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「相手の嫌なことしていく作業足りない」藤枝MYFC須藤大輔監督の大分トリニータ戦後コメント

アットエス


J2藤枝MYFCは9月13日、ホームで大分トリニータと対戦し、1−1で引き分けました。ロングスローの流れから先制された藤枝ですが、MF浅倉廉選手が自身今季9点目となる華麗なゴールを決め前半のうちに同点に。後半も果敢に相手ゴールに迫りましたが勝ち越し点はなりませんでした。

次節はいよいよジュビロ磐田との“蒼藤決戦”。同じ静岡県内の相手に必ず勝利をつかみ、残りの試合に向けて勢いを持ってきたいところです。須藤大輔監督が試合を振り返りました。

須藤監督「もっとわれわれはできる」

ー試合を振り返って。
われわれのサッカーを勇気を持ってやろう、積み上げたてきたものをもっと出せるはずだと話をして準備してきました。相手の特徴である強固な守備からのカウンターをいかにして発動させないか。前節の長崎戦でできなかった、しっかりボールを動かすということがある程度はできたのかなと思います。

ただ、何でもないところからセットプレーを与えてそこから失点してしまい難しいゲームにしてしまいました。そんな中でも前半に追いつけたところは、(4−1で勝った)愛媛戦と同様に良かった。

でも、失点しても追いついて、さあ後半というところで、もっとギアを上げられたのかなと感じます。パスのテンポやスピード、相手が来ないのであれば進入していくといった部分が足りなかった。

もっとわれわれはできる。CBとGKには非常に高い要求をしていますが、うちの選手たちならできますから、もっとテンポを上げたり長短のパスを入れたり角度を付けたりしても良かったのかなと。

最後の方になってくると、もっと大胆なプレーも必要だったのかなと思います。中盤がなくなってカウンターを受ける場面もありましたが、もっと相手を閉じ込めるではないですが、ボックス内にボールを入れていって相手が嫌がるプレーをしなければゴールネットは揺らせないのかなと思います。

このピッチ状況ですから枠に飛ばすことが必要でした。弱くてもいいからスリッピーな状況を利用したシュート、クロスを打つことをやらないと厳しいなと感じました。終盤は慌てていて判断が鈍っていたので、そこもベンチ含めて最後まで冷静に戦いながらゴールネットを揺らしていく作業をしていきたいと思います。次節もホームでできますから、今日足りなかったことを修正していきたいです。

―引いて守り、カウンターを狙う相手に対してのリスク管理は練習通りにできたか。
リスク管理やラインコントロール、逆サイドにあるときの絞りは前節の反省を踏まえトレーニングでやってきましたので、選手がしっかり対応してくれました。危ない場面はあまりなかったと感じます。ただ、やはり失い方が悪かったりシュートで終われなかったりというのは、あれだけボール保持率があるのであればもっとやりきって終わりたかった。そして先程も言ったようにピッチコンディションを考えて相手の嫌なことをしていくという作業は明らかに足りなかったです。そこは修正していきたいです。

―ここから勝ち続けていくために一番必要なことは。
リーグ戦も佳境で、残留争いや昇格争い、順位争いが熾烈(しれつ)になってきます。やはりずる賢く戦わなければいけないシーンもあるのかなと思います。

もちろんルールの中で戦わなければいけないのですが。相手は時間を使ってくる、われわれは急ぎたいという時にはリスタートをはやくするとか、もっとボールを動かして相手がついてこられないようにしていくとか、勝ちきるためにはそういったことがもっと必要になるのかなと。

そして質や立ち位置の部分を継続してレベルアップしていかなければいけない。あとは最後まで冷静にファイトすること。ただ単に熱くなるだけではなく、相手をしっかり見た上で攻撃も守備もすることが勝ち点につながると思います。

―矢村選手のシュートチャンスがなかなかなかった。
相手もそこは抑えてくると思います。でも一番の原因は試合勘だと感じています。他の選手と合わなかったりすることもあるかなと。彼は動き出しが速いのですが、その時にボールが出なかったりもするので、そこはお互いの部分もある。もっと仲間と共有していくことが必要になると思います。

彼がシュートを打てなくても引きつけることでいろんな選手が空いてくるので、そこは良いプレー。献身的にプレスバックなどをしてくれるところは変わらずできています。たから、シュートを打てる位置にボールを運んであげること、(矢村)健を逆にフリーにさせるために2シャドーがスペースをあける動きも連動してやる必要があるのかなと感じています。

―浅倉選手が今回もしっかり決めた。決めきる力は上がっているか。
上がっています。右足も左足もしっかり練習をしていますから、自分の形があるのかなと思います。後半も自分の形に持っていこうとして、相手に防がれましたが良いプレーはできています。ただ、今回はいつもより失う回数が多かった。僕は彼に王様になれと言っています。王様になるにはあのような時にも突破して仲間にシュートを打たせるボールを配給してほしい。それも彼の役割です。2人が来たときにも失わないようなプレーをできるので、やってもらいたいと思います。

―次節は磐田との蒼藤決戦。どのような準備をしていきたいか。
前回対戦は非常に悔しい思いをしています。選手も静岡内で負けたくないという思いがあります。それはサポーター、地域も含めて。その思いをプレーに表すことが大事です。

個人のスキルが高いので、個ではがす、つぶすこともやりたいです。あとは組織として、相手をしっかり見ながらビルドアップをしていくこと。逆算をして怖いプレーをして、ボックス内にボールを入れて前線が前を向いてシュートで終われる形をつくりたいです。われわれの真骨頂をぶつけていきたいです。

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