現役新潟県民が、新潟のアンテナショップ「THE NIIGATA」で本気でおすすめな商品を選んでみた!!
東京・銀座に、「THE NIIGATA」という施設がある。その名の通り、新潟の情報や魅力を発信する情報館だ。
先日初めてここを訪問してみたところ、1階にあるアンテナショップで様々な新潟のお土産が並んでいるのを見つけた。
お菓子から冷凍食品まで幅広いラインナップが揃っているけど……こんなに種類があったら、どれを買おうか迷ってしまう方もいるのではないだろうか。
ということで訪問当時に販売されていたものの中から、現役新潟県民である筆者が「これは本気でおすすめしたい!」と思った商品を5つピックアップしてみた。
・1つめ 小竹の笹だんごパン
まずはパンダの外袋がかわいい「小竹の笹だんごパン」! 価格は税抜き313円だった。
テレビ番組の「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されたことがあるようで、じわじわと知名度を伸ばしているようだ。
実際、筆者も県内のお土産屋さんで他のお客さんが「笹だんごパンはありますか?」と店員さんに聞いていたのを目撃したことがある。
袋から取り出してみるとこんな感じ。一見、手のひらサイズのコッペパンみたいだけど……
中にはなんと、笹団子が丸ごと入っている。先日ご紹介した佐渡のカステラサンドといい、新潟のご当地パンには炭水化物で炭水化物を挟まなきゃいけない法則でもあるんだろうか。
口の中に入れると、ヨモギの爽やかな風味がふわっと広がる。
直後に感じるのはあんこの濃厚な甘み。パンのサイズに対して量が多めなので、最後まであんこの味をガッツリ楽しめる。
ふわふわともちもちを同時に感じるその不思議な食感に、やみつきになること間違いなしだ。
お土産用の笹団子は複数個セットになっていたり冷凍品だったりするものが多く、なかなか気軽に味わえないことも多いかと思う。
しかしこのパンなら、おにぎりやサンドイッチ感覚ですぐに笹団子の味を楽しめるぞ。
・2つめ 瑞花の揚げせん
以前当サイトでもご紹介した「瑞花(ずいか)」の揚げせんが、THE NIIGATAでも販売されていた。価格は税抜き475円。
以前は「チーズ味」を食べたので、今回はスタンダードな「青のり味」を選択。
案の定、こちらもほんのりとしたしょっぱさと青のりの風味、揚げ物の香ばしさがベストマッチしていて止まらない。
1枚1枚のサイズが大きいのに食感はとっても軽くて、気づいたらお皿の上から消えていた。あっという間になくなっていく様子が雪みたいだな。
新潟のおすすめお土産として紹介されていることも多い商品だが、一度食べたらその理由がすぐに分かるはず。値段もそこまでお高くないので、見かけたら是非一度試してみてほしい。
・3つめ サラダホープ 海老しお味
こちらも新潟のお土産として有名なおかきだ。価格は税抜き270円。
「サラダホープ」自体は県内のコンビニやスーパーでも販売されているくらいメジャーなものなのだが、それはスタンダードな「うま塩味」の話。
この「海老しお味」をはじめとした他の味のサラダホープは、お土産用の1000円くらいする大袋に入って販売されていることが多い印象。
少なくとも筆者は、海老しお味を単体で購入できたのは今回が初めてだった。好きな味を手に取りやすい価格で試せる機会は少ないのでは? と思ったため、ピックアップさせていただいた。
袋を開封すると、中にはたっぷりのサラダホープが!
うま塩味のサラダホープと比べると少し赤みがかっていたり赤い粒が入っていたりして、ビジュアルからすでに海老を感じる。
ひと口食べてみると、はっきりとした海老の風味と程よい塩気が口の中に広がった。
さっぱりとした印象の「うま塩味」と比べると、こちらはしっかりと旨みを感じるイメージだ。同じサラダホープのはずなのに印象がガラッと変わっていた。
・4つめ ON THE UMAMIのUMAMIだし
こちらは以前ご紹介した「だしソフト」を販売している「ON THE UMAMI」というだし専門店の商品。価格は税抜き775円だった。
家族が以前このシリーズのだしを使って作ってくれたお吸い物が本当においしくて、「専門店の商品ってやっぱり違うんだなぁ……」と実感したことがある。
パッケージもオシャレで、今回ピックアップしている商品の中でも特に推したい一品だ。
今回はだしパックの中身を炊飯器に入れて、だし入りご飯を作ってみた。
ほんのりと茶色く染まったお米には、鰹の風味と強い旨みがしみ込んでいる。
しかし しょっぱさは控えめだったので、おかずなしで食べるなら他の調味料や具材を加えるなどして調整したほうがいいかもしれない。
一緒に食べた家族からも「すごくおいしかった!」と好評だった。
・5つめ 魚沼産コシヒカリ
新潟ではいろんな地域でコシヒカリが育てられているけれど、その中でもやはり濃厚な甘みと水分をたっぷり含んだ「魚沼産コシヒカリ」は別格だと思う。
ただ、魚沼産コシヒカリは言わずと知れた高級ブランド米だ。スーパーなどで売っているキロ単位の商品には、なかなか手を出せないという方も多いかと思う。
しかし、この2合分の魚沼産コシヒカリなら税抜き598円で購入することができる。これなら、まだ手が届く値段なのではないだろうか。
新潟のお土産としては定番中の定番かもしれないけれど、「せっかく新潟に興味を持っていただいたからにはこのお米を食べてみてほしい!」と思ったのでピックアップした。
お米の食味ランキングで「特A」という最高評価を日本一多く獲得している魚沼産コシヒカリの実力を、是非この2合パックで体験してみてほしい。
・買い物以外も楽しめます
今回は特におすすめしたい商品を厳選してご紹介したけれど、「THE NIIGATA」には他にも新潟のおいしいものがたくさん揃っていた。
2階には約40種類もの新潟の清酒を試飲できる「THE SAKE Stand」という施設があったり、8階には新潟の食材や燕三条の食器などを楽しめるレストランもあるそうだ。
東京にいながらにして新潟の空気を感じられる「THE NIIGATA」、気になった方は足を運んでみてはいかがだろうか。
そして機会があれば、是非新潟にも遊びにきてほしい!
参考リンク:THE NIIGATA
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.