【50代以降に人生を変える】変なプライドを捨て「基礎を正しく身につける」方法
「いくつになっても、自分次第でワクワクする人生は再スタートできます」と話すのは「はっちゃん」さん。50代から会社員として働きながら大学に入学、その後最短で卒業し、早期退職をしてフリーランスへと大転身した経験を持つ女性です。その著書『50代から人生でやりたかったこと「全回収」 名著30冊から学んで実践した、今日からできるライフハック』(KADOKAWA)は、人生にやり残したことがあるすべての方に向けた1冊。人生のゴールデンタイムを迎えた今、心に置き去りにしてきた昔の夢や目標を、一つ残らずすべて実現させるための具体的なライフハックが詰まっています。人生100年時代、あなたの経験と時間を最大限に活かし、残りの人生を最高に楽しく、幸せなものに変えていきましょう。
※本記事ははっちゃん(著)による書籍『50代から人生でやりたかったこと「全回収」 名著30冊から学んで実践した、今日からできるライフハック』から一部抜粋・編集しました。
【ステップ3】基礎を身につける
武道や茶道などの世界では、「守破離」という段階があります。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階です(デジタル大辞泉より)。
何事も、最初は「守」を徹底して学ぶのが、上達への近道です。
とはいえ、意外と50代はここで苦労するかもしれません。
50代は「人に頭を下げて学ぶ」ということから遠ざかっています。教えてもらうことへの抵抗感や、失敗することへの必要以上の恐怖感に、最初からやらなかったり、途中でやめてしまうことがあります。ましてや年下から学ぶという概念がないかもしれません。
学ぶのに年齢は関係ないのと同じで、誰から学ぶかも大事。その誰かが自分より年下であっても先に極めている人であれば立派な「先人」です。変なプライドは捨てましょう。その道のプロから学ぶのが、力をつけるためのいちばんの得策です。
その先「破」であり「離」のステップへ進むにしても、「守」が土台です。基礎をなおざりにせず、正しく身につける方法を選択していきましょう。
ちなみに私は、どうしてもXを伸ばしたかったとき、先人(干支が一回り以上年下です!)に相談しました。具体的なアドバイスをもらって、そのまま一心不乱に取り組んだことで、実際に1年で1万フォロワーを達成できました。信頼できる相談相手のアドバイスを素直に聞くという姿勢も大事なポイントだと言えます。