『THE SECOND』準優勝ザ・パンチが語った決勝の裏側。「噛まないようにだけするね」
6月3日(月)のゲストは『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』準優勝!ザ・パンチのパンチ浜崎さん と ノーパンチ松尾さん!月曜パートナーの滝沢カレンさんと過去の経歴や『THE SECOND』の話をたっぷり伺いました!
ザ・パンチ、芸歴27年目でチャンスは2回のみ!?
松尾:2008年の『M-1グランプリ』決勝でしょ。この間『THE SECOND』で準優勝だったんだけど、27年でちゃんとチャンス2回しかないって少なすぎないですか?
浜崎:自分たちのせいですよ。
松尾:少ないよ!
浜崎:もちろん自分たちのせいですけど。
松尾:よく座り続けたよ、この台!
向井:たしかに!打ち続けた結果ですもんね。
浜崎:ひどいよ!
向井:『レッドカーペット』が一番最初じゃないですか?
松尾:そうだね。レッドカーペットに出た年にM-1決勝だから。
向井:全部2008年の出来事なんですね。
松尾:そうそうそう。いろいろあったけどあの時って1年なんで。
浜崎:だから27年目って言ってるけど、『THE SECOND』と『M-1グランプリ』で。ギュッとしたら今2年目ですね。
向井:実質(笑)
松尾:期待なんかしないでいただきたい。
浜崎:まだ新人なんでお願いします。テレビもラジオも1年生ですよ。「いや16年前に出てたじゃないですか!」って言われたりするんですけど16年前なんて多分別人じゃないですか。テレビもラジオも1年目です、お願いします。いろいろ教えてください。
解散の危機なく27年。「面白い人しかいないから辞める理由がなかった」
向井:2008年『レッドカーペット』っていう1分のショートネタ番組。
滝沢:ありましたね。『爆笑レッドカーペット』。
向井:しずるさんとか、はんにゃさんとか、たくさん人気者が出ていた中にザ・パンチさんも出ていらっしゃってそこで仕事がグンっと。
松尾:そのときに一緒のような感じで出てきたけど、それこそしずるとかはんにゃも、6~7年は後輩なわけ。同じグループの感じでやっていて。今回の『THE SECOND』も金属バットとかななまがりとかがもう10年ぐらい後輩なの。
向井:ガクテンソクさんもそうですよね。
松尾:7~8年後輩かな。
浜崎:そうそうそう。ガクテンソクは7年後輩で。
松尾:お前らが2回目のチャンスつかみに来るのは生意気じゃない!?
一同:(笑)
向井:早いよ!と
松尾:27年なんだから。
浜崎:たかだか16年で苦労したみたいにねえ。彼らが芸人とか結成し始めたときに我々はもう10年間のM-1が散った後ですから。
松尾:優勝したガク・・・?テン・・・?ソク・・・だっけ?
向井:さすがにそれは(笑)
松尾:あんまり覚えてないけど「解散しよう、と思いました」とか言ってたじゃない?俺たちなんか楽しく朗らかに27年売れてなかったんだから。
向井:解散の危機なし!?
松尾:ないよ?
滝沢:平和すぎる!
松尾:楽しいんだから。
浜崎:もうずっと楽しいから楽屋とかが。面白い人しかいないから、辞める理由がなかったから。
松尾:だって、ある日楽屋で「やばい、給料日までまだあるのに2000円しかないよ~」みたいなときあるじゃない?楽屋行ったらさ「俺なんて40円ですよ」みたいなやつがいっぱい。
向井:下がいるから。
松尾:「こいつよりはマシだな」って思えるんだよね。
浜崎:ごめんなさいね。下には下がいるっていうポジティブな考えもありますよ。
向井:いやですね~。良くないマインド(笑)
松尾:で、そいつらがみんなで「叩いてかぶってじゃんけんぽん」とかするんだから。
一同:(笑)
松尾:「楽しかったね~!」とか言って。
滝沢:学校だ!
ザ・パンチが「決勝でネタ切れした疑惑」に答える
向井:ガクテンソクさんが先週番組に来ていただいたときも、5本ぐらいネタを持っていて、ここだったらこれかな?とか選びながらやってたって、言ってましたけど。
浜崎:すごいね!面白いだけじゃなくてなんかそういうことも考えてたんですね。すごいガクテンソク、やっぱり。
向井:優勝するまで3本必要な大会じゃないですか。ガクテンソクの奥田さん曰くザ・パンチさんは2.5本しかなかったってお話を(笑)
浜崎:1個だけ言わせてください。一応3本を用意したんですけど2.5しか出てこなかったんですよ。
向井:なんであとの0.5が?
浜崎:疲れてたんだよ!
松尾:本当の話をしたら、1本目のネタはこれをやろう、ってのは決めていて。2本目のネタと3本目のネタは7割ぐらいだけ。あとはもう現場でどうするか。
滝沢:えー!すごい!
松尾:時計もあるし。
浜崎:それしかできないんですよ。
向井:完成させすぎない方が自分たちは余白があるぐらい、遊びがあるぐらいが。
浜崎:そうそう。1本目やんないとお客さんがどんな感じかわからないし。
松尾:1本目だけネタ合わせして、 2本目は普通にやれたんだけど、3本目で浜崎さんの体力がちゃんと0になったんです。
浜崎:情けない。
松尾:興奮とか緊張とかもあるから。
浜崎:2本目終わった東野さんとかいろいろやらせていただいて、肩で息していて。でも気を遣ってネタとネタの間の時間をいただいてたんです。
松尾:トーナメントが準決勝の第2試合が俺らで、決勝の1本目も俺らで。連続でザ・パンチだったの。でもその間は結構時間空けてくれたんだけど。
向井:優勝商品の紹介とかありましたもんね。
松尾:その間に浜崎さんの肩で息が直らない。
浜崎:同じぐらいずっと。回復していかない。
滝沢:えー!
浜崎:松尾さんに「ごめんね、噛まないようにだけするね」っていう。
向井:志が低すぎます!(笑)
松尾:運動会で走るお父さんみたいな感じ、こけないように走るみたいな感じで。
向井:体力的なことも。普段は1日3ステージとかも?
松尾:別にそれは全然やるし、3ステ、4ステとかも全然あるんだけど。一番最後に「ザ・パンチさん、スタンバイお願いします」って言ったときに浜崎さんが肩で息しながら「なんでおじさんだらけの大会で体力勝負なんだよ!」って言いながら出ていったからね。
一同:(笑)