらいいなと思っています。それがMADKIDの曲の楽しみ方ですし、そもそも音楽は自由に楽しんでもらうのが一番ですから。だからMADKIDのライブに来て、みんなが激しく揺れたり、ペンライトを振っているリズムと自分が感じるリズムが違ってもいいんです。どんな形でも僕らの音楽やパフォーマンスが届いているのなら嬉しいことです。

この曲は今まで以上にストーリーにバシっとハメられた手応えがあるので、そこも楽しみにしてもらいつつ、Season 4を毎週見ながら歌詞の意味を考察して楽しんでもらえたら嬉しいです。

MVはYOU-TAさんが尚文になって冒険するファンタジックな映像

――MVはどんなテーマで、どんな撮影をされたのでしょうか? 裏話もあればお聞かせください。

YOU-TA:今回は初めて物語があるMVになっています。『盾の勇者』になぞらえて、僕と女の子との掛け合いで物語が進んでいきます。MADKIDのMVでは今までそういうMVを撮影したことがなかったので、完成が楽しみです。

――これまでとはまた違う楽しみ方ができそうな映像ですね。

YOU-TA:監督さんが『盾の勇者』の世界観を再現したいという想いでご提案してくださったみたいです。また雲の色がグラフィカルに表現されていたり、随所にCGのエフェクトも入ります。細かい演出も含めて、世界観全体で楽しんでいただけたら。

――MADKIDのMVといえば廃墟や閉鎖された空間が特に多いので、ファンタジーの世界のような映像は楽しみです。

YOU-TA:確かに僕らが踊るのは廃墟か夜だったり、工場の倉庫が多いですね(笑)。

LIN:監督がすごく熱意がある方で、こだわって撮影してくださいました。

KAƵUKI:あとスピード感がより出るようにドローンでの撮影も随所でしたのでそこの仕上がりも楽しみです。

――今回のYOU-TAさんのお芝居が良かったら、ドラマへのオファーがあるかも。

YOU-TA:僕は芝居が本当に苦手なので、うまく表現できていたらいいんですけど……。

カップリング曲「MAZE」はツアーの頭に流れるテーマ曲

――カップリング曲「MAZE」はすごい大作ですね。激しさや雄大さ、カッコよさなどブロックごとに感じられて、曲全体が1つの物語を表現しているような。

YUKI:5月から6月にかけて行っていた『MADKID LIVE TOUR 2025 -MAZE MUSEUM-』のテーマ曲です。ツアーに来場してくださった皆さんにはやっと音源の形で届けることができます。

このツアーのテーマは「謎の美術館」で、僕達の楽曲を「アート」に例えて、公演ごとに違うメンバーがホストとしてセットリストを考えています。絵画も最初に観た時と何度か観ていくことで感じ方が変わっていくように、楽曲もセットリストの置き方で感じ方も変わってくるので、いろいろな楽しみ方ができていると思って。公演ごとにメンバーのカラーも楽しんでもらえるツアーになったと思っています。

そういうコンセプトのツアーのテーマ曲なので、サウンドも壮大さがある曲にしたくて。今回の楽曲を作ってくださった井手コウジさんがかなりヒップホップに精通している方なので、井手さんのカラーも加わって、いつものMADKIDのロックなサウンドに化学反応が起きた素晴らしい曲ができたと思います。

――なるほど。数曲分のエッセンスが入っているので気合が入っているなと思いましたが、コンセプトや化学反応など様々なことがあった結果、完成した曲なんですね。

YUKI:井手さんも僕らが仮歌で歌ったものに対して、アレンジにこだわったり、付け加えてくださったりとすごい熱量でやっていただいて。また平歌(曲頭からサビまでの部分)も井手出さんのエッセンスを取り入れたいということで、歌詞もラップパート以外は井手さんに書いていただきました。

LIN:リリース前にライブでパフォーマンスするのは珍しいし、披露してから約3カ月も後に音源化するのは初めてかもしれません。

――ライブでパフォーマンスしてみてお客さんの反応はいかがでしたか?

