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『ボス恋』上白石萌音の10秒、第1話との共通点で見る玉森裕太のプロポーズ

ドワンゴジェイピー

『ボス恋』上白石萌音の10秒、第1話との共通点で見る玉森裕太のプロポーズ

第3話以来、久しぶりに流れたロングバージョンのオープニング映像。第8話放送後、なんだか無性に第1話を観返してみたくなった。



2日に第8話が放送された「ボス恋」こと『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系、毎週火曜よる10時~)。ファッション雑誌「MIYAVI」の編集部を舞台に、平凡女子・鈴木奈未(上白石萌音)が、ドS編集長・宝来麗子(菜々緒)とその弟で“子犬系男子”の潤之介(玉森裕太)に振り回されながら、仕事と恋に奮闘するラブコメディ。「可愛かった」「キュンキュンした」「美しい」「泣ける」「急展開」「複雑」「気持ちがごちゃまぜ」…ジェットコースターのように感情が上下した第8話だが、あえてここで第1話と照らし合わせながら観てみると、共通点の多さに気付く。しかし共通点が多いからこそ、違いや変化が浮き彫りになり、そのすべてが、ラストの奈未の表情の変化に凝縮されていたのではないかと思えてくる。



「鈴木、表に車の手配」。麗子(菜々緒)から奈未への指示は変わらない。しかし状況は全く違う。第1話で「安定してそう」と思われた音羽堂出版は、第8話では吸収合併という最大の危機を迎えていた。

MIYAVI存続をかけてのコラボプロジェクトが進んでいたが、週刊誌に麗子(菜々緒)のパワハラ疑惑の記事が載ることがわかり、一時ストップしてしまう。


初めて原稿を任されたことを嬉しそうに話すまでに仕事への気持ちが変化した奈未(上白石萌音)。

第1話では「何の信念もない、衝動もない、人並みの根気すらない」と言われてしまったが、「今のままでいたい」とMIYAVI存続への願いを口にし、行動に出る。第1話で白いコートを着て土下座したのは麗子。第8話では奈未が白いコートを着て土下座。

「あなたがしゃべっていいのは、わたしが許可した時だけ」。第1話でも麗子から「あなたがしゃべっていいのは、わたしに質問された時だけ」というセリフがあった。奈未は繕うのではなく、ありのままの麗子とのやりとりを見せることで、コラボ相手の不安を払拭した。

「もし私がのらなかったらどうするつもりだったの?」「編集長なら乗ってくれると思ってました」言葉は同じでも、そこにはこれまで培った信頼があった。

MIYAVIの廃刊が言い渡されたとき、奈未は、合併後も麗子のアシスタントをやらせてほしいとお願いする。

それに対し、麗子が語ったのは、第1話で奈未が言った「ファッションって人に夢を与える仕事ですね」という言葉。第1話では、「夢?あんな話信じたの?」と鼻で笑ったように返した麗子だったが、第8話では「そう、この仕事は人に夢を与える仕事。だからあなたが憧れるべきは私じゃない。この仕事。」と、奈未の気持ちや自分のバラ園での熱弁も肯定し、奈未に道をカッコよく示した。


一方、潤之介(玉森裕太)にも第1話との対比がたくさん見られた。まず、第8話で“白ジュン”が正座してケチャップでLOVEと書いたオムライスだが、第1話で潤之介は母に呼び出され、カフェでオムライスを注文。「会社は継ぐって。そのうち」と発言し、好きな子がいるなら「今度紹介して」と母から言われていた。第8話、潤之介はカメラマンを辞めて会社を継ぐことを決意。

「継ぐよ」と母に伝え、付き合っている子を「今度連れてらっしゃい」と言われる。母との同じ話題の会話だが、潤之介は大きな決断をしていた。


MIYAVI廃刊で気持ちが沈む奈未に、遊園地デートでまず潤之介が渡したのは、缶のおしるこ。おしること言えば、第1話でバイクに二人乗りして海へ行き、「夢もやりたいこともない」と悩む奈未に「夢ってさ、なきゃいけないのかなぁ」と潤之介が話した海での情景が思い出される。ちなみに、バイクで出発するとき、潤之介が後部座席をトントンして奈未を誘う場面があったが、第8話では自転車のシーンで全く同じトントンの仕草があった。


奈未の「彼氏ができたらやりたい10のこと」を健気に実現しようとしていく潤之介。マフラーを2人で巻いて引っ張られて転びそうになる姿も、潤之介の意図に気付いても気づかないふりをして「プリクラを撮りたい」と言う奈未も、それに「だと思ったー!」と無邪気に言う潤之介も可愛すぎる。そんなデートの途中、MIYAVI存続の知らせが奈未のもとへ。喜び合う二人の姿があった。その後、キスマイの主題歌『Luv Bias』(以下、ラブバイ)のイントロが流れたのは少し意外なタイミングではなかっただろうか。引きの画で、ジェットコースターが急降下するところ。もちろん奈未と潤之介が乗っている。「まじでこわい~!」と楽しそう(潤之介は楽しいというより…)な二人の声が響いているが、いつもと少し違う…?

潤之介が内緒で貸切りにしたスケートリンク。my dear…一輪の黄色い花を差し出し、観覧車をバックに交わすキスは絵になる美しさ。


「俺のお願い聞いてくれる?」


第1話で潤之介がお願いしたのは「俺の彼女になって」(フリ)

そして、第8話でお願いしたのは「俺の奥さんになって」


笑顔になった奈未だが、その笑顔が少しずつ陰りを持っていった。



第1話に共通する部分が多く見られた第8話。それを拾って見えるのは、大きくなる奈未の仕事への思い。一方で、やりたいことを手放そうとする潤之介。ラスト10秒間の奈未の表情の変化は、ラブバイのイントロが流れた時のジェットコースターのようでもあり、1話との比較で浮彫になった“変化”を凝縮しているようにも見えた。


■火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』
毎週火曜よる10:00~10:57

(C)TBS


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