世界の玄関というべき「成田空港の京成」と「羽田空港の京急」が手を結ぶ沿線の観光開発イベント第1弾、「京成×京急 16寺社御朱印めぐり」
成田と羽田が鉄道で結ばれている、というと意外に思われる向きもいるかも知れないが、成田空港から京成電鉄に乗って→都営地下鉄浅草線を経由し→京浜急行で羽田空港へ、と鉄道移動が実現しているのだ。乗り換えなしとなれば、一路線と考えられなくもない。
となれば、京成電鉄と京浜急行電鉄が互いに協力して沿線の観光拠点に送客の施策の検討入ったことは、利用客にとっても喜ぶべきこと。そこで、両社の沿線に多くの神社仏閣が存在し貴重な観光資源となっていることから、その共同検討の第1弾が、「京成×京急 16寺社御朱印めぐり」だ。京成沿線の8寺社と京急沿線8寺社を巡って御朱印を受け、スタンプを集めるとオリジナルグッズがもらえるデジタルスタンプラリー、成田VS.羽田を結ぶ一大イベントともいえる。
参加寺社で御朱印を受け、専用QRを読み込むだけでスタンプが獲得できる。京成沿線8寺社すべてのスタンプを集めると「京成賞」として先着で「巾着」、京急沿線8寺社すべてのスタンプを集めると「京急賞」として先着で「御朱印帳バンド」をプレゼント。さらに、16寺社すべてのスタンプを集めると抽選で「電車型ポーチ」が進呈される。また、本イベントのオリジナル御朱印帳は、京成電鉄・京急電鉄でも販売されるが指定はない。乗降客に楽しんでもらいながら、「沿線の神社仏閣を巡ることで、沿線の観光資源を知る機会ともなり、相互誘客の促進、沿線価値の向上につながる」と、主催する両社は発表。多言語(英語・繁体字)対応のリーフレットやWEBサイトも制作され、インバウンド旅客にも両社沿線の魅力を発信する。「今後も相互送客の施策を継続して行い、沿線価値向上に努めてまいります」としている。