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秦野市・待機児童数が4人に減少 解消に向けて施設整備の計画も〈秦野市〉

タウンニュース

待機児童数が4人に減少

秦野市が6月2日、2021年4月1日現在の保育所等待機児童数を発表した。昨年同時期より3人減の4人で、過去5年間では最も少なかった。待機児童の内訳は2歳児が1人、3歳児が2人、4歳児が1人となった。

秦野市は待機児童の解消に向け、15年度から5カ年計画で保育所等の定員増を進めてきた。認定保育所の新設や既設保育所の定員増などで受け入れ先を増やし、16年には待機児童数ゼロを達成した。しかし社会情勢を反映して利用希望者が増加。市は希望の多い低年齢児の受け皿を拡充するなどをして、18年以降の待機児童数は1桁台で推移している。

申し込み数は減少

ところが今年度は一転、申し込み児童数は昨年同時期より110人減少し、2486人に留まった。特に1歳児の申し込み数が前年同時期と比較して52人減少し、364人となった。市保育こども園課は「就学前児童数の減少もあるが、新型コロナウイルス感染症の影響で育休復帰や就労開始時期を遅らせた世帯もあったのでは」と、推測する。

今年度は待機児童解消を目指し、「保護者の意向を丁寧に把握して、多くの児童が希望する園に入れるように調整してきた」と同課。加えて保護者の多様なニーズに対応するため働き方に応じた多様な保育サービスなどを提供する企業主導型保育事業を推進した。来年度に向けて民間の認可保育所が新たに開設される計画もあり、同課は「多くの児童が希望する施設を利用できるよう、受け入れ態勢の確保に取り組みたい」と話す。

保育士の就労を支援

一方、全国的に保育士不足の問題が深刻化している。厚生労働省の発表によると、保育園やこども園の就職者数は16年度をピークに微減傾向がみられ、保育士の資格があるが現場を退いている「潜在保育士」の数も年々増加している。

その対策として、秦野市は市内の民間保育施設で常勤保育士として働くことを条件に10〜40万円を支給する「保育士等就労促進給付金」を設けている。

また保育士資格を持つ人や取得見込み者を対象とした職場体験や就職相談会なども実施し、保育士が長く仕事を続けられる環境づくりを図るなど、人材確保に向けて取り組んでいる。

※待機児童数は、保留児童数から特定の施設を希望している等によって入所できなかった児童数を除いた人数。

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