YOU-TA:まさかツアーのテーマ曲があるとは思っていなかったでしょうし、1曲目に披露していた事もあって最初は皆さん、ビックリしていました。ライブでは僕らが煽って空気感を作っていくことが多いんですけど、この曲はパフォーマンスを高いクオリティで魅せ続けようと思ってやっていたので、お客さんもしっかりパフォーマンスを見て感じてもらえたと思います。

――曲を聴いてライブではどう表現されているのかなと気になりました。サウンドにいろいろなエッセンスがあるということはダンスにも様々な表現があると思うので。

LIN:今回はお客さんとコミュニケーションを取りながらというよりも、僕たちが完成したものをお見せする形でした。いかに「MAZE」の世界観を全員そして個人で表現できるかに集中しているので、いつもと違いますね。パワーよりはテクニックで、1つひとつ丁寧に魅せるので、体力的な消耗度は他の曲と同じでも、メンタル的な疲労度が高いです。

――体操やフィギュアスケートみたいですね。

YUKI:自分はロックで踊るよりもこっちのほうが踊りやすくて好きかも。ロックで踊るのは難しくて、ギターが引き立っている部分に、ダンスのタテのリズムがあまり感じられない瞬間があるので、こういうトラックのほうが踊りやすいです。

MADKID初のマーチや日本語ラップに注目を!

――では皆さんそれぞれのお気に入りや聴きどころポイントのご紹介をお願いします。

LIN:すごくコンセプチュアルで、5人が「MAZE」の世界にいながら各々の歌い方や魅せ方で自己を表現しているので、魅力や聴きどころにあふれている曲になっています。聴くごとに新しい発見がある楽しい曲なので、何度も繰り返し聴いてほしいです。

SHIN:自分が歌っているAメロはこれから始まりを告げるような感じになっていて、自分的には表現しやすい歌詞なので、部分部分で表現の仕方を変えています。聴きながらその表現の違いを楽しんでいただけたら嬉しいです。

KAƵUKI:僕が好きなのはサビです。マーチっぽい感じは今までのMADKIDにはなかったので新鮮で、カッコいいなと思いました。

YUKI:「MAZE」は僕たちにはないエッセンスがたくさん詰め込まれているので、音やメロディ、歌詞の母音の使い方など、聴いていて、「あれ? ちょっと違うかも?」と思っていただけたら嬉しいです。

ラップはいつも通り、それぞれできることをその場で表現しています。僕が気に入っているのはLINのパートのラップで、おそらく井手さんの世代の方は一番なじみがあるラップのスタイルで、洋楽っぽいフローというよりちゃんと日本語ラップしています。日本語ラップの原点や古典的なラップをちゃんとできる人は今少ないと思っているので、この曲でやれているのは同じラップをするものとしてすごいなとリスペクトします。

――いつもリリースごとにお話を聞くと音楽の流行や時代感を敏感にとらえて、それをフィードバックしているのがすごいなと感心します。

YUKI:僕はバックグラウンドの勉強はしますが、今流行っているものにあえて一度流されてみるのも手かなと思うタイプで。流されてみて、自分はどうするのか、何をしたいのかを考えます。そこで気付くことが多くなった気がします。

またメンバーそれぞれでルーツも違うし、ふとした時に思いがけないものが生まれることも多くて。例えば「DROPOUT HEROES」(3rdアルバム『DROPOUT』収録)や「Play」(2ndアルバム『BOUNDARY』収録)でコテコテの日本語ラップをするのはYOU-TAだし、SHINちゃんは僕が思いつかないメロディーを出したり、意外と早口の滑舌が良かったり(笑)。メンバーの魅力がわかるラップのフレーズが推しポイントです。

――ちなみに、ジャケットはどんなイメージで作られたのでしょうか。

LIN:ジャケットも『盾の勇者』を意識してデザインしていただきました。積乱雲みたいに、雷と雲を表現しているのかな。このビジュアルの意味するところを考察していただくのもいいですが、僕は純粋にカッコよくて好きです。

YOU-TA:先日、『盾の勇者』のWEBラジオにゲスト出演して、Season 1からSeason 3までのOPテーマのシングルジャケットを時系列で並べてみたら、Season 2のOPテーマの「Bring Back」から自分たちの顔の写真ではなくなっていて。年代と共に僕らが魅せたいものも変わっているんだなと改めて思いました。

2025年最後のライブが12月30日、Zepp Shinjukuで開催!

