用水路でのバスフィッシングで本命不発もブルーギルが連発【埼玉】
今回は埼玉県の中川の支流にある用水路でバス釣り。子供のころバス釣りをしていたポイントへ数年ぶりに行ってきました。街並みがだいぶ変わっていたので、釣り場も変わっていたかと思っていましたがそんなことはなく、子供のころに釣りをしていた場所はそのままの形で残っていました。今回の釣行時間は1時間とかなり短時間での勝負でしたが、様々な発見があったことを書こうと思います。
久々の釣りポイントへ
久々に訪れる懐かしい風景。幼い頃自転車を漕いで点々と場所を探していたのが懐かしいです。風景はガラリと変わり、工場やビル群が多く建ち、ずいぶんと風景が変わったところが多くみられましたが、釣り場だけは当時と全く変わらずどこか嬉しい自分がいました。
最近では、道路の拡張やインフラが進んでいく世の中。川や公園が取り壊され自然がなくなっていきつつありますが、子供のころの遊び場がそのまま残っていてくれたことは素直に嬉しい事です。
まずはブルーギルから登場
水の流れが速く、岸近くの流れが遅い部分に絞って狙っていたところ、さっそく当たりが。ルアーは5inchのストレートワームで安定のネコリグ仕様。待望のバスかと思った矢先、あからさまに当たりがバスのそれとは違うものでした。あわせてフッキングした後でてきたのは……ブルーギル。
実は、釣りを始めた当初よく相手をしてもらっていたのがこのブルーギル。フナ釣りやその他の釣りを経験し、ルアーやフライを始めようとしていた時の練習相手としてよくお世話になった魚です。
最近の琵琶湖や霞ケ浦などの場所ではほとんど姿を見せなくなり、他の場所でも姿が見られなくなったブルーギル。正直今の生態系のことを考えると複雑な気持ちになりますが、子供のころ腐るほど世話になった魚なので、どこか懐かしみを感じました。
肝心のバスは不発
そして肝心のバスは、姿は確認できましたが釣れない状況が続き、藻が多すぎて沈めるにも沈める事ができないという苦しい状況。かといってトップで釣るにも水量が多く魚がトップへ来ない。挙句の果てにタックルボックスを一つ忘れてくるというグダグダな始末。
しかも見える個体はかなり小さいものばかりで、大きなバスは恐らく藻の中に隠れていると推測。しかし、今回のタックルは対ヘビーカバー使用ではなく、パワー勝負を仕掛けるには無理があるベイトタックルでした。最低でも25lbは欲しいですが今回のラインは18lbと攻めの姿勢が効かないライン。
時間も少なくなりネコリグで続行。しかし、当たるのはあの魚たち……。ブルーギルの猛攻が続き、バスのあたりがないまま時間だけが過ぎてしまうはめに。5inchから6inchのチャート系のストレートワームに変更。水流が速いため地味な色合いだとバスがルアーに気づかないと思い、派手目のカラーで勝負。
ワームを大きくしたため、ブルーギルのあたりは少なくなりましたがバスからのあたりは一向にない状況が続き、そのままタイムアップ。結果はブルーギル7匹という結果で終わりました。逃した個体もいれると2桁いく量の数……。
今思えば、カバーにも対応できるタックルを装備しておけばと反省。釣りは準備から始まっていると改めて痛感しました。
水路にいた様々な魚
短めの釣行ではありましたが、また来ようと思えることがたくさんあったので今回はこれで良しとします。そして何より、今でも多くの魚たちが住んでいてくれたことに喜びました。バスやギルだけでなく、ナマズやフナ、鯉などの在来種も多く存在し、数は少なかったですが雷魚の姿も見られました。恐らく確認できないだけでもっと多くの種がいると思われます。
子供のころに遊んでいた釣り場は何も変わっていなく、久々に少年だった頃の自分に戻れて楽しかったです。今度は他の魚を狙いに来ようと思います。自分にとってかけがえのない場所をいつまでも守れるよう、できることをしていこうと思いました。まずは、ゴミ拾いからかな?
<泉陽登/TSURINEWSライター>