――12月30日にワンマンライブが決定したそうですね。

YOU-TA:会場はZepp Shinjukuで、MADKID単独でのライブとしては一番大きな会場です。また今回は2部構成で、夜の部はバンドを背負ってのライブとなります。僕らの届けたいものや魅せたいものと生音の相性はめちゃめちゃいいなと思っています。バンドセットでのワンマンライブは久しぶりなので、「Resolution」を経て進化したMADKIDをお見せできると思います。

昼の部ではいつも通りのバンドなしのトラックスタイルで、僕たちらしいパフォーマンスをお見せするので、1日で2つのスタイルを楽しめる絶好の機会なので、ぜひ来ていただいて、みんなでSOLD OUTさせましょう!

――ワンマンライブは1日2公演になることが多いですが、体力的にキツくないんですか?

KAƵUKI:正直キツいっすね(笑)。

LIN:でも今回はオケスタイルとバンドスタイルでやるので、今まで以上に1日に2回やる意味もあると思っているし、僕らにとっても理想の形なのかなと。

――覚悟が必要なのはMADKIDだけでなく、ファンの方もですね。かつてない挑戦になると思うので。

SHIN:そうですね。皆さんも体力作りをしてもらって(笑)。

YOU-TA:皆さんにも「Resolution」が必要というわけですね。

全員:うまい!(拍手)

このシングルと12月30日で、「ROAD TO 武道館」への第一歩に!

――皆さんへメッセージをお願いします。

YUKI:まず『盾の勇者』の楽曲を今回も担当させていただけて皆さんに感謝しています。僕らにとって『盾の勇者』は特別な作品ですし、曲ごとにMADKIDの進化を実感できる機会になっています。アニメを楽しんでいただきながら、約2年ぶりのMADKIDが表現する『盾の勇者』の世界観を堪能してください。そして「MAZE」を聴いて、ツアーに参加された方は想い出を振り返ったり、年末のワンマンライブも楽しみにしていただけたら嬉しいです。

KAƵUKI:『盾の勇者』の新シリーズが始まることが嬉しいですし、MADKIDが歌うOPテーマを楽しみにしてくださった方にもやっとお届けできて嬉しいです。めちゃめちゃカッコいい曲に仕上がったので、映像と共に楽しんでください。僕らはライブでこそ一番輝けると思っているので、『盾の勇者』のOPを観て興味が湧いた方や曲は好きだけどまだライブを観たことがないという人は年末のライブに来てください。今まで僕らが立ったことがない大きな頂を一緒に制覇しましょう!

SHIN:『盾の勇者』ファンの方が「Resolution」を聴いて、どう感じてくれるのかなとドキドキしています。感想をSNS等でつぶやいていただけると嬉しいです。

先ほどジャケットの話がありましたが、Season 1から「Resolution」まで時系列順で聴き直していただくと各シリーズのことを思い出せたり、僕らの成長や変化も感じ取っていただけると思うのでオススメです。この曲を聴いた後にSeason 1のOPテーマ「RISE」を聴くと当時とは違った捉え方や発見があるかもしれません。これから「Resolution」をもっとたくさんの方に届けられるように頑張ります。

LIN:今回も全員で向き合って作ったので聴き応えがあるシングルになっていると思います。最終工程のマスタリングまで立ち会っているし、こだわりまくっているので、自宅のオーディオやスマホなどのポータブルオーディオのイヤホンで聴いたり、いろいろな音響やシーンで聴いてほしいです。と言いつつも身近な感じで聴いてもらえたら幸せです。

YOU-TA:「Resolution」は『盾の勇者』ファンの方に絶対気に入ってもらえる曲になったと確信しています。作品と共に聴いて楽しんでいただけたら嬉しいです。

そして12月30日に行われるライブは2025年、いやこれまでで最高のライブをお届けするつもりです。僕らは日本武道館でライブをやることを目標として掲げたので、その目標にたどり着くまで応援してください。

――明確な目標を設定したのは今回が初めてでは?

YOU-TA:そうですね。今後もファンの皆さんと一緒に進んでいくためには明確な目標を掲げたほうがいいと思いました。“ROAD TO 武道館”へのスタートを一緒に切ってください。

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